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【ウマ娘怪文書】尊き理想が語られる時、多くの人があるウマ娘を思い浮かべるであろうダイイチルビー。卓越したスピードで自らの血統を証明し続ける『華麗なる一族』の新たな象徴だ


1: 1/2 2023/03/15(水)00:55:59

身分の高い者は特権を得る一方で、それに応じた社会的責任を果たす義務がある
その尊き理想が語られる時、多くの人があるウマ娘を思い浮かべるであろう
ダイイチルビー。卓越したスピードで自らの血統を証明し続ける『華麗なる一族』の新たな象徴だ

「あと……少し…………っっ!?」
「ルビー!怪我はないか!?」
「も、問題ありません……今のは、まさか……!」
ある日。ダイイチルビーが限界を超え未踏のスピードに達した瞬間、突然バランスを崩して転倒しかけた
目に見えない空気が壁となって行く先を遮る……彼女の母も経験したというスピードの壁、すなわち音速の壁だ
「無事で良かった。次からは今のスピードに到達するギリギリまでに抑えて……」
「いいえ。今こそスピードの壁を克服し、一族の歴史を塗り替える時です」
「……策はあるんだな?」
「母から受け継いだ全ての中にヒントはありました。それをご覧に入れましょう」
今後、レースの世界はスピード偏重に傾いてゆく……ダイイチルビーの母親はそう予測していた
ならばその先駆けとして挑むことも、ウマ娘の歴史の最前線を駆ける華麗なる一族の義務である。ダイイチルビーはそう考えていた
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2: 2/2 2023/03/15(水)00:56:19

「はっ……はっ……っ!!」
(空気が絡みつく……そろそろ、来る……!)
加速を重ねるダイイチルビーの周囲の空気が徐々に歪んでいく。比喩ではなく視認可能な現象である
トレーナーの声援も徐々に遠くなり、ついに届かなくなった時、空気の壁はダイイチルビーに牙を剥いた
(お母様……あなたがくれたものには、全て意味があったのですね)
「……はぁぁぁあああっっっ!!!」
それは縦ロールであった。ダイイチルビーの縦ロールの髪が前方に突き出していた
円錐形に高速回転する縦ロールは空気の壁を切り裂き、衝撃波を伴ってルビーを超音速の世界へ連れて行った
「けほっけほっ……ルビー!大丈……ぶ……」
「はぁ、はぁ……トレーナーさん、見ていてくれましたか?」
「見てな…………いや見た!見ました!!ごめん!!!」
「……?トレーナーさん、春先はまだ冷えると存じますが、どうしてジャージをお脱ぎになるのですか?」

華麗なる一族の研究により、ウマ娘に十分なスピードがあって空気の壁を破る備えがある場合、音速を超えることが可能であることが分かった
ただしその際、衝撃波により走者の衣服が吹き飛んでしまうため推奨されないという




13: 名無しさん(仮) 2023/03/15(水)01:11:49

>>2
ぬぅっ!!あれは超音速ジェット機に必須のショックコーン!





3: 名無しさん(仮) 2023/03/15(水)01:00:44

????




4: 名無しさん(仮) 2023/03/15(水)01:01:26

スピード偏重にも限度があんだわ




5: 名無しさん(仮) 2023/03/15(水)01:01:45

見ちゃったからにはもう…ネ…




6: 名無しさん(仮) 2023/03/15(水)01:02:22

音速の手前まではルビーママの時点で届いてたんだ…




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