婚活パーティーに参加したら「あっこの人だ!」と思える人に出会えた→相手も同じだったみたいで交際が始まるも1年半後に婚約破棄する事に…
15: 名無しさん 2019/05/18(土) 13:50:47.35
思い描いていた結婚生活が音を立てて崩れたようだった。
呆然としていた私に彼は、
「親の借金は相続放棄をするから自分たちには降りかからない」
「結婚したら家にお金は入れなくてよくなる」
「私子を愛しているし、幸せにするから信じてついてきて欲しい」
と言った。
彼のご両親が急に生活水準を下げる事は出来ないだろうし、
貯金も無いようなので、
将来金の無心をされるのではないか?と考えた。
毎年のハワイ旅行は彼のボーナスから出ているそうだ。
この時点で婚約破棄すればよかったのだが、
当時の私は彼との結婚の夢を捨てきれなかったのと、
彼の事を愛する気持ちから
今日聞いた事は自分の親にも言わずに
胸にしまっておこうと思ってしまった。
16: 名無しさん 2019/05/18(土) 14:00:10.92
程なくして私の実家に結婚の挨拶に行く事になった。
実家は遠方で彼が両親に会うのはこれが初めてだ。
「ありのままの自分を見てほしい」と
ネルシャツ+ジーパンで行こうする彼を
必死の思いで何とか説得してスーツを着てもらった。
私の両親は田舎の年寄りで
結婚の挨拶に普段着というのは心象が良くないと思ったからだ。
せめてジャケットを着て欲しいと伝えると持っていないとの事だったので、
スーツにしてもらった。
17: 名無しさん 2019/05/18(土) 14:01:44.76
彼は私の両親に会うとすぐに、
「私子さんと結婚します!」
「結納はしません!」
と高らかに宣言した。
両親はぽかんとしていた。
後で彼に聞くと、
「結婚すると決めているから結婚させて下さいと
許しを貰うような事は言うつもりが無かった」という事だった。
それでも初対面の、
ましてや彼女の親に対しての発言としてそれは適当だったのか?
私の家は結納を受けるつもりは無かったが、
それは新郎側が宣言するものなのか?
育った環境が違うから常識も違うので仕方がないのか?
腑に落ちない感じを残し結婚の挨拶が終わった。
18: 名無しさん 2019/05/18(土) 14:03:23.04
次は両家の顔合わせだ。
日程を調整し、
私の両親が電車で3時間かけて千葉まで出向く事になった。
カジュアルな個室料亭を予約し、
服装は軽装でと決めてお互いに両親へ伝えていた。
顔合わせの1週間前に彼のご両親と彼と食事に行った時、
彼のお父さんから顔合わせの時の服装について話しがあった。
「私子ちゃんのご両親は常識(?)があるみたいだから、
僕はスーツを着ないと怒られちゃうかなぁ?」
「僕は非常識だから分からなくってぇ」
「革靴を履いてないと怒られるちゃわない?」
いやいや、服装は軽装でと決まっていたのに何を今更。
「軽装でという話しになっていましたよね?」
と私が言った後もネチネチと常識がぁ~と言っていた。
どうも私の実家に挨拶に行く際、
彼にスーツを着せたのが気に入らないらしい。
その後も手土産は要らないだのなんだの言っていた。
19: 名無しさん 2019/05/18(土) 14:04:12.90
「結婚したら私子ちゃんはウチの娘になるんだから
非常識だと思われたら良くないよね~」と言われて、
いやいや実際に色々非常識でしよ!
借金まみれで遊び呆けて!
結納しない宣言しといてウチの娘とか言うな!と
心の中で思ったつもりが全て声に出ていた。
「アナタの娘になるくらいなら結婚しません」とその場で婚約破棄。
20: 名無しさん 2019/05/18(土) 14:05:03.33
彼は、私子がお父さんと
仲良くできないなら仕方ないよね~という感じて傍観するだけ。
お父さんは慌てて取り繕っていたけど無視した。
以前彼が結婚を考えて交際していた女性が、
「お父さんが気持ち悪い」と言って去って行ったという話を聞いていたが、
その元カノの気持ちがよく分かった。
21: 名無しさん 2019/05/18(土) 14:06:18.08
一晩寝て気持ちを整理してから母に顔合わせに来なくていい事、
婚約破棄をした事を電話で伝えた。
ついでに彼親の借金や彼のお父さんの態度の事もぶちまけた。
母は彼が結婚の挨拶に来た時の態度が
高圧的であまりいい印象を持っていなかった、
顔合わせは新郎側が新婦側に出向くべきだと思った、
でも私子は大人なんだから
自分で決めればいいと思っていたと話してくれた。
そして、
「彼も彼のお父さんと同じで
自分の意見を押し付けてるところがあるんじゃない?」
「旅行の行き先も結婚式の場所も新婚旅行も」と。
恋は盲目だ。
いつも「次の旅行は◯◯に決めたから」と言われていた。
一度も「どこに行きたい?」と聞かれた事は無かった。
彼もお父さんのDNAをしっかり受け継いで
私を支配しようとしていたのだなぁと、
やっと客観的に見れるようになった。
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