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【洒落怖】洒落にならない怖い話『不気味なBAR』


538 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 23:59

店に入って、そのスタッフがマスターとしばらくぶりのあいさつをしたあと、

奥のテーブル席に5人は座ったそうです。

店はビルの5階だか6階にあって、15、6人が座れるカウンターと

テーブル席が3つくらいの、まあよくあるタイプのバーとのこと。

5人は水割りを飲みながら他愛のない話しをしていたが、
次第にみな無口になって行ったそうです。
マスターの知り合いのスタッフ(そうそうこのスタッフが運転手に話しをした人です。K氏としておきます。
なんか前後してて恥ずかしいなあ、まいいか)が、みんな静かに
なったので「なんだよ、みんなどうかしたのか?」
と聞いたんですが、4人とも「いや、別に・・・」とか
「何でもないよ」などと言い、なんか気まずそうだったそうです。




541 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 00:11
みんなのあまりに妙な様子にイライラしてきたK氏は
「なんなんだ、お前ら、いいかげんにしてくれ! 」
と声を荒げると、他のスタッフたちが言いにくそうに、

「この店はおかしい。気持ち悪い」と言ったそうです。

K氏にせっかく連れられてきたわけだし、なんか言いにくかった、とのことでした。

K氏も、自分が紹介した店にケチをつけられたような気もして、

「なに言ってんだ、お前らは。なんにも感じないぞ、

オレは。普通のバーじゃないか」と言い、マスターが病み上がりで
見た感じ確かにちょっと無気味だったそうなので、
K氏はそのせいじゃないかと小声で話しました。

小声で




549 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 00:31

すると、みんなは「そうじゃない。なんかあの辺がすごくいやな感じなんだ」と店の入り口辺りを指したそうです。

「別になんにもないじゃないか」とK氏は席を立って、入り口に行きました。

入り口の前には襖2枚分くらいの竹のついたてがおいてありました。

K氏は「なんにもないぞ」とかなんとか呟きながら、ついたてを何気にみたそうですが、

特に問題がなく、ただ、小さい和紙人形が4つ貼り付けられていたそうです。

和紙人形って知ってるかなあ、和紙でつくった平べったい人形ね。

あれが、4つ、ちょうどおとうさん、おかあさん、男の子、女の子って感じであったんだそうです。

K氏は席に戻り、みんなに「なんにもなかったぞ。ただ和紙人形があるだけじゃん」と言うと、

女性のスタッフが「そう、それがすごく怖いの。私は店に入った瞬間に毛が逆立って、もう早く

出たかったんだけど、悪くて言えなかった。みんなにコソコソ

聞いてみたら、同じ思いをしていることがわかった。

ここ危ないから早くでよう」と言ったそうです。

別の男性スタッフも「オレもあまり詳しくは言わないけど、
トイレに入ったときにそう思った」と言い出したので、
K氏はまったくその手の話しは信用しないたちなので、
「お前らどうかしてるよ」と言って、トイレにわざと入ったそうです。





562 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 00:46
K氏はトイレで普通に用を足していたそうですが、
いきなり両肩にズシンとなにかが乗ったそうです。
それはもう錯覚だとかなんとかといったものではなく、
あきらかになにかが乗った感覚だったそうです。

もちろんトイレの中には誰もいません。

K氏は用を途中でやめ、アワアワと席に戻っていきました。
そしてみんなに「や、やっぱり店を出よう」と言いました。
驚いたのはみんなのほうです。あれだけなんにも感じないと
言っていたK氏がトイレから真っ青な顔をして出てきて、
「出よう」なんて言うんですから。みんな「どうした?
なにがあった?」と聞いてきましたが、K氏は勘定を済ますと

なにも言わずエレベーターにみんなと乗って降りたそうです。

そしてビルの下で雨をよけながら、みんなになにがあったのかを
話していたわけです。その場面を先ほどの運転手が見ていたんですね。

ああ、指が痛い。遅くてすいません。これでも必死に打ってます。




571 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 01:01
運転手さんはひと通り話しを聞くと、K氏にこう言ったそうです。
「お客さんの話しは信じますよ。もうその店には行かないほうが
いいですよ。現にお客さん、いま連れてきちゃってますよ」
今度は私が驚きました。「え? じゃあ、運転手さん、なにか
見えたとか・・・」と聞くと、「いや、そのお客さんを乗せる前に
3組くらいお客を乗せてましたが、みんな酔っ払いでギャーギャー
騒いでも窓ガラスはぜんぜんくもらなかった。
それが、そのお客が乗ってきたとたん窓ガラスがいっせいに
くもったんです。あと、私は剣道とか武道をちょっとやってるんですけど、
後ろの座席で大勢の者の気配を感じてたんです。
ときどきいるんですよ、そういう人。でも、そのお客についてたのは多かったなあ」なんて言うんです。




586 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 01:15
ちょっと省略しますね。
その運転手さんは結局、ビビリまくったK氏についていた霊を

N方の家の前で活を入れて追い払いました。

私はすごくその店に興味を覚えたので、運転手さんに店の名前を
聞いたかと訊ねました。すると「なんだったっけなあ。たしか、舞う、

だか、踊る、だかの字が入ってたような気がしますね」

私は友人に話して、翌日の夕方にそのビルに行ってみました。
ビルの入り口に入ってる店の看板がズラリとならんでいて、
私らは手当たり次第に看板をチェックしていきました。
すると、「舞姫」というバーがありました。
私と友人は顔を見合わせ、5階にあるその店に行くことにしました。






617 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 01:45
5階でエレベーターを降りると、そのフロアに3軒バーが入っていて、
一番奥に「舞姫」はありました。お約束っぽくていやなんですが、
そのフロア全体がお線香くさいんです。私が「舞姫」のドアのぶを

引くと、カランとドアの鈴が鳴りました。

私は真っ先についたてを見ました。そこには運転手さんの言ってた
とおり和紙人形が貼り付けられていました。
その和紙人形を見たとき(友人も見た)、これは絶対にヤバイ
と思いました。普通、和紙人形って、目とか鼻がないんですが、
そこにあったのは顔になっていて、目は真っ赤でつりあがっていて
黒目が変な位置についているんです。しかも口から小さい牙が
出ていました。私たちは、人形を見た瞬間に非常階段からかけおりました。

運転手さんから聞いた和紙人形の話しと、私の実体験の話しは以上です。

店の名前(一部変えました)を出したのは、去年再び行ってみたときに、もうなくなってたからです。

友人とその店に行ったあと、R土町ビルに関する情報を
集めてみたんですが、実に洒落にならない話しばかり出てきたんです。

今度書くときはちゃんと整理してシンプルにお話ししたいと思います。
いらついたみなさん、すいませんでした。勉強しなおします。



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