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【ウマ娘怪文書】目で見て、耳で聞き、肌で感じたものをその時の感情と共に脳に焼き付ける 体験とは最も効率のいい学習の手法であり、その最先端のひとつがVRウマレーターだ


1: 1/2 2023/03/27(月)02:20:26

目で見て、耳で聞き、肌で感じたものをその時の感情と共に脳に焼き付ける
体験とは最も効率のいい学習の手法であり、その最先端のひとつがVRウマレーターだ
物理法則に囚われない仮想現実での体験は時に現実を超える学習をもたらすと言われている
『くっ……う、うっ……!!』
「頑張れ、ルビー!もう少しだ!」
ここはかの有名な大学病院の屋上……を再現した仮想現実。すなわちVRウマレーターの中だ
俺の目の前には足の手術を終え、人目を忍んでリハビリに励むルビーことダイイチルビーがいる
彼女の姿は今と大差な……今より少し幼い。これはVRウマレーターの再現した、ルビーの歴史の一部だ
『もう少し……で……あうっ!』
「ルビー!!……良かった。ケガはないな」
勿論本物ではない……と分かっていても、倒れたルビーを放っておけるほど俺も大人ではない
俺はルビーの足に異常がないことを確認すると、彼女を抱え上げ、再び平行棒に立たせた
『ありがとう存じます。私の無謀を止めないで下さること』
「無謀じゃないよ。君は君の誇りにかけて必ずやり遂げる、勇敢なウマ娘だって信じているから」
『……っ!』
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2: 2/2 2023/03/27(月)02:20:40

驚きの表情を浮かべたのも一瞬、ルビーは闘志を燃やして歩行訓練を再開するのであった
華麗なる一族の用意したルビーの生い立ち追体験ソフトは、彼女の半生の過酷さを知るには十分すぎる代物だ
叶うことならずっと、彼女の傍で支えてあげたかった……そんな益体のない妄想を抱いてしまうほどに

「……ナーさん……トレーナーさん」
「…………ルビー?あれ……もう終わりか」
一瞬画面が暗転し、気が遠くなったところに声がかかる。そう、現代のルビーの声だ
この追体験は現実との乖離が激しいため脳への負担が大きいらしく、切り替え時に意識が混濁するのが玉に瑕だ
「お加減はいかがでしょうか?お、おに……お兄様」
「うん?おにいさま……?」
「…………」
「ああ、ごめん。ルビーにそう呼ばれるの久々だったから驚いちゃって……」
「……ご健在のようですね。では、本日のトレーニングに戻りましょう」
なおVRの連続使用により現実と仮想現実を混同してしまうケースもあるらしい。ルビーがわざわざ外で没入時間を管理しているのはそのためだ
こちらの都合で時間を食ってしまったぶん、トレーニングはみっちりやろう。俺は先を行く妹分の後を追いかけた




15: 名無しさん(仮) 2023/03/27(月)05:44:04

>>2
>華麗なる一族の用意したルビーの生い立ち追体験ソフト
何でこんなソフト作ったんだ!言え!





17: 名無しさん(仮) 2023/03/27(月)06:20:53

>>15
これも一族のため…




3: 名無しさん(仮) 2023/03/27(月)02:27:54

ルビトレの記憶が…




4: 名無しさん(仮) 2023/03/27(月)02:32:04

トレーナーさんが昔病院の採血の注射が嫌で屋上に逃げ隠れていたとき幼い日の私と出会ったのは覚えていますね?




5: 名無しさん(仮) 2023/03/27(月)02:36:05

ルビーももうおしまいでは?




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