1: 名無しさん@涙目です。(東京都) [TH] 2025/04/27(日) 19:45:38.34 ID:esTvmbyJ0●
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アニメ映画「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』」の興行収入が3日間で34億円を突破するなど好調です。
1997年からほぼ毎年のように公開しており、シリーズ第1弾「時計じかけの摩天楼」の興収は約11億円でしたが、
昨年公開の「100万ドルの五稜星」は約158億円となり、27年かけて14倍以上に成長しました。なぜここまでの人気になったかを考察します。
◇四つのポイント+基本を忠実に
「名探偵コナン」は、青山剛昌さんのマンガが原作。謎の「黒ずくめの男」たちに襲われて薬を飲まされ、
小学生の体になってしまった高校生探偵の工藤新一が、正体を隠して「江戸川コナン」と名乗り、さまざまな事件を解決していくストーリーです。
アニメ映画の人気ですが、まずコンテンツについて、人々が引き付けられるであろう四つのポイントを挙げてみます。
一つ目は、子供と大人の二つの視点が用意されていること。主人公のコナンは、見た目は小学生ですが、中身は切れ者の高校生(実質的に大人)。
さらに仲間も「子供」と「大人」のグループにざっくり分かれます。そして、どちらにも見せ場が用意されていることもあり、
子供の視点でも、大人の視点のどちらも楽しめるわけです。さらに魅力的なキャラも多く、それぞれの「推し」ができるのはご存じの通り。
どのキャラが主役を張るかで変化のある物語が楽しめます。
二つ目は見どころが多彩で、観客の好みに応じた見方ができること。事件の謎解きは基本として、サスペンス、スリラー、アクション、ラブコメ、コメディーなど盛れるだけ盛り込んでいます。
映画の特性に合わせたスピード感のある、それでいて緩急のあるジェットコースター的な展開、ギャップをうまく使っています。
三つ目は、初心者……「一見さん」を前提にした超親切設計。これだけ知名度の高い作品にもかかかわらず、初見を意識した作品説明を徹底しています。
また作品で大筋の“役回り”が分かるため、マンガやアニメを“つまみ食い”しているようなライト層、さらに言えば、一度“卒業”した人たちも戻りやすい。
そういう“導線”を張り巡らしています。
四つ目は、原作マンガとの強力な連動。原作マンガでなく、アニメ映画で初めて明かされる展開も用意したこともあります。
ラスボス的存在の「黒ずくめの男」をはじめ、原作ファンが嫌でも映画を意識せざるを得ないのです。
少なくとも、そうしたイメージ作りに成功しています。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/8d288acccf139e0aa7f2bb60742bfe9514cf6186