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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『廃病院のレントゲン写真』


17:コピペ:2006/02/23(木) 15:35:19 ID:owfnPukR0
僕の頭の中

27 :名無しさん :2006/02/23(木) 12:47:37

 高い所に登って下を見下ろすと僕の頭の中は

グチャグチャになってつぶれた僕の姿でいっぱいになります。

 高い所に登って下を見下ろすといつも僕の頭の中は

コンクリートをめがけて落ちていく僕の姿でいっぱいになります。

 高いトコロに登って下を見下ろすと僕の頭の中は

コンクリートに叩き付けられて血をまき散らしている僕の姿でいっぱいになります。

 いつだって。

 だけど僕はこの想像につつまれる事がそんなに嫌いではありません。

 僕はこの想像で頭の中をいっぱいにしている時そんなに嫌な気持ちではありません。

 グチャグチャになって血をまき散らしている動かなくなった僕が頭の中を

支配している時僕はなぜだかドキドキしているんです。

 どうしてでしょう。 

 僕はおかしいのかな。

 僕はしょっちゅうそんな事で頭の中がいっぱいになります。

 例えば大人と話しをしている時頭の中には血まみれになるまで

その大人を殴り続けている僕の姿が浮かんでいます。

 例えばまっさらのモノを手にした時頭の中にはただただそれを

破壊している僕がいます。

 なぜでしょう。

 もしかしたらそうする事を望んでいるのでしょうか。

 本当の僕はそうしたいと想っているのでしょうか。

 自分でもよく分からないのですが、僕の創ったコントに出てくる人達が

よく死んでいくのはそんな事からなのかなと、今日ふっと想いました。



千原ジュニア

1997年頃のファンクラブ会報より




45:本当にあった怖い名無し:2006/02/24(金) 01:15:04 ID:tJQrs43FO

>>17
果てしなくデジャヴだと思ったら天才ジュニアの文章じゃねぇかw
芸人の思考じゃないよな…これ…。




26:1/5:2006/02/23(木) 17:22:47 ID:JTnGOyK/0
赤いスカートの女の子
小学4年の頃の話。



その頃、ありがちだけどクラスで「こっくりさん」とか「エンジェルさん」とか、

そういうオカルトっぽいものが流行っていた。ちょうど『学校であった怖い話』系の

本がたくさん出版されてた頃だったと思う。いつもは学校が終わるとほんの少し校庭で

遊んで帰るんだけど、その日はたまたま教室に残っていた。教室には俺と親友A、B、

女の子はCさんとDさんがいた。俺が通ってた小学校は“出る”ことで有名で、

二階廊下、音楽室、保健室、一階トイレ、外のトイレ、講堂、倉庫と話が豊富だった。

俺達が今日あったテストをネタに話していると、Dさんが「ええー!」と

大きな声をあげた。俺達が注目すると、Dさんが「Cが図書室で借りてきた本に、

霊を呼び出す方法ってのがあるんだけど、やってみようって言うんだよー」と

笑いながら言った。「こっくりさん」とかはやったことがあったけど、それは初耳だし

面白そうだったから俺達も「やる!」と答えた。ただ、面白そうだと思った。





27:2/5:2006/02/23(木) 17:23:20 ID:JTnGOyK/0

その方法というのは、決まった時間(丁度もうすぐだった)に鏡に水をかけ、

その場にいる皆で手を繋いで念じる、とかそんなものだった。

各教室の後ろ側にはA4サイズくらいの鏡が備え付けられていたし、丁度よかった。

鏡を囲んで、A、B、俺、Cさん、Dさんというふうに並んだ。怖いなんて気持ちは

全然なかった(俺はCさんと手を繋いでることに有頂天気味だったしw)。

「何か起こったら面白い」そんなふうに考えてた。たぶん、皆そうだった。

「じゃ、いくぞ」Aが花瓶に汲んできた水を鏡にかけた。皆が軽く俯いて目を閉じる

のが感じられた。俺は目を閉じる前になんとなく鏡を見た。

鏡を水の膜が滑っていくとき、鏡に白い靄がかかっていたように見えた。

