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【ウマ娘怪文書】俺はトレセン学園のトレーナー。担当バであるヤマニンゼファーを探して学園内を歩いていたところ、アグネスタキオンと担当であるヤマニンゼファーの怪しげな取引現場を目撃してしまった


8: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:06:00 0

「――風、だったよ。本当に。コースに吹く、一陣の風のようだったよ」
「…………ふふ、そう……ですか……♪ それは……誠に……祥風、ですね……♪」
彼女が柔らかく笑った。見えはしないが、確かに分かる。ヤマニンゼファーは風のように柔らかく笑ったのだった。

――――――

「……なあ、ゼファーちょっと……聞いてもいいか?」
「はい、なんでしょう……?」
帰り道を二人並んで歩きながら、隣の透明なゼファーに問いかける。
それは、とある疑問である。
「……なあ、ゼファー。……なんで、靴だけは透明じゃないんだ?」
ぴたり。ヤマニンゼファーの運動靴が歩みを止める。透明になった彼女の、唯一その居場所を教えてくれるその運動靴。ひとりでに歩く彼女の靴が、何故透明にならずそのままなのか。ずっと疑問に思っていた。

「……そう、ですね……やはり、靴を履いていなければ真の風に至るまで走ることはできませんので……蹄鉄があってこそ、私たちウマ娘は全力の走りが出せるというもの……やはり、靴は履いているべきだと、そう思いましたので……」
彼女は答える。




9: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:07:09 0

……その答えは、俺の問いかけとは噛み合っていなかった。何故、靴が透明では無いのかと問いかけたにも関わらず、彼女の答えはこうだった。
噛み合わない問いと答え。しかし、俺はそれをどこか予見していたようで……。

「……じゃあ、最後にもう一つだけ、質問していいか……?」
嫌な予感に、想像に、思考が傾きながらも、絞り出すように、問いかける……。

「…………なあ、ゼファー。……お前いま、服、ちゃんと着てるよな……?」
「……………………」

「……ふふっ、今日は良い風が吹きました。また明日も、ともに良き風を感じましょう……♪」
……彼女は俺の問いかけに答えることはせず、ただそう言って駆け、何処かへと消えてしまった……。

「………………はぁ……」
そうして残された俺は、彼女の困った癖に、あり得るであろうその可能性に、重く頭を抱えるのであった……。




10: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:08:02 0

おわり
風は全身で感じたいよね





11: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:09:11 0

もう終わりだ(^^)のトレーナー




12: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:09:23 0

まぁ倫理観とか無い世界なら全裸で走ってる子ではある






13: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:09:57 0

愛バが露出癖に目覚めちまうー!
おのれ…許さんぞタキオン…!




14: 名無しさん(仮) 2025/04/05(土)00:10:30 0

ウインドブレーカー着せたら死にそうな所あるよな




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