487：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 21:45:00.12ID:Zug6JKx7

>>442
>>451の言うとおり

433：オカメインコ ◆Vv8l04kHFY ＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 20:29:55.90ID:1103u8YZ

なんかメイクの話題で荒れてるけど、書き終わったらそういう質問とかにも答えられる範囲で答えるから大丈夫だよ


目的のカフェに着くと、S子は窓際の目立つ席で新書サイズの本を読んでいた
本の重みで折れそうな華奢な手首と、整った顔、その顔に似合わない真面目な眼差しが、窓からの日差しで照らされていて息をのむほど綺麗だった
そしてやっぱり自分はブスなんだなって再確認した
S子の座る席に行って「あっ……」て声をかけた
S子はぎょっとしたように目を見開いて眉をひそめ、「1さん？」と今までに聞いたことないような怪訝そうな声で応答した
「あっ……はひ……そですｗあの、親に……色々言われて……アヘッ」
話し方で私である確証を得たS子は徐々に穏やかな顔に戻って、「座ってください」と対面の席を手のひらで指した
見た目、相当変わってたっぽい
黒髪毛先バサバサツーサイドアップ→美容院に行ってツヤツヤの内巻きボブ
毛穴落ちオカメメイク→親に教わった普通の自然なメイク
シワシワフリフリピンクアクシーズ→白のシンプルなブラウスに淡い水色の膝丈のスカート
着席してまず謝ろうとしたら先にS子が「その格好、すごいいい！どうしたの？」って言ってくれた
矢継ぎ早に質問してくるS子に答えてたら謝るタイミングを完全に逃した
S子に「見た目だけで相当反省したんだなって思った、今日は半信半疑で来たけど、良かった」って微笑まれた時に、「ごめんなさい」と初めて発声した
声がかすれてうまく聞こえなかったようなので何回か言った

436：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 20:34:45.99ID:dWSSP3dS

>>433
いいぞ、楽しみにしてる

454：オカメインコ ◆Vv8l04kHFY ＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 20:57:10.81ID:1103u8YZ

ずっとブツブツ「ごめんなさい、ごめんなさい」って繰り返してたと思う
きょとんとしてたS子がようやく聞き取れたあたりで、両手を胸の前で振って、「いいの」と小さい声で言った
「私もやっぱり酷いことを言ったのは事実だから。言われたからって言い返していいことなんてないよね。ごめんなさい」と言われて、なんて返事したらいいかわからなくてどもってた とことんダメだよな
S子に「この話はもうここで終わりにしましょう。私スケブ持ってきたの。よかったらまたこないだみたいにお話ししよう」って言われてやっとなんとか話せるようになった
アニメの展開とか新しいCDとかそんな話してたらなんだか泣けてきて、喫茶店でS子の前でブサイク面晒して思いっきり泣いた
スケブに涙が落ちまくって、今まさに描いたばかりのイラストの線が滲んだ
S子がすぐにハンカチとティッシュを渡してくれて、なにも言わずにただ座っていてくれた
落ち着いたら「化粧直しに行こうか」とだけ言ってくれたので、そのまま一緒に席を立った

456：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 20:58:11.62ID:aNwyyDtK

ファッション関係の話題はどこでも荒れるもんだ
好き勝手やっていいから>>1は淡々と話を進めて欲しい

463：オカメインコ ◆Vv8l04kHFY ＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 21:14:46.34ID:1103u8YZ

その時はフルメイク道具を持ち歩くようになっていたので(これも極端すぎるけど)落として1からメイクをしていたら、横から見ていたS子に「アイプチしてみたら？」と言われた
「アイプチ？」って返したらS子がプラスチック容器に入ったアイプチを見せてきた
S子はそのままいたずらっぽく笑い、「私左右でで二重幅が違うから、右目にだけ使ってるの。二重になると一気に可愛くなるよ」と囁くように言った
え、こんな美人でもそういうズル(って言ったら聞こえは悪いけど)をするのか、って衝撃を受けた
ちょっとこっち来て、と手招きされてそのままS子の方へ行くと、アイプチをしてもらえた
お地蔵さんみたいだった目のまぶたの肉が折りたたまれて、目つきは悪いままながらもしないよりかは確実に人間らしい顔つきになった
感動した勢いでそのままS子に「化粧を教えてほしい」と頼み込んでいた

465：オカメインコ ◆Vv8l04kHFY ＠＼(^o^)／：2016/07/15(金) 21:20:45.49ID:1103u8YZ

S子は私にできることなら、と快諾してくれた
席に戻り、CDやライブの話をしながらイラストを描いたり、服や化粧品の話をしたり
すごく楽しかった
S子とは完全に和解できたし、またこうやってTwitterとかでも盛り上がりたいと思った

けど問題があった
Twitterはいろんな人を敵に回した挙句勢いで消してしまっていたので、今更復活しても100%悪く言われる、ていうか絶対「垢消しブス」とか「発狂姫」とか言われてる
S子に軽く「Twitterって……その……」って相談してみたら、「うーん」と困ったような顔をされただけで具体的な話はぼかされたのでそれを確信した
またTwitterで萌え語りとかしたい、って言ったら、「違う名義で復活しちゃえば？イラストあげないようにしてオフ会とか行かなければわかんないよ」とサラッと言われた
S子は今でもたまにこういう大胆というかなんというかなことを言う