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母は父方の祖母らに相当いびられていたらしいが、ただの愚痴だと思ってあまり意に介していなかった。しかし、母が末期癌だと勘違いした父がありえないことを言い出し…


506: 1/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:01:13.94 0

フェイク込みで。
父がエネ夫だった。

父:50代後半、資格職
母:50代後半、主婦
私:20代後半、資格職(同居)
妹:20代前半、一般職(同居)
弟:10代後半、学生(遠方に下宿中)

30年前、長男教一家に育った父と見合いで結婚した母。しかし翌年男児を流産。
失意の最中に祖母、伯母から「人頃し」「嫁失格」等の暴言を受けた母は父に泣きつくも、父は我関せず「甘えるな」で切り捨て。母はその後も後継ぎ梅攻撃を受け続け、弟が生まれたことでやっと嫌がらせが下火になった。




507: 2/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:03:33.89 0

……ということを、生まれてこのかた愚痴られ続けて育った長女の私。
父方の祖母や伯母らとは飛行機2時間の遠距離で別居だし
、私が物心ついてからはそれなりに仲のいい家族だったし、
父も「大げさすぎw」「ヒステリーなんだからw」と笑ってたから、
正直なところ「母さんも昔の恨みをいつまでも愚痴愚痴言うなよ」くらいにしか思ってなかった。

その母がある日、入院した。
「先生に末期癌だと言われた」というメールを見て血の気が引き、
職場に訳を話して早退。すぐに駆け付けた。
ところが実際は良性ポリープ。すぐ手術すれば、命にも別状はない。
ただ「腫瘍」で「手術が必要」と聞いて頭真っ白になった母が
末期癌だと勘違いメールを送ってしまった、というオチ。




508: 3/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:05:21.82 0

「ああ、よかった」と胸を撫でおろしているところに
父も職場から駆け付け。
事情を説明しようとしたら、突然「ごめんね」と泣きだす父。
「母さんがこんなことになるまで気付いてあげられなくて」
「いや、あの、だから、違」
「母さんもさぞかし心細いことだろう。だから!
お前には仕事やめてもらう。
母さんの看護をしてもらうことにしたから」

はいぃ?
一瞬何言われたか分からんかった。





509: 4/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:06:54.02 0

私が資格取るのに何年も苦労して、この年やっと就職したばかりと
知ってるはずなのに。それをあっさりやめろって?
しかも有給取るとか早退させてもらうとかを一気にすっ飛ばして、
いきなり辞職しろだと?
しかも「看護してもらうことにしたから」って、なんで確定事項?
抗議したら「お前は親を見捨てるのか!」「母さん可哀想だろ!」
と逆切れ。
母は教育熱心な人だったし、自分のために娘のキャリアが
犠牲になることを喜ぶ人じゃないでしょう、と諭しても渋る渋る。
ついにポロッと零した一言
「家のことは誰がするわけ?」
本音は、母がいないと家事をする人がいなくなって
ボキタン困るー!だったらしい。




511: 5/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:08:23.52 0

挙句「お前が嫌なら、妹の方をやめさせるよ!
あいつなら一般職だからいいだろ?」
ときたもんだ。
それも「褒めて褒めてー」と言わんばかりのドヤ顔で。
妹だってこの就職難の中、やっと見つけた職場なのに。
大体やめ「させる」とはなんだよ。本人の意思はどうした。

すぅっと心の中が冷えた。

それまでずっと母が
「あの男は嫁も子供も生贄に差し出す男」と
言い続けてきた意味がやっと理解できた。
幼い頃、祖母らが家に凸してくるたびに
母は対応に追われ、私たち母子は食事もできなかったっけ。
伯母(父の姉)一家で問題が起きた時、全員うちに招いて
家族会議をすることを
「俺は本家長男なんだから見届ける義務が(略」
と父が勝手に決め、修羅場発生→大荒れする伯母に
八つ当たりされたこともあったなあ。




513: 6/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:10:04.16 0

記憶が一気によみがえってきた。
何で今まで忘れてたんだろ。
母さんごめん。今まで分かってあげられなくてごめん。
父が「こんなことで騒ぐなんてpgr」してるのが普通かと
信じ込んでた私、エネ娘だったわ。
貴女が正しかった。嫁を平気で差し出せる男は、
血を分けた娘も平気で犠牲にできる男だった。


「そんなに可哀想ならテメェが仕事やめて看護しろや!!」
と私大爆発。
突然の反抗に、父は
「わ、わかってるよ。当然俺もやめるよ。やめますよ。
その上でね、お前達のこともやめさせると
言ってるわけで(家計はどうなるw)」とか錯乱し始めたので
「あのね、母さん癌じゃないから。
勘違いだったから。
でもこれで、あんたが躊躇いもなく
私達を犠牲にする人間なのはよく分かった。
 この先、私は母さんは看取っても、あんただけは看取らない」
と宣言して、それまで職場に近いからと
実家暮らしだったのをやめ、家を出た。




516: 7/7 ◆L/mGcS59bE 2012/01/17(火) 19:12:26.20 0

母はその後すぐに手術して退院。
本当に癌じゃなくてよかった。
生きててくれてよかった。
今は時々一緒に外食したり、
父に内緒で日帰り旅行に連れてったりしてる。
ちょっとは親孝行できてるかなあ。
ちなみに数年たった今も、
父は母に「私子は何を怒ってるんだ?」と聞いてくるそうな。
シラネ。

先日、15年ほど音沙汰無しだった伯母(八つ当たりしてくれた張本人)が
私と接触したがってると聞いたので思いだしカキコ。
長くてgdgdですいません。支援サンクス。




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