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【ウマ娘怪文書】ウマ娘の名門と呼ばれる一族は数多くの名ウマ娘を擁することで有名である 名門とはただ強いだけでなくレースを取り巻く社会へ貢献する存在であり、その名声が一族を名門へと押し上げる


1: 1/2 2024/05/06(月)20:15:43

ウマ娘の名門と呼ばれる一族は数多くの名ウマ娘を擁することで有名である
だが多くの名ウマ娘を排出しているvictory clubなどがこれらの名門と同列に語られることはない
何故なら名門とはただ強いだけでなくレースを取り巻く社会へ貢献する存在であり、その名声が一族を名門へと押し上げるからだ
「片付け完了。レポートは車の中でまとめるとして……」
「トレーナーさん、お待たせいたしました」
「ああ、丁度よかった。それじゃ行こうか」
ある日の夕方。大半の生徒がトレーニングの追込に入る中、俺たちは一足先に切り上げていた
今夜開催されるのはレース関係団体の夜会。華麗なる一族の代表としてルビーが出席することになっていた
次期当主として当然の責務……と言っているが、理由はそれだけではない
「……申し訳ございません。このようなお手間をかけさせてしまって」
「いいって。契約したときから覚悟の上だよ」
彼女が直面している最大の問題。それはルビーが矢面に立たざるを得ない程の後継者不足だ
今の一族は政治活動に重きを置くことで存在を維持しているのが実態である
なお幸い人手はあるため、俺にもお手伝いさんが配属されていたりする




2: 2/2 2024/05/06(月)20:16:10

「お嬢ッ!アニキッ!お迎えに上がりやした!!」
「ありがとう。でも学園内でアニキはやめてくれって言ったよね?」
「しっ、失礼いたしやした!」
「トレーナーさん、それくらいにして急ぎましょう」
学園の正門前で気合の入った声が響き渡る。言うまでもなく、一族から遣わされたお手伝いさんだ
いつ見てもスーツをビシッと着こなし、夏場でも背広を脱がない姿勢は見習うべきところがある
「お嬢は向こうで着替えるとして、アニキはそのコート羽織ってください」
「もうすぐ夏なのに、これ必要なの……?」
「それが『場に相応しい装い』であると存じます。我々が見縊られる訳にはまいりませんので」
建前上は交流会に過ぎないが政財界の要人も出席する会合であり、一族の存亡に関わってくる
片や十代の小娘、片やこの道数年のひよっ子。使えるものは何でも使うべきか
「まあ会場は冷房も効いているだろうし、着ておこうかな」
「トレーナーさん。今のうちから『場に相応しい言葉遣い』でお願いします」
「……敵わんなぁお嬢には。お手伝いさん、飛ばしてや」
これも全てルビーのため。急加速する黒塗りの車の中、俺は西日本の方言の復習に励むのであった






3: 名無しさん(仮) 2024/05/06(月)20:18:15

(用が済んだらダイイチルビーはトレーナーを変えるつもりかもしれへんなあ)





4: 名無しさん(仮) 2024/05/06(月)20:19:40

公序良俗に反してそうなお手伝いさん来たな…




5: 名無しさん(仮) 2024/05/06(月)20:20:02

>>4
それは…やはり叡智な意味で…?




7: 名無しさん(仮) 2024/05/06(月)20:21:04

>>5
確かにH(ansha)的な意味ではあるが…




14: 名無しさん(仮) 2024/05/06(月)20:28:11

>>7
誓って法には触れてません




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