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死ぬ程洒落にならない怖い話 『三つの墓標』


361 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 22:13:29.55 ID:TE5HkPGA0

俺の高3の時の生物の担当の話。

無論自分が実際に体験した訳じゃないけど、ある程度現場視点で話します。

聞いたのが半年前で、所々あやふやになっててすみません。

が、話の大筋に影響はないはずなので大目に見てくださいm(__)m




362 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 22:18:17.33 ID:TE5HkPGA0

先生は某国立大学の出で、その大学は山にあって、

昔は基地として使われていたらしく、今も地下通路が残されているらしい。

その大学に伝わる噂の一つに、

『校内の中に三つの墓標?があって、三つ目の墓標見た人は死ぬ』というベタな噂があった。

当時、先生は新入生で、探検も兼ねて、噂の三つの墓標を友達と探すことになった。




363 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 22:21:56.75 ID:TE5HkPGA0

3つのうちの2つはキャンパス内の人達に大体知られているらしく、

一つ目は、増設工事?かなにかをしていて、作業用の足場から落ちて死んでしまった人の所。

二つ目は、例の地下通路を探検していて、長時間そこにいて、酸欠で亡くなった人の所。

この二つは有名ということですぐに見つかったが、噂の三つ目の墓標は色々探し回っても結局見つからなかった。

それから日にちが過ぎて、時はその年の年末。

先生は教授の助手になっていて、あの噂のこともすっかり忘れていた。





364 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 22:25:47.56 ID:TE5HkPGA0

自分の助手用の部屋でゴロゴロしていると、教授から一本の電話が入る。

『年末だし、部屋の大掃除でもしろ』とのことだった。

同じ部屋で生活していたもう一人の助手は実家に帰省しており、部屋にいるのは自分一人だったが、渋々承諾。

掃除に取り掛かった。




366 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 22:31:17.90 ID:TE5HkPGA0

掃除も終盤に入って、時計は4時を過ぎ、冬なので外はもう暗くなっていた。

本棚の掃除をする為に本棚をどかすと、ドアがあった。

ノブに手をかけてみるが、どうやら鍵はかかっていない。

なんでこんなところに?と最初は思ったが、すぐに納得した。

先生達の部屋は廊下を挟んで両側にあり、教授と助手の部屋で隣同士で繋がっているからだ。

(一組の教授と助手以外の、別の教授の部屋とつながっていることは、ここで初めて判明)




375 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 23:11:06.55 ID:TE5HkPGA0

全ての部屋がつながっているとはいえ、別のちゃんとした入り口が一つずつあるはずなのに、

今目の前にあるドアの部屋の出入り口は、鍵がかかっていて立ち入り禁止になっている。

ここで先生は、小耳に挟んだ一つの噂を思い出す。

それは、『この部屋の教授が何かをやらかしたとかで追放された』というものだった。




377 :本当にあった怖い名無し:2012/05/22(火) 23:16:38.12 ID:TE5HkPGA0

先生は好奇心と、武勇伝として語る為のネタを作る為に、この部屋に探索してみることにした。

電気がついてるわけもなく、時間が時間ということで、中は真っ暗で何も見えない。

なので、懐中電灯をもってくることにした。




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