嫁にいつも辛口のカレーを作ってもらっていた。しかしある日…俺「あれ、今日はなんで甘ロなの?」嫁「そうだねごめん」嫁に異変を感じて病院に連れて行くと…
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:04:02.04 ID:+sIfKzqSO
娘は前の彼氏との間に出来たのだが、それを知った彼氏はすぐに彼女を捨てたようだ
堕胎しようか悩んだが、1人でも育ててみせると決心し大学を辞めた
働いている間は彼女の母親が面倒を見てくれていた。デートを断っていたのも娘の面倒を見るためだったみたいだ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:06:04.33 ID:+sIfKzqSO
話しているうちに彼女は泣き出した。それを見て俺は彼女と娘を守りたいと思った
まだ付き合ってもいないのに、すっかり結婚について考えていた
その日の帰り際に彼女に告白した。ここで言わなければ本当に二度と会ってくれないかもしれないと思った
彼女は考えさせてくださいと頭を下げた
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:08:05.69 ID:+sIfKzqSO
それからしばらくしてメールが届いた「よろしくお願いします」
俺と彼女は付き合いはじめた。順調な交際だったと思う
彼女の家に行って娘にも会った。彼女の面影を感じるかわいい赤ん坊だった
彼女の両親も良い人たちで、俺に好意を持ってくれているように感じた
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:10:08.54 ID:+sIfKzqSO
交際から1年ほどが経過した。俺はいよいよ彼女にプロポーズをした
緊張した。ドラマで見るような洒落たものではない。必死に思いを伝えた
彼女の瞳には涙の予感があった。プロポーズを終えるころには、ボロボロと泣き崩れていた
彼女は必死に呼吸を整えながら、絞り出すようにして返事をしてくれた
「ありがとう。でもその気持ちには応えられません」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:12:10.83 ID:+sIfKzqSO
彼女は目尻を指先で拭いながら言葉を続ける
「実はまだ隠していることがあるの。ごめんなさい」
ドキリとした。あれ以上のことがあるとは思っていなかった
当然それは良い話ではないだろう。息を止めて彼女の言葉を待った
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:14:15.96 ID:+sIfKzqSO
「前の彼と別れた理由を話してなかったね。実は彼と付き合ってるときに知らない男に暴行されたの」
再び彼女は泣き出した。慰めるべきだったのだろうが、何を言っていいかわからなかった
「それからしばらくして妊娠したことが分かってね、彼に伝えたら暴行されたときの子供なんじゃないかって言われた」
何度も嗚咽を漏らしながら言葉を紡ぐ彼女を見ているうちに俺も泣き出していた
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/18(日) 14:16:20.28 ID:+sIfKzqSO
「たしかに時期は合ってたけど、私には彼の子だと思ってた。だけど彼は信じてくれなくて、それからすぐにフラれた」
彼女は大きく深呼吸をした。ずっと抱えてた悩みを吐きだしているようにも思えた
「だいたいバカだよね。事件のことを彼に伝えてからずっと冷たくされてたのに、何とかなると思ってたんだ」
悲しい笑顔を無理やりに貼りつけて彼女は言った
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