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ある宗教にどっぷり嵌まった父が母を怒らせる発言をして離婚届を突き出されてから世迷い事を言わなくなった→しかし私が中学生になった年に再び父が行動を開始して、その結果で私は…


20: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 05:17:45.69 ID:VuMMQf2a0

宗教に嵌った父親への復讐

私の父親は宗教にどっぷりはまっていた。1にも2にもまず宗教。

私も生まれた頃から入信させられ、お守りみたいなのを持たされて
ずっと身につけているように言われた。

礼拝堂っていうのか、宗教している人が集まってお祈りしている場所。
そこにも頻繁に連れて行かれてた。

小さい頃は理解が及ばず言いなりだったが、
5歳くらいになると皆と違うことしている自分が認識できてくる。

何より、神様神様と父親が言う割に、
父親が毎日祈りをささげる神棚に神のかの字も見いだせなかった。

6歳あたりから酷く抵抗するようになり、同時に父親の暴力はじまった。
抵抗すれば呼吸ができなくなるほど叩きのめされた。

宗教に関すること以外は子どもに感心を持たず、
父親と遊びに行ったりだとか、
参観日に来てくれたりだとか、
運動会に来てくれたりだとか、そういった記憶が一切ない。

医者で急患があると家にすら帰れない母親の代わりに
食事を用意してもらった記憶もなかった。

3日ほど帰ってこなかった母親の代わりに父親がしてくれたことは、
「女なんだから家事やっとけよ」という言葉を投げつけただけだった。

父親は外面が良く、人様のためならなんでもする人だった。
それが宗教の教えだから。

だから母親が家に居なくても、
小1の私を置いてボランティア活動に日々精を出しては人々に感謝されていた。

ご近所から、
「あなたのお父さんって素晴らしい人ね」と言われるのが苦痛だった。
だから家出した。歩いて1時間くらいの母方の実家に一人で行って、
ずっとじいちゃんばあちゃんに甘えてたと思う。

そのままじいちゃんばあちゃんの家に転がり込んで
2年がたち、私は小3になった。

その頃になると、
母親がこのままではダメだと思って、仕事を辞めてきた。
すぐやめろっていう人もいるかもしれないが、
当時は若い医者一人抜けることはそう簡単じゃなかったらしい。

そしたら父親、母親に対して
「俺は平凡な平社員だ。お前が働いたほうが金になる。
 そこでどうだ、俺が仕事をやめて神様につかえて徳を積む。
 家族の分も積んでやる、皆幸せになれるぞ」と宣った。

母親ブチ切れて離婚届をつきだしたそうだ。
それからは表向きそんな世迷い事は言わなくなった。

母親が家にいるようになってからは
普通の小学生と同じように育ったと思う。
土日に礼拝堂に連れて行かれることもなかった。




21: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 05:20:06.54 ID:VuMMQf2a0

ところが中学になる年、父親がまた手をあげた。
父親のやってる宗教では中学生になると
大人入りってことで洗礼?だかなんだか受けるらしい。

それを受けさせようと力づくだった。
その頃には母親は復職してたので、
母親が居ない夜を狙って、
殴って殴って殴って手を縛られて引きずられて車にのせられ連れて行かれた。

死んだような目をしてたと思う。
バカみたいな話だが、抵抗できなかった。
昔の死にかけた恐怖が勝ってしまった。

私は結局そのまま洗礼を受けさせられて本格的に入信させられた。
私はこの日から、父親を父親と呼べなくなった。
屑が!とかお前!とかこの野郎!とか言ってた気がする。

それから1年間、父親の暴力は続いた。
礼拝堂で勉強会があるからこい、
学校の勉強なんかしなくていい、
女は勉強しなくていい、神様にお祈りすれば成績はあがるんだ。

そんなことを言われ続け、とにかく勉強の邪魔をされ続けた。
私は2年生になるのを期に母親に塾に通わせてくれるように打診し、
父親の猛反発を押しのけて週6塾に通うことになった。

塾は高い金がかかる。
そうするとお布施ができなくなる。
それが反対した理由。
でも払ったお金は無駄にしたくないのか、
塾を妨げてまで宗教押し付けてくることはなくなった。

それからは本当に私の中で平和な日々が過ぎた。
宗教ちらつかせられる度、塾という言葉を出せば押し黙るから。

そして中3になった年、志望校を聞いて父親はまた手を上げた。
私は地元でも有名な進学高校へ行きたかった。
でも父親は私を大学に行かせたくなかったので何が何でも止める気だった。

母親と相談して、父親に違う底辺高校に行くことにしたと伝えた。
学校の進路面談にも塾の進路面談にも顔を出さない父親をだますのは容易かった。

それでも勉強は事あるごとに邪魔をした。
私は耳鳴りがするから音楽聞きながら勉強できないタイプなんだが、
それを利用して勉強してるとお経を読み始めたりした。

風呂あがりにでも勉強しようと勉強道具一式机に置いておいたら、
風呂あがりには隠されてなくなっていた。

私も段々慣れてきて、母親に金庫を買ってもらった。
ダイナマイトにも耐えるとかいう本格的なでかいやつ。
改めて考えると滑稽だが、
その金庫の中に勉強道具を全部詰め込んで隠してた。




22: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 05:20:36.29 ID:VuMMQf2a0

