誰もいない病室からナースコールが…夜中に患者さんがトイレに入ってなかなか出てこないから様子を見に行くと…霊安室のご遺体が時々寝返りを…病院の怖い話と怖くない話10


242: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:27:19.34 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 46.彼氏
若い娘さんで、心臓が悪くって入院してたのね。
彼女には彼氏さんがいてまめにお見舞いに来てたの。微笑ましい話だよね。
でも状態が悪くなって緊急手術になったの。ちょうど彼氏さんも来ていたんだけどさすがに入ってもらうわけにはいかない。
じりじりした表情で椅子に座って待ってる彼氏さんを見るのは正直切なかった。
でも結果的に彼女は短い生を終えた。切ないよね。

で、後日その彼氏さんを見かけた。もうここに用は無いはずなのに。
新しい女性の患者さんで心臓が悪くて入院している患者さんがいて、そのお見舞いだと受付の人から聞いた。
ぞっとした。あいつ氏神か?




243: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:28:26.63 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 47.エレベーター2
前にB棟のエレベーターの動きが遅いって話が出てたけど、理由があるらしい。
昔病棟で行方不明になった患者さんがいて、さんざん探し回ったんだけど見つからなくて、数か月後にエレベーターの地下階のスプリングのある場所で発見されたんだって。ほとんどミイラ化した状態で。
今ならマスコミが騒ぎ立てるんだろうけど、当時の職員だって懸命に捜索やって家族にも連絡して、やるべき事はやった。
なのでそんなに世間には取り上げられなかった。

それにエレベーターのドアはどれも壊れてなくて、プロレスラーくらいでなきゃ素手で開く事なんてできっこない。

でも院長の指示でエレベーターの業者を呼んで、速度を落とすように調整させたらしい。(それ改善策になるんか?)

病院の怖い話と怖くない話 48.救急車その2
患者さんを運ぶコロコロのついた担架あるよね。
ちゃんと点検していたらしいのに、ある時患者さんを下ろしたら担架の足ががくんと折れて患者さんの頭が車の後部に凄い勢いでぶつかったんだって。
「幸い車に乗せた時に既に息は無かったからよかった」おいおい。




244: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:29:01.15 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 49.しゃっくり
しゃっくりが一日続くと氏ぬ、という迷信があるよね。
ある病室で、「隣のベッドのしゃっくりがうるさい」という苦情があったの。
ほとんどの時間同じ部屋で過ごしているわけだから、相手が気を悪くするんじゃないかと思ってなかなかそういう事を言う人は少ない。(性格にもよるけど)
何か循環器系の問題かと思って件の患者さんを見に行ったんだけど、別にしゃっくりなんかしてない。
「とりあえず様子を見ますので、またひどいようならナースコールして下さい」って言ってとりあえず保留にした。
夜の巡回の時にその部屋の前を通ったら確かに「ヒック、ヒック」って聞こえたので様子を見に入った。
そしたらその声が聞こえてくるのは、苦情を出してきた患者さんのベッドだった。
そっとカーテンを開いて見てみると、その患者さんはうなされてる感じで寝汗をかいてるんだけど、別にしゃっくりはしていない。
それからしばらく様子を見ていたんだけどしゃっくりの音はどこからも聞こえなかった。

病院の怖い話と怖くない話 50.打撲
ある重傷の患者さんが自力で外来に来た。
本人は「階段で転げ落ちた」って言うんだけど、そこそこベテランの彼女には、明らかにリンチを受けた形跡に見えた。
エコー検査すると内蔵のあっちこっちで出血してるっぽい。
検査をした先生はちょっとアニメが好きで、「ベジータと最初の戦闘をした後の悟空みたい」って。
が、おかしいのは肋骨が一本も折れていないどころかひびも入ってなかったんだって。
患者さんの希望で警察沙汰にはしなかった。





245: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:29:37.27 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 51.昭和の幽霊
「看護師なんぞいらん!看護婦を呼べ!」って怒鳴り声がたまに聞こえるそうだ。
ただそこは病棟ではなく霊安室だけど。

病院の怖い話と怖くない話 52.手術
新米ではないんだけど初めて心臓にメスを入れる先生の手術があったのね。
助手は何度もしてるんだけど、メインでやるのは初めてだったのでさすがに緊張した感じで見ていて危なっかしかったそうだ。
で、メスを入れようとすると、患者さんの口がかすかに開いて「やめてくれ」
全身麻酔で完全に意識無いはずなのに。
先生の方が腰を抜かしてしまって、急遽ベテランの先生に交代になった。
その後その先生は別の病院で心療内科やってるって聞いた。

病院の怖い話と怖くない話 53.おしっこ
夜の巡回で、トイレの前の廊下にぽつぽつと水たまりが続いている。
年寄りの患者さんもいるから珍しい事でもないのだが、こういう雑務をこなすのもほとんどの場合看護師の仕事だ。
(あ~あ)モップを持って来て作業を始めると、なんか途中から色がオレンジ色に変わっていて、トイレに入る頃には朱色を通り越して茶色っぽくなっている。
いやな想像が浮かぶ。この血尿が個室につながっていて、そこが"使用中"状態だったら。
しかしその跡は男子用の小便器の前で終わっていたと。
恐る恐る中を確認したが便器の中は特に汚れていなかったそうだ。




