78：名無し：2025/06/11(水) 01:41:55.381ID:shN.v32jV

行為が始まると、承太郎は、DIOとの戦いで培われた、圧倒的なパワーとスピードで彼女を支配しようとした。しかし、昭恵は、ただ受け入れるだけではなかった。
「もっと…あなたのことを、教えて…」
彼女は、喘ぎながらも、承太郎の魂の奥深くに触れようとするかのように、その身体を絡めとっていく。彼女の内部は、まるで宇宙のように広く、温かく、承太郎の荒々しい衝動を全て受け止め、優しく包み込んでいく。

79：名無し：2025/06/11(水) 01:42:19.679ID:shN.v32jV

承太郎は、気づけば彼女のリードに身を任せていた。それは、支配ではなく、対話だった。言葉はいらない。身体と身体が、魂と魂が、互いの孤独と、背負うものの重さを理解し、慰め合い、そして溶け合っていく。承太郎は、彼女の中で、生まれて初めて本当の安らぎを感じていた。母の愛とも違う、無条件の肯定。どんなに傷ついても、あなたは一人じゃないと語りかけてくるような、絶対的な包容力。

80：名無し：2025/06/11(水) 01:42:34.844ID:shN.v32jV

「…アキエ…」
彼の口から、無意識に彼女の名前が漏れた。それは、彼の心の奥底に眠っていた、甘えや弱さの発露だったのかもしれない。

クライマックス。承太郎は、宿敵DIOの名ではなく、目の前の女性の名前を叫びながら、その全てを彼女の宇宙に注ぎ込んだ。それは、単なる射精ではなく、彼の孤独な魂の、救済を求める叫びだった。

カチャリ、と静かにドアの鍵が開いた。

81：名無し：2025/06/11(水) 01:42:48.992ID:TDgTOeyEC

(^^)

83：名無し：2025/06/11(水) 01:43:08.784ID:yD4i1smqL

>>81
お前が始めた物語だろ

82：名無し：2025/06/11(水) 01:42:55.333ID:shN.v32jV

事が終わった後も、二人はしばらく抱き合ったままだった。
「…ありがとう、承太郎。あなたの覚悟、しかと受け取ったわ」
「…やれやれだぜ」
承太郎は、照れ隠しのように呟いたが、その声はいつになく優しかった。

ドアが開き、二人はそれぞれの世界に戻った。

85：名無し：2025/06/11(水) 01:43:17.182ID:shN.v32jV

承太郎は、再びエジプトの砂漠に立っていた。しかし、彼の心は以前とは違っていた。昭恵から注がれた生命力と、無償の愛。それが、彼のスタンドパワーを、新たな次元へと覚醒させていた。
DIOとの最終決戦。絶体絶命のピンチに陥った承太郎の脳裏に、あの部屋での昭恵の言葉が蘇る。
『あなたは一人じゃない』
その瞬間、スタープラチナの拳が、時を止める能力を超えた、新たな輝きを放った。
「スタープラチナ・ラブデラックス！」
その拳は、DIOの邪悪な野心を打ち砕くだけでなく、彼の歪んだ魂すらも救済する、究極の愛の一撃だった。