そして順調に受験勉強が進んでいたある日、突如邪魔者が現れた。
父親と同じ宗教をこよなく愛する、
私より1歳年上だという可奈子(仮名)が私を訪ねてきたのだ。

玄関先で宗教の名前を出されたとき、私は目眩がした。
その時丁度テスト期間でストレスが溜まっていたこともあり、
「テスト期間中なんで帰ってください、勉強してるんで」
と歯に衣着せぬ言い方をした。

そしたら玄関先でなんか宗教の高説を垂れ始め、説法を始めた。
もう自分でも訳がわからないくらい頭に血がのぼり、
ご近所さんの目も気にせず
「てめぇがこいつ何とかしろや!」と父親に罵声を浴びせていた。

父親は私が可奈子本人にに罵声を浴びせなかったことを見逃さなかった。
その後何度も宗教の人がとっかえひっかえ訪ねてきて、
私にご高説を垂れては説法した。

この時くらいから私の中で何かがプッツンした。
今思い返せば多分反抗期なんだけど。

父親がまた熱心なボランティアという名の海外旅行に行っている間に、
父親の部屋にあった宗教関連のもの全部捨ててやった。

まぁほんと見事に他の趣味がないのかっていうくらい、
宗教関連のものしかなかった。

父親は母親の代から入信していたと聞いてたけど、
亡くなった母親の使っていた教本だとか
お守りだとかも丁寧に包んで保管してた。

私には長年つかって手垢にまみれた汚らしい物体にしか見えなかった。
それもそのまま捨ててやった。

空っぽになった部屋は本当に爽快だった。

帰ってきた父親は魂が抜けたような顔をしていた。
そしてより宗教にのめり込んだ。
自分の給料と貯金全額使って捨てた宗教関連のものを全部買い直してたが、
もう知ったことではなかった。

父親が宗教にのめり込むのと同じくらい、私は勉強にのめり込んだ。
もともと難しいと言われていた偏差値68の高校を狙っていたのに、
更に上の73の高校の合格勝ち取るくらい、勉強ばかりしていた。

父親に伝えたら
「あぁ、そう、第一志望じゃないんだ」とかその程度の感想。
お互いもう他人と変わらないような関係になっていた。

受験終えた今では家の中は、私と母親の家族、
そこに家賃光熱費一切払ってない他人に成り下がった父親が、
一室つかって居候している。そんな関係。

父親の宗教にこちらから触れなければ、
父親もこちらに一切干渉してこない。





23: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 05:36:43.23 ID:VuMMQf2a0

他人からみたら異常で異質で気持ち悪いんだろうけど、
私達の中では平和になりたってた。

それをまた外から邪魔してきたのが可奈子だった。
私が第一志望と違う高校に行っていると聞いて、わざわざ見下しに来た。

「私子さん、第一志望校行けなかったんだって?
 ププ、お勉強ばっかりしていても、心が汚い人は上手くいかないものよね」
とかなんかそんなことを言ってた気がする。

もうこの時になると冷静に可奈子のことが見れた。
父親と一緒で、こいつも哀れな存在なんだろうな、
とかそんな感情しか湧いてこなかった。

「それがどうしたんですか。
 合格が絶望視されていたよりレベルの高い○○高校に、
 自分の努力で受かっただけですよ。自分だけの努力で。
 可奈子さんって私より年上ですよね。受験去年終えたんですね。

 神様の力まで頼ってるんですもん、
 さぞ良い高校行かれてるんですよね?どこです?教えて下さいよ。
 あ~私の高校より良い所っていったら…あれ?
 ココらへんでは思い浮かばないんですけどどこですか?」

私は父親から、
「お前は底辺高校目指してるけどなぁ、
 可奈子ちゃんは熱心に宗教したおかげで○○商業高校受かったんだぞ」
と言われ続けていたから、
耳にタコができるくらい可奈子の高校の名前は聞いていた。

所詮偏差値55程度の高校。知ってた上で煽りまくった。
可奈子の信じてやまない神の力は、
見下した人間の努力をゆうに下回るものだと突きつけてやった。

家に帰って父親に可奈子の名前を出したら、
父親はビクっと肩を震わせた。

「ねぇねぇ、今度はいつボランティアにいくの?」と聞いたら、
父親は怯えたような顔で自室に逃げていった。
それから父親は業者まで呼んで部屋に厳重な鍵をかけた。

もう父親に関わる気はない。
でも父親はこのまま一方的に怯えて部屋に
不釣合いな鍵をかけて身を守り続ければいいと思う。

そのうち嫌でも
その鍵のかかった部屋の内側には何もないことがわかるだろうから。

まとめるのが下手で長文になってしまいました。

申し訳ありません。




24: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 08:03:48.40 ID:6X4maQlb0

おつ

宗教って本当は人に寛容に優しくなったり、
どんな事があっても人として誤った道に進まないための支えとして
信仰するなら問題ないとは思うんだよね。

1番簡単な例で言うと、お天道様が見てるから悪いことしない。みたいな。

それがお釈迦様だったりキリスト教の神だったり
ヒンズーの神だったりどれでもいいけど。

だけど、信仰を強要して殴ったり、
家族を大事にしなかったり、
信仰と称してお金を巻き上げるのは本末転倒。

本当にいいと思って勧めるのと、無理やり信仰させるのも違う。




25: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 08:44:54.29 ID:mn/3dxjQ0

ロクな教育を受けられなかった昔ならともかく、
現代に宗教は不要だと思う。

冠婚葬祭なんかはそれに従う方が楽だけど。




26: 本当にあった怖い名無し 2014/09/23(火) 09:08:14.22 ID:wR95sR5O0

すまん、もやっとする




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