【ウマ娘怪文書】「トレーナー狩りって聞かなくなったね」ふとしたタイミングで思い出して来たメジロパーマーに彼女の担当トレーナーはああ、と声を上げる
1: 名無しさん(仮) 2024/04/23(火)19:24:35
「トレーナー狩りって聞かなくなったね」
ふとしたタイミングで思い出して来たメジロパーマーに
彼女の担当トレーナーはああ、と声を上げる
春、特に新入生が入る頃指導者を欲しているのは闇の勢力も同じである
その為春先は担当トレーナーが拉致される事件が頻発するのだ
「まあサクラと一緒でさ、もう旬を過ぎたからね」
闇の者によって拉致され消息を絶つものの
トレーナー達は短くて三日、長くても一週間程で学園に復帰する
同時期、地方で目覚しく成長するウマ娘が現れる事に関し因果関係は不明だが
既に新入生や担当のトレーニングに本腰を入れる時期に入っている
だから中央も闇も拉致や出張をしている所では既に無いのだ
「安心しなよパーマー。俺は君の側を離れるつもりはないからさ」
う、という顔をして視線を外しパーマーが頬を掻いた
無論彼女はトレーナーがそのつもりなのは分かっていたが
それでも言われた時に送り出そうという覚悟もしていた
2: 名無しさん(仮) 2024/04/23(火)19:24:46
その上でその一言が聞きたくて話を振ったにも関わらず
時間差でそれに
罪悪感が湧いてきたのである
「ごめん、は無しだぞ」
逃げウマが先手を塞がれれば後は沈み込むだけだ
そこにバ群は無かったが代わりにトレーナーの胸板があった
ぼす、と飛び込んで来たパーマーの頭を
何も言わずにポンポンとトレーナーが労わるように撫でる
3: 名無しさん(仮) 2024/04/23(火)19:25:01
「あれ?でも昨日はトレーナー狩りが出たって」
「ああ。あれは闇の者じゃないよ」
「そうなの?」
「そう。ただのマフィア」
「ただの?」
「うん。だから遠慮は要らないし同僚や生徒に使えない技が使える」
胸元から顔を上げたパーマーがそのまま硬直し
暫くの間トレーナーのいつもと変わらない表情を見つめ
そうなんだ、と答えて再び顔を埋める
そして彼女は考えるのをやめた。
8: 闇の者 2024/04/23(火)19:28:54
>>3
>「うん。だから遠慮は要らないし同僚や生徒に使えない技が使える」
なにそれ知らん…こわ…
5: 名無しさん(仮) 2024/04/23(火)19:26:30
うん…うん?
6: 名無しさん(仮) 2024/04/23(火)19:27:02
なんでマフィアが出るんだよ…
7: 名無しさん(仮) 2024/04/23(火)19:28:49
優秀なトレーナーは海外に連れ去られてそちらのウマ娘の育成を強要でもされるのか?