1: 田丁田 ★ 2025/01/12(日) 12:36:27.15 ID:??? TID:machida
2024年夏、スーパーの棚からコメが消えた「令和の米騒動」がなぜ起こったのかご存じだろうか?
民間業者によるコメの奪い合いや、事実上の「減反政策」。
それらが続く限り、25年もコメ不足に――。
ノンフィクション作家・奥野修司氏による深層レポート。
「2024年の米不足は、23年の秋から予測されていました。つまり、偶然に米が不足したわけではないということです。このままでは25年も米不足になる可能性は非常に高いですね」
こう言うのは老舗米問屋の山中和平さん(仮名)である。
数百軒の農家から米を集荷し、病院や外食産業などに販売し、米の流通の川上から川下まで知悉(ちしつ)する人物だ。
24年の米不足は、1993年(平成5年)の「米騒動」ほどではないが、スーパーから次々と米が消えたのは、さすがに衝撃だった。
新米が出回るようになって事態は収まったかに見えたが、棚に並ぶ米は少なく、値段は高止まりしたまま下がる気配がない。
消費者にすれば、米は確保できても、高値が続くことに不安が消えない。
それなのに、25年も米不足になるとはどういうことなのか。
民間市場で米の奪い合いに
1947年(昭和22年)に農業協同組合法ができて、農家が作る米は農協が集荷するようになったが、山中さんの会社は、農協がまだできていない戦前から米を集荷してきて膨大なデータがある。
その山中さんにまずスーパーから米が消えた背景を語ってもらった。
「2023年(令和5年)産の米は、九州あたりは豊作でしたが、米どころの秋田、新潟、富山など日本海側は良くなかった。国が作柄概況は平年並みと発表した10月ごろにはすでに、北陸や東北の業者から『集荷が始まったのに、倉庫に米が全然集まらんぞ』という声が聞こえていたんです。もしかしたら来年は危ないかもしれん、そんな雰囲気でしたね。うちは前年産の米も抱えていたので、何とかなると思いましたが、各地の米問屋は戦々恐々だったはずです」
作況が平年並みといっても、調査する水田を定めて収穫量を推定するか、衛星写真で推定して決めるのだが、実際に収穫してみないと正確な量は分からない。
結局、23年度は日本海側が高温障害で品質の低い米が多く、精米したら歩留まりが悪かったのだ。
前年と比べ推定7万トン減少したといわれる。
24年が明けて3月になると次第に米の値段が上がり、民間市場では米の奪い合いが始まったという。
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