彼女にプロポーズをすると、彼女から「実は部落出身で…」という話を聞かされた。諦められなかったので二人で立ち向かうことにしたが…
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:21:59.24 ID:SaaQnkjO0
もともと彼女が俺の住んでる地区のほうで一人暮らしをしていたので、俺達は彼女のアパートで一緒に生活をすることにした。
本当に幸せだった。
生活は苦しかったけれど、彼女のそばにいられるだけでよかった。
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:21:43.33 ID:j9yAW9EP0
>>1
イマドキそんなことで悩むなんて大袈裟なんだよ。
二人で遠くに逃げるとか東京みたいな大都市に潜り込めば痛くも痒くもない。
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:27:26.53 ID:SaaQnkjO0
>>22
そんなお金がどこにあるんですか。
地元の私立保育園に就職したので、地元を離れるわけにもいかなかったのです。
生活するにはお金が必要なんです。
続けます。
二人で生活を始めて1ヶ月がたった頃、
彼女の両親が挨拶に来たいと言ってくれた。
しかし来てもらうのも申し訳なく。
それに彼女が育ったところを見てみたいという気持ちもあったので、
俺は彼女の実家に挨拶に行くと返事をした。
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:33:14.98 ID:SaaQnkjO0
彼女の実家に向かうため、俺は山を越えるため車を走らせた。
山を越えるのは初めてで、とても緊張していた。
30分くらい車を走らせると彼女の生まれそだったところに到着した。
川があり。それに沿うように畑があり。
家があり。人がいて。子供があそんでいて。
俺の住んでる地区と大差ない普通のところであった。
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:33:25.35 ID:DfvHhgjn0
ふむ
しえん
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:41:04.32 ID:SaaQnkjO0
彼女の家に着くと、彼女の両親が出迎えてくれた。
リビングにあげてもらい、畑で取れた野菜や、梅酒などをたくさんご馳走になった。おいしかった。
それから彼女との結婚を本気で考えていて、今は両親に反対されているがいつかは認めてもらいたいと思っていることを話した。
ありがとうと、彼女の両親から何度も言われた。お母さんは涙を溢していた。
本当に、本当にいい人たちだった。
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/30(木) 22:45:01.25 ID:SaaQnkjO0
俺はそれから何度も彼女の実家を訪れた。
彼女のお母さんには毎回美味しい料理を作ってもらって。
お父さんは俺と実の息子のように接してくれた。
俺は新しい冷蔵庫をプレゼントした。
テーブルが壊れていたので、お父さんと一緒になおした。
本当に彼女と、その家族が好きになっていった。
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