俺達の姿が、鏡に映ってなかったようにも・・・。目を閉じるまでなんて一瞬のことだし、

俺の気のせいだったかもしれない。Bが「別に何ともないな」と言ったので、全員が

目を開けて鏡に注目した。鏡からはもう完全に水がはけていたし、それよりも床に

水が滴り落ちていることのほうが大事だった。一応雑巾を配備しておいたものの、

予想以上に濡れてしまったので、慌てて乾いている雑巾で拭いて、全員帰った。




28:3/5:2006/02/23(木) 17:23:52 ID:JTnGOyK/0

異変はあった。俺は学校にいるとき、視界の端に赤いものを見るようになった。

授業中、ノートに視線を落としていたとき机の横に赤いスカートが見え、

驚いて横を見たが何もいなかったり、廊下の一番奥から女の子が顔だけ出して

いたり、下駄箱から靴を取るときに赤い靴を履いた白い足が見えたり・・・

もう気のせいだとは思えなかった。あの放課後にやったのは『霊を呼び出す方法』。

本当に呼び出したのなら、帰してないではないか。俺はゾッとした。

ある朝、教室に行くために階段を登っていると、廊下に置いてある古いオルガンの

上に、赤いスカートの女の子が立っていた。その横顔は、講堂裏の梅林をじっと見ていた。

・・・幻だったかもしれない。でも、一瞬、そう見えたのだった。

その日の午後、梅林が焼けた。半焼くらいで済んだのだが。

原因は、教頭が焚き火をしたから。もうすぐ冬だったから空気も乾燥していたし、

梅林は枯れた草で一面覆われていたから、そこで火をつければ一気に燃えること

なんて子供でもわかることだった。しかも教頭はとても真面目で頭が固い人だったし

そんなミスをするとは思えなかった。顔に軽い火傷をおった教頭は意気消沈していて

すっかり人が変わっていた。そして、教頭はさっさと何処かへ飛ばされてしまった。




29:4/5:2006/02/23(木) 17:25:11 ID:JTnGOyK/0

俺が見た赤いスカートの女の子なんて「何か起こったら面白い」なんて考えていたから

無意識のうちに作り上げた虚像だったのかもしれないし、恐怖から起こった気のせいだった

のかもしれないし、火事だって偶然だったかもしれない。

だけど、火事があって少し経ってから、Cさんが「○○(俺)君、あのね・・・」と

言いづらそうに話しかけてきた。「変だと思わないで聞いてね。私ね、あの放課後から

尻尾がたくさんある白い狐が見えることがあって・・・」それを聞いて、実は俺も、と

赤いスカートの女の子のことを話した。二人で話しているうちに気づいたのは、

鏡の前で目を閉じて念じていたとき、俺は「トイレの花子さん」と思い浮かべていて、

Cさんはふと「こっくりさん」をイメージしていたという。他の奴らにも話をしたら、

全員、何かしら白い靄のようなものを見ていた。あのとき、俺達はやはり何かを呼び出して

しまっていて、その何かはイメージを持っていた俺とCさんにはその通りに見えて、

特に何も思い浮かべていなかった他の奴らには白い靄のように見えていたんじゃないか、と

推察した。Cさんが借りた本には『呼び出す方法』しか書いてなかった(無責任)。

俺達は前にやったように鏡を囲んで、「遊び半分でやってごめんなさい」と念じた。




30:5/5:2006/02/23(木) 17:26:17 ID:JTnGOyK/0

あれ以来、俺は赤いスカートの女の子を見なくなった。

ただ相変わらず学校の怪談は絶えず、ある日突然各教室の鏡が取り外されたり、

外のトイレの鏡もはずされたり、少年野球の学校での合宿がなくなったり、

いろいろあった。理由が告げられないので、皆好き勝手な噂をしたが、

案外あたっていたのかもしれない。鏡が外される前の授業中に、先生がひきつった顔で

鏡を見ていたのをたまたま見てしまい、それが忘れられないw

Cさんが借りた本に書いてあった方法で、本当に呼び出せたとは思っていない。

本当に呼び出せていたのだとすれば、それは皆が「何か起これば~」なんて面白半分に

やっていたのを、何かが怒ったからだろう・・・なんて思ってみたりする。



長文申し訳ない。しかも怖くなかったなw




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