【ウマ娘怪文書】――どうしてこう面倒な事になるのだろうか。自分はただ、髪を切りたかっただけなのに「いいですかーアヤベさん。大人しく抵抗を止めて右手の凶器をぽいしてください。ほらぽいですよぽーい」
8: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)20:53:33
「あのー。それってつまりなんですけど、トップロードさんの中で今のまんまの姿のアヤベさんが確固たるイメージとして在って。
それに勝ちたいからそのまんまのアヤベさんで居てくださいって言う事です?」
「そういう事に…なりますでしょうかね…?」
意外とこの人も詩人で、そしてむちゃくちゃな事を言うんだなぁと世代に想いを馳せつつも、当のアヤベさんの反応は如何にとカレンチャンが視線をやると。
「…トップロードさんの気持ちは、嬉しい、と思う」
そう呟いたアドマイヤベガが、溜息を一つ。
「本当…揃いも揃ってみんな我儘で…仕方のない人たちね」
そう言って、困ったように僅かに微笑んだその表情が――瞬く間に真顔へと変わる。
「でも暑いのよ」
9: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)20:54:15
「ええー!? いま完全に良い感じで取りやめて終わる流れじゃなかったですか!?」
「思ったよりもすごく…すごく暑さにやられてる感じです!」
「ずっとそう言ってるじゃない…」
再燃した騒動は混迷を極め、最早どうにもならないと思われたのであるが。
「ハーッハッハッハ! この偉大なる覇王の輝きに魅せらた星がボクとお揃いの髪型になりたいと言うのであれば!
ブリリアント覇王カットの栄誉を手ずから与えようじゃないかアヤベさん!」
「やめるわ。切るの」
登場した偉大なる王の一言であっけなく終息したのであった。
込みあげる熱のヒントLvが1上がった。冷静のヒントLvが1上がった。アドマイヤベガのやる気が下がった。
24: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)21:03:52
>>9
偉大なる王は流石だな!一言で事態を終息させるとは!
10: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)20:55:21
オチ要因のボク!
11: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)20:57:53
先に書かれていた方も言ってましたが暑いからという理由でアヤベさんは髪をばっさり切りそうだなと思いました
増えろアヤベさん怪文書
12: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)20:58:15
裁ち鋏でポニーテールぶった斬るってアヤベさん男前過ぎない…?
13: 名無しさん(仮) 2023/07/19(水)20:58:59
>「暑いですけど! 暑いですけど! そんなにバッサリやっちゃったらカレン、アヤベさんのお布団がしみっしみになるまで泣いちゃいますからね!」
「…そんな脅迫、布団乾燥機を持つ私に通用するわけがないでしょう」
何なら泣き声さえも作動音で封殺できるのだから、やはり死角は無いという他にない。
アヤベさんのふわふわギャングっぷりが笑える流石