36: 名無し 2025/02/10(月) 18:32:43.73 ID:uZVGeoB3r

借金

　

37: 名無し 2025/02/10(月) 18:33:23.57 ID:tC3JxGB30

チノが借金了解

　

38: 名無し 2025/02/10(月) 18:34:56.01 ID:tC3JxGB30

ココアに体で返済させてもええ？

　

39: 名無し 2025/02/10(月) 18:35:24.48 ID:tC3JxGB30

体で返済は受け付けられなかったわ

　

40: 名無し 2025/02/10(月) 18:37:22.78 ID:tC3JxGB30

第四話：絶望の淵、見えぬ光

ココアがラビットハウスを去った後、チノは途方に暮れていた。拙者の逮捕、そしてココアの失踪。ラビットハウスには嫌がらせが止まず、客足は途絶え、経営は完全に破綻寸前だった。

「どうすれば…どうすればいいの…」

チノは、震える手で貯金通帳を開いた。しかし、残高は雀の涙ほどしかない。このままでは、ラビットハウスは潰れてしまう。

そんな時、チノの元に見慣れない封筒が届いた。中には、高利貸しの借用書が入っていた。

「…誰が…こんなことを…」

チノは、身に覚えのない借金に愕然とした。しかし、状況は容赦なく悪化していく。連日、高利貸しからの取り立ての電話が鳴り響き、チノは精神的に追い詰められていった。

　

41: 名無し 2025/02/10(月) 18:38:15.55 ID:tC3JxGB30

「お金を返してください！」「さもないと、ラビットハウスを差し押さえます！」

電話の向こうから、怒号が飛んでくる。

チノは、恐怖に震えながら、どうすれば良いか分からず立ち尽くしていた。

一方、ココアはネットカフェを転々としながら、身を隠していた。しかし、ネット上では、ココアに対する誹謗中傷が止むことはなかった。

ある日、ココアは公園で途方に暮れていると、一人の老女に声をかけられた。

「お嬢ちゃん、どうしたんだい？そんなに暗い顔をして」

ココアは、老女にこれまでの経緯を話した。すると、老女は優しく微笑み、こう言った。

「お嬢ちゃんは、まだ若いんだから、諦めちゃいけないよ。きっと、道は開ける」

老女の言葉に、ココアは少しだけ希望を見出した。

しかし、その希望はすぐに打ち砕かれることになる。

　

42: 名無し 2025/02/10(月) 18:39:40.54 ID:tC3JxGB30

その日の夜、ココアはネットカフェで偶然、ラビットハウスの近況を知った。チノが多額の借金を背負い、ラビットハウスが差し押さえの危機に瀕しているというのだ。

「チノちゃん…！」

ココアは、自分のせいでチノが苦しんでいることを知り、胸が締め付けられる思いだった。

「私が…私が何かできることはないか…」

ココアは、必死に考えた。しかし、今のココアには、何もできることがなかった。

そんなココアに、更なる絶望が襲いかかる。

ネット上には、ココアの個人情報を暴露する新たなスレッドが立ち上げられたのだ。そこには、ココアの住所、電話番号、そして、過去の写真が晒されていた。

「もう、終わりだ…」

ココアは、全てを諦めかけた。

その時、ココアのスマホに一通のメッセージが届いた。

送信者：名無し

件名：助けたい

メッセージを開くと、そこには「あなたを助けたい。会って話がしたい」と書かれていた。

ココアは、警戒しながらも、メッセージの送信者に返信した。

そして、指定された場所へ向かうことにした。

ココアは、希望と不安を胸に、待ち合わせ場所へと向かった。