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【平行世界】異世界に迷いこんできたったwww


103: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:08:47.43 ID:p0v7/JvW0

うわぁ...ヤバい奴やんそれ...




104: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:14:05.54 ID:jjXAZpxEO

普段扉は閉まっているらしく、確かに最初に押した時は全く開く気配がなかった
が、一通りやり終えた後に押すと、扉は開いた
もう冷や汗どころか泣きそうになった
BもCも同じだったと思う
ただAだけが嬉々として奥へ進もうとした
でも何も見えないんだ
窓?とかもあるのに、開いた扉の先には光が全く無いんだよ
これはヤバいって本能が警鐘を鳴らしてた
それでもそんなことを無視してAは先に進んだ
その途端、Aの姿が消えた
暗闇に消えて見えなくなったんじゃなくて、いなくなったんだと直感した
BとCはパニックになったのか振り返って逃げ出した
が、すぐにけたたましい叫び声を一瞬上げたかと思うと、次の瞬間には何事も無かったかのように静寂が訪れた




105: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:15:22.44 ID:jjXAZpxEO

完全にパニックだった
AやBやCの名前を叫んだ
でも誰からも返事は無かった
パニックになりながらも脳の一部は冷静だった
引き返したら何かに殺される

次の瞬間、俺はAを追いかけていた





107: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:17:33.20 ID:jjXAZpxEO

気付けば山の中だった
(そもそも○○自体が山の中)
本堂の先にそんな空間があるのかとかは考えなかった
止まったら殺されると思って無我夢中で走り続けた
そしてその最中に、崖から落ちて気を失った




108: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:20:39.20 ID:jjXAZpxEO

目が覚めたのは病院のベッドだった
かなり後で聞いた話だと、たまたま通りかかった登山家だかが搬送の手伝いをしてくれたらしい
入院したことはなかったけど、とりあえず知ってる場所にいることに安堵した
が、それも束の間だった
すぐに医者と看護士がやってきて、しばらくして両親がやってきた
知らない言葉、知らない人物だった




109: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:24:01.68 ID:jjXAZpxEO

だから正確にはその時は両親とは分からなかった
ただ、しばらく病院にいる間に、どうやらこの人たちが親であること、そして自分の言葉が全く通じないことが分かった
この時はきっと一時的なショックで、直に良くなると思った
むしろそう言う経験が小学生としては少し誇らしかった

でもいつまで経っても言葉や記憶は戻らなかった
通じない言葉でAたちのことを聞いたけど、当然通じなかった
○○も全く何か分からないと言うように首を傾げられた




110: 名も無き被検体774号+@転載は禁止 2014/06/17(火) 01:26:52.46 ID:jjXAZpxEO

この辺りからようやく、ここがおかしいことに気付いた
ただ、異世界ネタに出てくるようにやたらと拘束されたり、人体実験のようなことはなかった
どちらかと言うと、記憶が無くなった可哀想な子供という扱いだった
当然焦った
焦ってどうにかなるわけでもないけど、とにかく自分が何者なのかを分かってもらおうと必死に話した
が、やはり通じなかった

その後いくつかの検査を行った後に家に帰された
知らない家だった




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