死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『山手線から見えたおっさんのでかい顔』
58: 本当にあった怖い名無し 2023/12/19(火) 22:56:53.33 ID:vs6+sCDG0
それこそ、もったいなくてもったいなくて、早く自分のものにしないと、誰かに奪われてしまうっていう危機感に支配されてた。
後から同僚に聞いてみれば、当時の俺は自分の食事の時以外にも、外で物を食べてる人がいるたびに射殺しそうな目で見てたらしい。
同僚たちからは、疲れてるんじゃないか、しばらく仕事を休んだらどうだと言われるようになったけど、俺は頑なに聞き入れなかった。
でも、その後、今度は記憶が曖昧になる日が増えた。
はっと気づいたら、さっきまで朝だったはずなのにもう夕方になってる。
当たり前だけど、そんな状態でまともに出勤しているはずもなく、無断欠勤がつづいた。ただ、俺の様子がおかしいことに気づいていた同僚が上司に掛け合ってくれたらしく、クビにはならずに休職することになった。
で、実はその後のことはほとんど覚えてない。親から聞いたことをもとに話せば、俺の様子があまりにもおかしかったんで、知り合いから親に連絡が入って実家に連れて帰られたらしい。実家でゆっくり過ごせば回復するかと思ってたけど、だんだん目の焦点も合わなくなって、それと同時に夜になると外を徘徊するようになったんだと。目を反した隙に、すぐ家から出てどこかへ行こうとするので、大変だったそうだ。信心深い両親や近所の人たちが寺に駆け込んだりしたそうだけど、俺は回復しなかった。
59: 本当にあった怖い名無し 2023/12/19(火) 22:58:53.04 ID:vs6+sCDG0
記憶が曖昧な中でもなんとなく覚えていることがあって、そういう時は大体、俺は暗い路地を歩いてる。すると、何か目当てのもとを見つけて、それに向かって吸い寄せられるように進むところで、またぷつりと何もわからなくなる。
ただ、一つだけ途切れずにつづいている記憶がある。俺は例によって暗い路地を歩いてて、目当てのものを見つけて、そこに引き寄せられていく。たどり着いたところは銀色の扉の前で、俺はその取手を掴んで開く。そしてしゃがみ込んで、目の前のものに手を伸ばした。
その瞬間、肩をトントンと叩かれて、大丈夫ですか、と声をかけられた。振り向けば、サラリーマンっぽい男の人と目が合った。一瞬にして意識がクリアになった感覚があって、そこで俺の視界はまた暗くなった。
それで、次に気づいた時には実家の布団の上。実家から少し離れた住宅街の路地に1人で倒れてたんだと。
両親は、急にまともになった俺を見てそれはそれは驚いてた。
その後は、特に異常もなく、無事に日常生活を過ごせてる。
俺が回復した理由は結局分からずじまいで、あの、最後に会ったサラリーマンが本当にいたのかどうかすらも分からない。
ただ、もしあの人が実在しているのだとするなら、俺のせいで苦しんでいないといいなと心から思ってる。
60: 本当にあった怖い名無し 2023/12/19(火) 23:40:04.78 ID:0U2P/RI/0
>>57
今は治った?
61: 本当にあった怖い名無し 2023/12/19(火) 23:47:30.43 ID:vs6+sCDG0
>>60
うん
82: 本当にあった怖い名無し 2023/12/23(土) 15:34:04.56 ID:GxS0ezxy0
今ほんのりとかエニグマとかないんだな、ショボいけどここに書いてくわ
洗面所で顔洗ったり歯を磨いてゆすいだ水を吐き出す時ってお辞儀みたいな形になるよな?
その体勢の時に後頭部を軽く、クッて何かに押されるんだよ
鏡の前だから何も置いてないし古いアパートではあるけど大島てるにも載ってないし、毎日起こる訳でもない
とは言っても後頭部を押される訳だし、とりあえず洗面所を使う時は水を溜めない様にしてる
まぁそれだけ、読み難かったらすまん
83: 本当にあった怖い名無し 2023/12/23(土) 18:31:54.33 ID:+l4sgE8E0
>>82
怖いンゴ
91: 本当にあった怖い名無し 2023/12/24(日) 13:57:38.84 ID:EGQe0q1/0
>>82
俺も似た経験ある。
実家で学生の頃の話だけど。
当時の俺は金縛りになりやすいタイプで、ただその金縛りも部活で疲れてたからなってた体の誤作動だと思ってた。
ただその日はちがって、いつものように寝ようとしてもう少しで眠りに落ちるってとこでグイッと首を捻られる。
仰向けだったら顔だけ横にとか、横向いて寝てたら顔だけ天井に向けられるとか。
結構数回続いんたんだけど、怖いと言うよりも「眠い」が勝ってたから「オラァア!」って叫んで飛び起きた事があったな。
そのあとは眠れたけど