【学マス】広「広」 (17)(完)
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 19:57:55.76:E81q/xVr0 (8/15)
広「篠澤広らしくない?」
p「そうですね」
広「あなたの篠澤広らしくない?」
p「は?」
広「…うん、と…あなたの好きな、篠澤広らしくない?」
p「…」
p「いつも非合理ながらも、あくまで現実的なラインは見極めていたでしょう?明らかにそれを逸脱したレッスンを繰り返している」
広「…」
p「少しの無理でもあなたの体は許容しかねるのですから、わきまえてください」
広「ふふ…ままならない、ね」
p「ええ、ままならないですね。それが、楽しいのでしょう?」
広「…」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 19:59:26.55:E81q/xVr0 (9/15)
広「でも、もっと、頑張りたい、な」
p「どうして?」
広「…」
p「…ご友人たちの影響ですか?さしずめ、花海さんの負けず嫌いが移ったとか?」
広「それもある。佑芽には、負けたくない。千奈にもね。負けたら、悔しい」
p「はい」
広「二人と、いろんなお話をするよ。お悩み相談とかも、する」
p「本当に仲がいいですね」
広「プロデューサーの話もする」
p「……………はあ。いまにも見限ってきそうな冷たい目、ですか?」
広「ふふ。そういうところが、好き」
広「…」
広「でもね、聞いたよ。NIAの決勝の後、寝ているわたしを、優しげな表情で見守ってたって」
p「……………何の話だか」
広「胸がきゅんとしちゃった」
p「事をおおげさに捉えないでください」
広「ふふ…」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 20:00:45.54:E81q/xVr0 (10/15)
広「…」
広「…佑芽に言われる前から、プロデューサーのこと、ときどき観察してたけど」
p「はい?やめてくれませんか?」
広「わたしが、ファンレターを読んでるのを、眺めて、嬉しそうにしてたね。わたしがファンの歓声に耳を傾けているときも、そうだった」
p「…」
広「…変わり者だよね、ほんとに」
p「…」
広「わたしに、夢を託してくれたし」
p「…」
広「…ねえ。夢を叶えたら…もっと、わたしのこと好きになる?」
p「…」
広「…あれ。身の程を知れって、言い返さないの?」
p「言うまでもない」
広「ふふふっ。それでこそ、プロデューサー」
広「頑張りがいがある、な」
p「…」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 20:02:14.73:E81q/xVr0 (11/15)
p「…」
広「ん?」
p「今さら、あなた以外は目に入りませんよ」
広「…」
p「…拍子抜けで、がっかりしました?」
広「……………」
p「あなたが、行きたい方へ行けばいい」
広「…あえ、うっ、うん」
p「側で、倒れないように見てますよ」
広「…」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 20:03:27.15:E81q/xVr0 (12/15)
p「…」
広「…」
p「…さあ、おしゃべりはやめて、もう一休みしたらいかがですか?」
広「…」
p「横になって…いい時間に、起こしますよ」
広「…」
p「…寝かしつけてほしいなどと言いませんよね?」
広「…」
p「…」
広「…広」
p「…呼びませんが」
広「…呼んでほしい」
p「…」
p「…そうですね。大人しく寝てくれたら、呼びますよ」
広「…それなら、夢の中で返事を、するね」
広「あなたの名前を呼ぶよ、プロデューサー」
p「…ご自由に」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 20:05:02.23:E81q/xVr0 (13/15)
p「…」
p「…」
p「…」
p「どうせあなたのことだから、しばらく寝たフリをするのでしょう?」
p「すぐには呼びませんよ」
p「…」
p「思い通りになる夢などあなたには似合いません」
p「悪夢を見てほしくはありませんが…」
p「…」
p「…」
p「…あなたは笑っている顔が一番可愛いですからね」
p「起きたら夢の話を聞かせてください」
p「おやすみ」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2025/02/22(土) 20:08:16.30:E81q/xVr0 (14/15)
終わり
学マスくんの何が好きってプロデューサーくんのキャラがちょうどいい感じに立ってるので二次創作で盛れるところ