女編集者「桃太郎って性差別的よね?」絵本作家「はい?」
1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:09:57 ID:S4Fl
絵本作家「えっと・・・はい?」
女編集者「創作物とはいえ、ジェンダーを意識していない作品は死滅すべきです」
絵本作家「えっと・・・はい?」
女編集者「だから、私はこの作品を機に、戦うことを決めたの」キリッ
絵本作家「えっと・・・はい?」
女編集者「それでは、MTGを始めましょうか」ニコ
2 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:10:11 ID:S4Fl
――数日前
絵本作家(はぁ・・・結局出版できた絵本は一冊)
絵本作家(印税も期待は出来ないし、そろそろ諦めて田舎に)
プルルルル
絵本作家「はい!絵本作家です!」ガチャ
編集長『あーどうも。〇〇出版の編集長です』
編集長『実は、頼みたい仕事がありまして・・・』
絵本作家「何でもやります!!!」
編集長『本当ですか・・・?』
絵本作家「はい!なんでも!!」
3 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:10:24 ID:S4Fl
――〇〇出版 ミーティングルーム
編集長「お久しぶりです。絵本作家さん」
絵本作家「お久しぶりです!編集長さん!それと・・・」
女編集者「はじめまして、女編集者です」
絵本作家「はじめまして!この度はお声がけいただき誠にありがとうございます!」ペコ
編集長「まぁ、そうかしこまらずに・・・」
絵本作家(うん?編集長さん、なんかやつれてる?)
絵本作家「それで、お仕事というのは?」
5 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:10:40 ID:S4Fl
編集長「はい・・・桃太郎の絵本を書いてもらえないでしょうか?」
絵本作家「桃太郎ですか?」
編集長「弊社では数年に一度、おとぎ話を“時代に合わせた”形に編集しているんです」
女編集者「」コクコク
編集長「それで、今回桃太郎をあなたにお願いしたく・・・」
絵本作家「いいんですか!?僕なんかで!?」
編集長「それは・・・」チラッ
女編集者「」コクコク
編集長「あなたさえ、よろしければ・・・」
6 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:10:57 ID:S4Fl
絵本作家(なんか含みのある言い方だなぁ・・・でも新作の構想もないし)
絵本作家(ここで、編集長に借りを作っておくのも一つの手か・・・)
絵本作家「もちろんです!」ニコ
絵本作家「やらせてください!」
編集長「」ジワッ
編集長「ありがとう・・・ございます」ウゥウッ
絵本作家(泣くほどのこと!?)
7 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:11:07 ID:S4Fl
編集長「それではあとは、この女編集者」チラッ
女編集者「」ニコ
編集長「女編集者さんが、担当しますので・・・」
絵本作家「よろしくお願いします」ペコ
女編集者「よろしくお願いします」
編集長「彼女は・・・とても優秀でして・・・」チラッ
絵本作家「??」
8 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/04/25(木) 16:11:22 ID:S4Fl
編集長「アメリカの出版社でも・・・働いて、その・・・」チラッ
編集長「若いのに・・・いや・・・こうみえて・・・いや」チラッ
編集長「見た目通り?・・・いや」
絵本作家「??」
編集長「とにかく、才女なんです!!!」
女編集者「編集長」ニコ
編集長「はい!!!」ビクッ
女編集者「私の話はいいです。そろそろ始めたいのですか?」
編集長「もちろん!では絵本作家さん!あとは頼みます!」
絵本作家「え?あ、はい・・・」
編集長「それでは!またお会いできることを願っています!」スタコラサッサ
絵本作家「え?」
ガチャン