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魔法使い「勇者は死んだ」国王「…え?」 (52)(完)


1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:10:41.015 :Oqyd/sVU0 (1/30)

魔法使い「魔王との戦いで勇者は死んだ。僧侶も戦士も死んだ。私だけ生き残って勇者が最後に転移魔法で逃してくれた。」

魔法使い「勇者ですら勝てない相手。人類は魔王に勝つことは出来ないかもしれない。」

少しずつ集まってきていた国民達の間にどよめきが起こった。

国王「そ、そんな…我々人間にはどうすることもできないというのか?」

魔法使い「…私がもう一度旅に出る。強い魔物は殆ど倒したし、レベルもだいぶ高くなってる。残っている幹部も倒して、魔王も倒す。」

国王「で、でも魔王は倒せなかったのではないのか?勇者らがいても勝てなかったのに1人で勝てるのか?」




2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:12:52.735 :Oqyd/sVU0 (2/30)

魔法使い「…勇者がいない世界に悔いは無い。魔王も弱っているからすぐには行動を起こせないはず。狙うなら今がチャンス。それに、今こうしている間にも魔王軍が人間に被害を与えている。」

国王は下を向き、少し考えているような表情を浮かべるがすぐに私の方を見る。

国王「…お主がそうと決めたなら我は止めることはせん。だが、せめて少しでも役に立たせてほしい。我は何をすればいい?我に出来ることならなんでもする。」

魔法使い「そうだね…国の軍を強化しておいてほしい。勇者が死んだ今、魔王軍も攻めてくるだろうしね。あと、もしかしたら勇者に次ぐ実力を持った者が現れるかもしれない。」

国王「あぁ、わかった。尽力するとしよう。じゃあ、くれぐれも気をつけてくれ。幸運を祈っておるぞ。」

魔法使い「うん、よろしく。じゃ、行ってきます。」




3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:13:40.219 :BITe6ICd0 (1/7)

はよ





4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:13:45.810 :FVMIiBqv0 (1/1)

ながくなりそうな
もうねちゃうぞ




5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:14:43.753 :Oqyd/sVU0 (3/30)

ーーーーー城下町ーーーー

???「ま、待ってください!魔法使いさん!」

魔法使い「誰?」

旅に出るために城門へむかっていると、後ろから聞き慣れない声が聞こえてきた。

賢者「あ、あの!私賢者っていいます!先ほどの話聞いていました!これから1人で旅に出るのですよね。よければ、私も連れてってくれませんか?」

魔法使い「君、何ができるの?」

賢者「…え?」




6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:17:55.768 :Oqyd/sVU0 (4/30)

魔法使い「君は旅を舐めている。旅をしてるといつ魔物に襲われるかもわからないし、圧倒的に不利な状況になることだってよくあること。正直足手纏い。」

賢者「…私は、舐めているわけではありません。ただ、貴方の役に立ちたいだけなんです。」

魔法使い「だから足手纏い…」

賢者「初級回復魔法なら使えます。あと、炎魔法も。役に立たないと思われるかもしれませんが、私は魔力量が多いので何十発も魔法を放つことができます。だから私も連れて行って欲しいんです!」

魔法使い「何故そんなについてきたがるの?死にに行くようなものなのに。」




7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2024/04/28(日) 00:18:51.325 :BITe6ICd0 (2/7)

はよっよ




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