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【ウマ娘怪文書】「うわっ!?」部屋の戸を開けた途端、チョコレート製のサトノダイヤモンドが待ち構えていたとあれば、 情けない声も出るだろう


1: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:55:27

「うわっ!?」
部屋の戸を開けた途端、チョコレート製のサトノダイヤモンドが待ち構えていたとあれば、 情けない声も出るだろう。
トレーナー室の真ん中、このためにわざわざ敷いたのであろう高級そうな絨毯の上で微かに甘い香りを漂わせるそれを近くでよく見れば、彼女の整った顔立ちから髪の編み込み、睫毛の毛先、勝負服の装飾やフリルの一つ一つまで驚くほど精巧に作られているのが分かる。




2: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:56:01

「これは…すごいな……」
このような物を作ってしまう技術と財力、そしてそれが間違いなく自分に贈るために作られたであろうという事実に複雑な感情が混ざり合い、妙な溜息が漏れる。
しかし、どうしたものか。
2月と言えば1年でも寒い盛り。今日は特に酷く冷え込むし、出来れば暖房を入れて温まりたいところではあるのだが、チョコレート製のコレをそのままにしておくのは明らかに良くないだろう。






3: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:56:34

しばらく思案していると、彼女の足元の台座に、金属製の取っ手が付いているのに気が付いた。
せめて隣の仮眠室に移してドアを締め切れば、そのままにしておくよりはマシだろう。
そう考え、取っ手を掴もうと屈み込むと…
「…………。」
彼女の、(チョコレート製の)眩しいばかりの太ももが目に入った。





4: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:57:04

チョコレートという、硬い材質で作られている事を感じさせない見事な曲線美。
そして視線は、自然とその上、いわゆる絶対領域へと吸い寄せられていく。
(こんなに作り込まれているし、まさかね……)
魔が差した、と言うべきか。
いかに教師が聖職とは言え、僕は聖人君子ではない。
天真爛漫で距離感の近い彼女に"そういった感情"を抱いた事が一度も無いと言えば嘘になる。
気が付くと僕は彼女の勝負服のスカート。そのフリルの中を覗き込んでいた。




5: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:57:39

「まあ!」
「っ!?」
突然背後から声をかけられ、心臓が口から飛び出しそうになった。
振り向くと開けっ放しだった戸の前に、本物のサトノダイヤモンドが立っていた。
「だっ、ダイヤ!?これは…違うんだ!」
何も違わないのだが、とにかく何か釈明をしなければ。
「あっ」
しかし焦って立ち上がろうとした足が盛大にもつれ…
「危ない!」
駆け寄ってきたダイヤにしがみつこうとすると…




6: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:58:13

「あっ、あの…ダイヤ……これは…」
盛大にバランスを崩した僕は、そのままダイヤちゃんに覆い被さるような形になってしまう。
教え子を模した像のスカートを覗き込んだ挙句。その本人を押し倒す。もはや言い訳する余地もない。
彼女は最初こそ驚いて目を丸くしていたが、やがて顔を赤らめ、目に涙を浮かべた。




7: 名無しさん(仮) 2025/02/14(金)19:58:56

怒っているのだろう。絶望したのだろう。
当然だ。信頼を寄せていたトレーナーに、こんな目に遭わされたのだ。
僕を押し退けることもせず、彼女はしばらく僕の顔を見つめていたかと思うと…
「少しだけ、待って下さい」
そう言って、僕の下からするりと抜け出すと、トレーナー室の出入口へと歩いていく。
行先は事務室か理事長室か、はたまた警察か。
僕は制止することも弁解することもできず、ただ四つん這いの姿勢で彼女を顔で追うことしかできなかった。




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