女上司「終電が……行ってしまったでござるな」→こうなる
27:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 18:47:24.680 ID:Gegev52R0
むしろハニートラップを積極的に仕掛けて相手を陥れるのがくノ一の主要任務
29:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 18:48:27.144 ID:jt69o3LW0
……
女上司「先日のご要望なのですが、やはり弊社では難しく……」
取引先「あの……」
女上司「はい?」
取引先「先日はありがとうございました。あなたがあれほど強いとは」
女上司「いやぁ、それほどでも」
取引先「今まで無理ばかりいって申し訳なかった。これからはお互い手を取り合っていきましょう」
女上司「よろしくでござる」
男(助けてよかったのかもしれないな)
30:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 18:51:29.906 ID:jt69o3LW0
……
女上司「プロジェクトの進捗はどうだ?」
男「バッチリです!」
男「ただ、ウチの会社は未だに紙で管理してる部分も多いですからね。盗難に気をつけないと」
女上司「うむ、プロジェクトの概要を盗まれて、他の企業に先を越されたら一大事」
女上司「生き馬の目を抜くビジネス社会では、“企画を盗まれた”と叫んでも通用せぬ」
男「何事もなければいいんですけど……」
31:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 18:53:58.035 ID:jt69o3LW0
スパイA「フフフ……小さな会社だからセキュリティが甘いな」サッ
スパイB「今社内に残ってるのは?」
スパイA「男一人と女一人だ」
スパイB「よし、今ならこの会社で進めているプロジェクトの書類を盗むことができるな」
スパイA「ああ、今盗み取ってしまえば十分後追いも可能だ」
スパイA「では二手に分かれよう」バッ
スパイB「おう」バッ
33:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 18:58:05.370 ID:jt69o3LW0
スパイA「……」コソコソ
スパイA「ここか……?」
スパイA「この金庫はくさいぞ……」
グサッ
スパイA「いでえっ! ま、まきびし……!?」
女上司「かかったな、産業スパイ!」
スパイA「な……バレてたのか!」
女上司「ちなみにその金庫は空っぽだ……間抜けめ」
34:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 19:01:23.059 ID:jt69o3LW0
スパイA「くそっ!」サッ
女上司「ナイフまで持ってるとは、物騒なスパイでござるな」
スパイA「喰らえッ!」シュッ
女上司「だが――」
バキッ!
スパイA「ぐええっ……!」ドサッ
女上司「拙者の里では、おぬしなど下忍にもなれぬ」
うわぁぁぁ……!
女上司「この声は! しまった、もう一人いたか!」
35:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/12/05(土) 19:04:02.092 ID:jt69o3LW0
男(まさか、マジで強盗が来るなんて……)
スパイB「さあ、プロジェクトの機密書類をよこせ!」
男「嫌だ!」
スパイB「だったら手荒になるぞ!」
バキッ! ガッ!
男「う、うぐっ……」
スパイB「手応えのない……気絶させてから奪ってやる!」
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