嫁にいつも辛口のカレーを作ってもらっていた。しかしある日…俺「あれ、今日はなんで甘ロなの?」嫁「そうだねごめん」嫁に異変を感じて病院に連れて行くと…
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:31:14.72 ID:NkNuSbEL0
幸せすぎて先が怖いよフラグたてないでよ…(´;ω;`)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:33:01.25 ID:+sIfKzqSO
異変が起こったのは娘が保育園の年中にあがったころだった
夕食を食べ終えて娘と風呂に入っていると、脱衣所から妻の声がした
「もうすぐでご飯できるから早くあがってね」
俺は戸惑った。妻にからかわれているのかと思った。だが返事をする前に妻は台所へと戻っていった
そして風呂からあがると本当に机に料理が並んでいた
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:34:44.47 ID:vABTCJLd0
これは・・・
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:35:05.84 ID:+sIfKzqSO
驚いて俺は妻に何をしてるんだと聞いた。妻はポカンとしていたが、どうやら気づいたようで
「うっかりしてた」と恥ずかしそうに笑っていた
俺は呆れつつも笑っていたが、少し心に引っかかりを覚えずにはいられなかった
しかしそんな心配は杞憂に終わり、しばらくは何もなく過ぎた
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:37:10.66 ID:+sIfKzqSO
だがそれからも妻はしばしばおかしな行動を見せた
トイレットペーパーを何度も買ってきたり、道に迷ったりということがあった
そして最大の疑いは辛くないカレーを作ったことだった
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:39:15.76 ID:+sIfKzqSO
出てきたカレーを一口食べて「なんでこれ辛くないの」とキツい口調で聞いた
決して怒っていたわけではない。日々の疑いが真実である可能性を考えると怖くてたまらなかった
妻も一口食べて「あれそうだねごめん」と言った
妻が何か言ってくれるなら良かった。しかしカレーを食べるまで気づいていないような素振りだった
病院に行こうと決心した
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:41:18.19 ID:+sIfKzqSO
「若年性アルツハイマーです」医師はそう告げた。その口ぶりから軽い病気ではないことが伺えた
若年性は進行が早く、治療手段はほとんどないと言われた
「30歳まで生きられるかは保証できません」
目の前が真っ暗になった
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