246: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:30:50.73 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 54.先端恐怖症
注射を極端に怖がる患者さんがいる。
そして、注射する側なのに注射するのを怖がる同僚がいるんだと。じゃあなんで看護師になったんだよ。
ある時先端恐怖症の患者さんにその同僚が担当で付いたんだって。
何か事故があってはいけないのでそれとなく気を配っていたのね。
ある時同じ病室の患者さんの検診で部屋に入ると、その先端恐怖症の患者さんのカーテンの中で軽いうめき声がする。
確か彼女が採血しに来てるはずだけど、胸騒ぎがしてちょっとカーテンの隙間から見たら彼女が患者さんのお〇〇〇〇〇を咥えながら横目で太ももから採血してるの。
びっくりしたんだけど、今怒鳴って針が折れたりしたら大変なんで、後でナースセンターで詰問したら、
「患者さんも私も緊張するから怖いんです」「だから、別の事で気を紛らせていればあんがい大丈夫なんです」

病院の怖い話と怖くない話 病院の怖い話と怖くない話 55.手術
彼女はベテランで、手術のサポートをする事も多い。
ある時、手術担当の先生が、開腹した途端に
「あとは俺がやるからみんな出て行ってくれ」
って追い出されたそうだ。
患者さんはその後快方に向かったそうだけど何があったんだろう。

病院の怖い話と怖くない話 56.便所6
B棟の4階にある便所の個室。
入って閉めようとすると扉が勝手に凄い勢いで閉まる時がある。
びっくりして倒れて頭を打ったり腰を打ったりする患者さんが何人か出た。
で、"故障中"の張り紙してある。
でも封鎖はしてない。
なんでかというと、事情を知っててあえて使うベテランの患者さんとか看護師が使う事があるから。
別に扉が勝手に閉まる事以外に実害は無いので、「ちょっと乱暴な自動ドアだと思えばいい」
あと、扉を支えながら入ったら閉まる力がかかって来て「なんかおしくらまんじゅうか綱引きしてるみたいだった」だと。




247: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:31:34.47 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 57.出前
入院患者さんの食事は病院が管理しているので、勝手にされてはいけない。(まあ、コンビニでおやつ程度のものを買うのは目こぼしするけど)
ただ、お見舞いの人が「自分が食べるため」と言って出前を病室に持ってこさせると注意のしようがない。
それが2人前だったとしても、「自分大食いなんで」と言われたらそれ以上言えない。見張ってる暇も無いし。
そうやって、食事時間帯だけお見舞いが来るお爺さんがいた。たぶんあれ便利屋か何かのバイトだったんだと思う。
爺さんがどこでそんな知恵つけたのか分からないけど、たぶん子供が金払って面倒を押しつけてたなんだろうね。
爺さん亡くなってしばらく経つんだけど、ときどきその個室に寿司の宅配とかが来て「あれ?」って顔してる。

病院の怖い話と怖くない話 58.B棟
現時点でB棟が一番古い建物っていうのはどこかで書いたと思う。
変な話とかも多いし建て替えよう、って話が出て、結構古い神社の神主さんに地鎮祭の下見(?)みたいなので来てもらったの。
そしたら「ここから右側は公園か何かにした方が…」って指で示すの。
そこはB棟の真ん中くらいで、B棟は診療も入院もしている棟なので広げたいくらいで減らす事なんてとてもできない。
結局建て替えの話は保留中。

病院の怖い話と怖くない話 59.俳句
結構長期の入院しているおばあさんで、俳句を嗜まれる患者さんだったのね。
発作を起こして亡くなられるまでは頭もしっかりしていて、毎日俳句をしたためていて、彼女も読ませてもらった事があるって。
で、亡くなる1週間前くらいから俳句の内容がだんだん不気味になってて気にしてたそーだ。
亡くなる2日前のが"血の色は、赤いか黒いか、神次第"
前日のが"一寸の、虫にも5分の魂、私には"
当日、発作を起こす直前に書きかけていたのが"行きたくない、地獄の"
そこで絶筆だったそーだ。




248: 病院の名無しさん 2019/08/13(火) 19:32:10.60 ID:+oQq1wcM0

病院の怖い話と怖くない話 60.かかりつけ医
いわゆる町の開業医(まあ町医者)をかかりつけ医にする事を勧めてる。
彼女の居るような大きな病院だとお金も高いし何より待ち時間がとんでもなく長いからね。
町医者が、精密検査とかが必要と判断した時に、紹介状を持って患者が訪れる。
で、ある患者さんが来て紹介状を読むと「この患者はもう手に負えない」みたいな事が書いてある。
見たところ、足腰は悪いけれど普通のお爺さん。
先生から「ちょっと電話してどういう事なのか聞いて」
電話してみると、奥さんが出た。
その病院は、先生と看護師の奥さん、あと2~3人の看護師で回している小さな病院。
直接会った事はないんだけどすごく穏やかな感じの人で「ああ、この奥さんにつながって良かった」って思った。
で、話を聞くと、なかなか話したがらない。
ちょっときつく問い詰めると、「あの患者さんが来ると、他の患者さんが逃げるように帰って行くんです」
「何か暴力をふるったりするんですか?」
「いえ、そんな事はないんですが…」「私らには見えない何かが他の患者さんには見えているんじゃないかと…」
おいおいうちは姥捨て山じゃないぞ。

病院の怖い話と怖くない話 61.裁判官
なんか唐突なタイトルだな。
医者は白衣を着る。裁判官は黒衣を着る。
裁判官の方は有名な話だよね。"何色にも染まらない"って。
じゃあなんで医者は白衣を着るの?
汚れが目立つからまめに洗わないといけない、つまり清潔のイメージ。まあそれで概ね当たってる。
ただ"白"というのはスペクトル的に最も強い色、つまり邪な存在は白を避けるんだよね。
じゃあ裁判官は邪を引き寄せてるの?あ、なんか当たってる気がする。




[6]次のページ

[4]前のページ

[5]5ページ進む

[1]検索結果に戻る

この記事を評価して戻る



通報・削除依頼 | 出典:http://2ch.sc