繁華街で客引きをしている彼に惚れて6年間付き合った。どんなときも、私の行動の理由は彼だった
97: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)01:32:51 ID:vJv1oWd1d
引っ越し資金もたまり、昼職で働いてやり直そうと思った矢先、
ついに病院行くくらい殴られた。
もうだめだっておもった。
彼も私ももうだめ。人として。
喧嘩はきっと些細なことだったけど、私は実家へ帰ることにした。
たった半年の2回目の東京生活だった。
その間、支えてくれたひともいた。見捨てないでいてくれた友達。
別れろ、金返してやれっ言ってくれた彼の先輩。
家を飛び出す時にお年玉袋に1万円くれたおばあちゃん。
いつでも帰ってきなさいっていってくれたお母さん。
お年玉袋に「福は来る」って書いてあった。
使わないでとっといてたけど、帰ろうって決めて新幹線代になった。
そしてまたニートになった。
98: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)01:37:59 ID:vJv1oWd1d
付き合って3年半
実家でニートしてて、
やっぱり部屋にこもって過ごしてた。
今日依存から抜け出せず、彼とは毎日連絡とっていた。
離れてても喧嘩の内容は変わらなかったし、
前に実家にいたときよりさらに発狂するようになった。
実家に帰ってから1ヶ月、
どうしても納得できなかった。
私はきっと底辺なまま生きていく。
なのに彼は、
親には「金返したのにあの基地害にまだ付きまとわれて」とか言って、
まわりにいいかおして、それこそ彼母が言った
「誰からも愛されて許されて生きていく」んだと思ったら、
もうそんな人生いらないとおもった。
99: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)01:41:12 ID:vJv1oWd1d
だから、全部壊すことにした。
しぬのは痛いから。
大学の友達と遊ぶって嘘ついて、
彼のところへ行った。
途中、ドンキで手袋とナイフを買った。
彼は、相変わらず22時に仕事へ行くのはわかっていたから、
彼の家の前で20時から待機した。
手が震えて、息がつまるのに、
冷静だった。
100: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)01:47:07 ID:vJv1oWd1d
彼の部屋の電気がつく。
あと30分かな
シミュレーションもばっちり。
大丈夫、やれる。
そう思った。
103: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)01:52:35 ID:vJv1oWd1d
彼が出てきて、
びっくりしてた。
一発目、かわされた。
最初の一撃でかわされるとすごく萎える。
そのあと考えてなかったから。
「ちょwまwちょww待てよ!な?な?w」
こっちは笑い事じゃないのに。
104: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)01:59:42 ID:vJv1oWd1d
彼の両親も出てきた。
彼母「どうしたの…あっ!」
あっ!じゃない!!!!
「お前が私の人生めちゃくちゃにしたんだあああああああ」
「(彼の)お母さんが立て替えてくれた金も博打で使ったじゃないかああああ」
うわああああああ!!!!
私は泣き叫んだ。
壊せなかった。
もうだめだ。
私だけが底辺だ。
地面に寝転んで空を見ながら泣いた。
おわりだ。
すると、どこからかパトカーのサイレンが鳴った。
逃げた。
105: 名無しさん@おーぷん 2014/10/19(日)02:04:06 ID:vJv1oWd1d
逃げ切れなかった。
土地勘がなく、
あっけなく捕まり、
捨てようとしたナイフも拾われた。
どん底にいたら、それ以上の底なんて大差ないと思った。
お母さんとおばあちゃんがなくかなって思ったら少し悲しかった。
でも、あのときの私はそれしか方法がなくて、
だれも助けてくれなくて、わかってもらえなくて、
たかだか35万って思われるかもだけど、
自業自得だと思われるだろうけど、救われるには壊すしかなかった。
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