1: 影のたけし軍団 ★ 2023/11/15(水) 11:18:31.14 ID:??? TID:gundan
無能な歴代大統領よりも背が高く、力も強い、「男のなかの男」トランプ。一般人を食い物にしようともくろむ悪の権化の金持ちや権力者を撃退すべく、
たったひとりで戦うトランプ。そのトランプならきっと、ディープステートに勇猛果敢に立ちむかい、我々を救ってくれるはず―─。
トランプ版ディープステートの信奉者は、そう信じている。
しかしトランプは莫大な財産を相続しており、金持ちのエリートに対抗するというより、むしろ金持ちのエリートのひとりとして、冷静に事態を観察していたふしがある。それを思うと、この陰謀論は奇っ怪としか言いようがない。
トランプが大統領に選出されるより前に、トランプの側近スティーブン・バノン(元投資銀行家、1953~)はいち早く、「トランプの選挙は、『孤高の戦士トランプ』と『エリート層が支配するディープステート』との壮大な戦いのゴングを鳴らすだろう」と偽名で記事を書いている。
トランプ陣営の基本戦略は、政府嫌ぎらいで政府を信用していない人々を、トランプ支持に取りこむこと─―トランプがめざすのは、他ならぬその政府のトップの座なのに、だ。
■「民主党員の多くはトカゲ人間」
2008年のアメリカ大統領選のころ、「民主党員の多くは、実は宇宙から来たトカゲだと判明した」というデマが流れた。民主党のトカゲたちの目標は、世界征服。ユダヤ人やイルミナティやディープステートといった陰謀論の目標と同じ世界征服だ。
「トカゲ人間」は投票用紙にまで登場した。投票したい候補者がひとりもおらず、不満を抱いたミネソタ州のひとりの有権者が、投票用紙にそう書いたのだ。本人は後にジョークのつもりだったと述べているが、2010年の中間選挙で、トカゲ人間だらけの民主党ではなく、共和党が票を伸ばしたことに安堵(あんど)した有権者たちもいる。アメリカを乗っ取ろうとするトカゲたちの陰謀が、少なくとも当面は失敗したことを意味するからだ。
■アメリカ人の4%が信じている
世論調査会社のパブリック・ポリシー・ポーリングは、2013年4月、「アメリカ人の4パーセントは、トカゲ人間の存在を信じている」という結果を発表した。もしそうならば、1200万人ものアメリカ人が、少なくともトカゲ人間が存在する可能性を考えていることになる。
トカゲ人間はいると信じているが、トカゲ人間からの報復を恐れ、公に認めようとしない人は、もっと大勢いるのかもしれない。
https://news.nifty.com/article/magazine/12179-2654688/