1: 名無しさん 2025/05/07(水) 22:57:04.47 ID:H864xyVQ9
https://news.yahoo.co.jp/articles/8382ca1ee026576f2d599e3fa10d8f19d4dd4eef サザエとマスオ、波平とフネの馴れ初めは? サザエが波平の「連れ子」説は本当か
国民的作品『サザエさん』に登場する人物は、どのような経緯で結婚したのでしょうか。
サザエとマスオは、デパートの大食堂での「公開お見合い」で出会いました。お見合いをしているのがバレてしまい、好奇心いっぱいの大勢の人たちに囲まれたサザエは、恥ずかしさのあまり「早く決めちゃいまーす」と宣言します。
では、波平と「フネ」の結婚の経緯はどうだったのでしょうか。ふたりのなれそめはよく分かっておらず、原作でもアニメでも詳細に描かれたエピソードは見付かっていません。
ただ、『アニメサザエさん公式大図鑑 サザエでございま~す!』(扶桑社)では、フネの紹介ページに、「静岡でうまれたフネは、波平とお見合いで知り合い、結婚しました」とイラスト入りで紹介されています。
ところで、「フネは波平の後妻であり、サザエは先妻の子」という噂があり、これはベストセラーになった『磯野家の謎』(飛鳥新社)が元になっています。
同書によると、サザエは連載開始時の1946年に23歳でした。一方、原作にはフネが波平に従軍看護婦をしていたと嘘をつくエピソードがあります。フネが従軍看護婦をしていたのは、満州事変が起こった1931年以降のことでしょう。
フネの嘘を見破ることができなかった波平は、1931年以降にフネと知り合ったことになり、1923年前後に生まれたと考えられるサザエは先妻との子だったのではないか、というのが同書の推理です。
しかし、これだけでフネが波平の後妻だというのは、論拠が弱すぎると言わざるを得ません。フネが嘘をつく回が描かれたのは、連載終盤の1970年代に入ってからのことでした。長谷川先生がふたりの過去を意識して、この話を描いたとは思えません。
そもそもサザエや波平の生年は推測されているだけで、たしかな設定はないのです。たとえば『サザエさん』に関する著作を多く残した清水勲氏は、『サザエさんの正体』(平凡社)で「サザエはフネの連れ子」という珍説を披露しています。
これは1965年の原作で「54歳」と言っていた波平を、1911年生まれとしたことから生まれた説です。しかし、波平は連載開始から50代ですし、その後も年齢は変わりません。不確かな生年に基づく推測には、意味がないのです。