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【前編】私が壊れた話をする。短気で神経質な父とヒス持ちの母の元で育った影響で人の顔色を窺うようになった結果が…


65: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:22:04.11 ID:xcBcfxGv0

家は地獄だったけど学校は楽しかった。 
中学生なりに悩みもあったけど、
オリエンテーションでピンときた演劇部に入部して、
生き生きするってこういうことか!って思えた 

演劇は楽しかった。 
舞台上で自分じゃない
誰かの人生を生きることがすごく楽しかった。 
両親は演劇部に入ったという私の報告を聞いて嫌そうな顔をしてた。 
「地味な子が入る部活でしょ?ダンスとかチアとかやればいいのに」
って吐き捨てるように言われた




68: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:29:29.02 ID:xcBcfxGv0

そんなとき部活で見た宝塚のDVDに私は衝撃を受けた。 
一瞬でファンになって、私はここに入りたい!!
ここで舞台に立ちたい!って初めて夢ができた 
今までピアノにバレエ、そろばん、
水泳、絵画と両親の思うまま習い事をしてきたけど、 
ビクビクしながら初めて両親に自分から自分のやりたいことを伝えてみた。 

でも案の定 
あんたなんかに出来るわけがない、絶対に無理。
才能もないしやるだけ無駄。
大体あんなのの何がいいの?一時の気の迷いでしょ。 
障害児には舞台なんて無理。 

と全否定され、
初めて抱いた夢すらあっけなく希望を断たれた




69: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:33:45.82 ID:xcBcfxGv0

それでも諦めきれなかった私は
高校に進学するとすぐにアルバイトを始めた。 
ピザチェーンでアルバイトを毎日して
自分の稼いだお金で習い事をして宝塚を受験しようと思った。 
毎日毎日学校の後働いて、
四つの習い事の月謝もその中から支払って、
受験にかかる交通費とか受験料とか宿泊費も貯金した。 
自分のお金で何かする分には親は何も言わなかった 

そして受験に向けて毎日毎日レッスンに励んで、いざ当日 

私が貯金したお金がなかった





70: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:37:04.06 ID:xcBcfxGv0

宿泊費と交通費が払えないから宝塚に行けなかった。
一年間頑張ってきたのに受験ができなかった。 

母にお金は?って聞いたら
「ここまで育ててやったんだから当たり前でしょ?
 いくらかかったと思ってるの?少しは返してよ」
と言われた。 

それでも親が怖くて怒れなかった。 
私が大きくなった分、
両親の矛先は小さい弟に向いていたから。 
私が反抗したせいで弟が殴られたら、と思ったら何も言えなかった




71: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:44:07.10 ID:xcBcfxGv0

それからは自分のお金を自分しかわからない場所に隠した。 
宝塚って中3~高3の4回しか受験ができない決まりだから、
この時高1だった私にはあと2回しかチャンスがなかったんだ 
このへんはちょっと省略するけど、 
それからもバイトと習い事と
学校をひたすらこなす毎日で、高2.3と2回とも受験をした。 
結果から言うと最終審査で落ちた。 

高3で最後の授業に落ちた時、
私のショックは本当に大きくて、
宝塚しか考えてなかった私にとっては本当に絶望だった




72: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:51:19.79 ID:xcBcfxGv0

落ちたあと悔しくて大泣きしながら家に帰ったけど、
家族は出かけてていなかった。 

しばらくして家族が帰ってきたけど、 
相変わらず親に弱ってる姿を見せられない私は必死に涙を止めた。 
さっきまで一人でわんわん泣いてたのに、
目も真っ赤に腫れてたけど
何もないような顔で「おかえり」と言った 

気づいてくれるかな?なんて期待したのがバカだった 

父は私の顔を見るなり 
「おお、落ちたって言ってたから
 泣いてるかと思って帰ってきたのに泣いてないな。
 全然平気そうだな。
 やっぱり本当にやりたいことじゃなかったんだろ、
 ほら、パパとママが言った通りお前には向いてないんだよ」 
と言ってきた。 

もう、信じられなかった 

自分の娘が、
つい一分前まで声をあげて大泣きしてたのに。 
パンパンに腫れた真っ赤な目をしてるのに。 
今までで一番の空元気なのに。 
両親は一切気づかなかった。 
いかに日頃私の顔なんて見てないかがわかって、
このとき完全に自分の心のシャッターが下りた




73: 名も無き被検体774号+ (ワッチョイW 91fe-fsJT) 2019/01/21(月) 17:57:06.31 ID:xcBcfxGv0

完全に家族に心を閉ざした私だったが、 
高3の終わり頃、また家の中で問題が発生する。 

母親が不倫をした。 
不倫相手と頻繁に会うようになって家に帰ってこなくなったり、
父がいない日には家の中に不倫相手を連れ込んで私に紹介してきたりした。 

女友達みたいなノリで
惚気話を聞かされる毎日は思春期の私には地獄だった 
父が可哀想だと思った




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