実の父のお墓を立てることにしたんだけどトメが「あの霊園に入れるの? あのあたりはあまり評判が良くない」 と購入した霊園についてグチグチ言い出した。
42: 1 2014/04/06(日) 14:01:12.04 0
数年前、父が病気で亡くなった時の話。
父は次男だったので、家の近くにできたばかりの霊園の墓地を買って墓を建てることにした。
一周忌は身内だけでやる(姉のトメも不参加)と伝えていたのに
「私も身内だから」と強引にやってきたトメ(ウト故人)が
「あの霊園に入れるの? あのあたりはあまり評判が良くない」
と購入した霊園についてグチグチ言い出した。トメの家は我が家と霊園を挟んで反対側、ちょと遠い。
曰く、できたばかりの霊園だからお化けが出る。タクシーの運転手がお化けを乗せたらしい(ありがちな都市伝説)。
近くの子供が自転車でそばの道を通っていたら服を引っぱられた。
引用元: undefined
42: 1 2014/04/06(日) 14:01:12.04 0
近くの子供が自転車でそばの道を通っていたら服を引っぱられた。
市の霊園(安いのだが購入も抽選制、しかも家から遠い)はもっと安いのに…
等といった噂を誰に聞きかじったのかドヤ顔で披露しはじめた。
親戚は私が後でいじめられるのではないかと思って何も言えなかったそうだが
私の母がふと思いつき、別室にいた祖父を連れてきてペラペラしゃべるトメの近くに座らせた。
やがて黙って聞いていた祖父(戦前は職業軍人、戦後は工員。趣味は海釣り、
碁が強くてオカルト嫌い)が
「いえ私も心配だから言ってるのよ」と言うトメ(60歳)に
「その子供はどこの家の子かね。近所なら皆ワシの知り合いだから特定できる」
「この辺りを走るタクシーの運転手は○○交通か○○会社くらいしかない。
誰がそんなことを言ったのか。本人から是非話を聞きたいから連れて来い」
「値段のことを気にしていたがおたくはうちが貧乏だと言いたいのか」
と、淡々と切り返した。
43: 2(終) 2014/04/06(日) 14:06:13.14 0
まさかそこを突っ込まれるとおもわなかったトメ、
「私もよく知らないんですよ」
→「よく知らないことを聞いたこともない地元の我々になぜ言うのか」
「義理とはいえ私にとっても娘のことが心配ですから」
→「ワシにとっては可愛い孫にこんな義母がいることがもっと心配だ」
とズバズバ言いまくり、男手が少なく力仕事にかり出されていた夫が戻ってきて
トメを無理矢理謝らせて連れ帰った。
祖父は夫のことは「ワシの若い頃に似て男前」と気に入っていたが
「○○君(夫)があのお母さんの味方をするようなことがあったらすぐに帰ってこい。
戦友の息子で弁護士がいるからいつでも相談に行こう」
と。
あとでそれを聞いた夫は「一生嫁の味方をします」と正座して祖父に頭を下げた。
トメはそれからも何か私に言いたそうだが、そのたびにふと思い出したように
私が祖父の話(祖父が釣った魚の南蛮漬けが美味しいとか)をすると何も言わなくなったから快適w
なお祖父は自分の親の十三回忌が親戚の結婚式と重なりそうになったときも
「幽霊の祟りがあるなら戦争に行ったワシがこの年までピンピンしてるはずがない、
だから死んだ者より生きた者が優先」と簡素にし、
「死後の世界?本当にあるなら死んだときに一回戻ってきて
『死後の世界は本当にあったわ』と教えてやるからそれまで信じなくて良い!」
「信じないと救わない神は器が小さいと思うから信じない」
と家に来る宗教勧誘をことごとく追い返すような人。
その話を聞いた近所のお年寄りの間が町内会で勧誘撃退のマニュアルを作って今も活かされている。
そんな祖父も実は嫁姑で大変苦労した結果、
祖母(父のあれこれがあったときは入院中)には頭があがらないのはトメには秘密。
44: 名無しさん@HOME 2014/04/06(日) 15:13:20.93 0
祖父さんカッケー!!
45: 名無しさん@HOME 2014/04/06(日) 16:02:22.43 0
うんジーチャン超かっこいい
46: 名無しさん@HOME 2014/04/06(日) 19:54:45.23 0
ジーちゃんもバーちゃんに旦那教育を受けたのかw?
47: 名無しさん@HOME 2014/04/06(日) 20:48:06.40 0
ばーちゃんはじーちゃんの上を行く漢な予感