中堅企業でしがないサラリーマンやってたある日、派遣の妻が本社勤務の部長とそういう仲になってた事が判明した。その年歳差が17だと知って呆然状態の俺に妻から呆れる言い訳が…
537:528 2011/04/02(土) 23:23:38
結婚後も自分は仕事に追われ、なかなか元嫁に寄り添えず、
また彼女が以前程、自分に接しようとしなくなったのは、
全て自分の責任だと思っていました。
そんな生活が続いて3年、夫婦生活もありましたが淡白で、
元嫁から拒否される事が段々と増えてきました。
また仕事や、その付き合いで帰りが遅くなる事も多くなり、
「まさか、浮気か!?」という、疑念が自分の膨れていく様に
なりました。
流石に愛している人間を疑う事にも、罪悪感を感じましたし、
そういう自分に対して嫌悪感を持つようになりました。
それでも疑念は晴れず、また気分は「闇」という底無し沼に
飲み込まれる感覚でした。
538:528 2011/04/02(土) 23:36:37
そんな中、ある休日の事。
元嫁は普段は携帯電話を離さず持ち歩くのですが、
近くのコンビニで、買い物をするというので、置いて行った
(置き忘れた?)らしく、そこに電話が掛かって着ました。
着信の名前には「**部長」と表示されています。
名前も、どういう立場の人間か、どういった仕事をしているのか、
というのも元嫁の話から聞いていますので、どういった人物かは
理解しているつもりでした。
しかし、休日に職場の人間から電話が掛かってくるとすれば、
余程の事か、それか個人的に親しい関係の人間です。
まして本社の部長が派遣社員に対して、携帯電話に連絡するというのは、
仕事上の話ではないと、思いました。
では、「仕事の話ではない」とすると・・・
自分の中にある「疑念」は、「疑惑」へと切り替わりました。
542:528 2011/04/03(日) 00:02:27
コンビニから帰ってきた、元嫁。
自分は、何も知らないかの様に
「何か、携帯電話が鳴っていたよ」というと、
彼女は一瞬「ハッ」とした顔で、携帯電話がある方を振り向きました。
そして、彼女は急いで携帯電話を取ると、画面を確認していました。
その後、「あ~、仕事の資料をメールするの忘れてたのよ~」なんて、
言っていましたが、自分は彼女の浮気を「確信」しました。
正直、崖から突き落とされた様な、絶望感にたたきつけられました。
「自分達」が気付き上げてきた「信頼」という名の城が、
砂で出来た城の様に音も無く、そして、強風に煽られ呆気なく
崩壊していく様な気分になっていました。
しかし自分は、それを事実として受け入れる事は出来ず、
ただただ何かの間違えだと、そう願って止みませんでした。
544:528 2011/04/03(日) 00:21:33
あの「確信」から、約2週間程した頃・・・
「確信」はするものの、
まだそれを「現実」として受け止められない自分。
仕事が捗らず、無駄に残業の時間が延びって行きました。
そんな状態の自分を心配した上司が、「今日はもう帰って、休め。」と、
午後7時頃に声をかけてくれ、自分はそこ声に甘える事にしました。
午後8時位には、自宅に着いたのですが、部屋の明かりは点いておらず、
人の居る様子もありません。
普段なら、元嫁も居る時間のはずなのに、それが居ない。
自分に対してにすら、もう何も言葉が出ませんでした。
そっと部屋の鍵を閉め、静かに表に出ます。
546:528 2011/04/03(日) 00:35:45
後は全力で走りました。
が、ほんの50mもしたら、
息切れして歩くよりも遅くなりましたけど・・・
とりあえず居酒屋で酒を煽って、どうしてこうなったのか考えました。
考えましたが、結局「答え」は見つからず、行き場の見つからない
激しい感情が自分の中で渦巻くばかりで、埒があかないと思い切り上げ、
その後、カラオケボックスに突入。
ただただ、「泣き叫びたかった」って理由からなんですけどね。
「泣き叫ぶ」のではなく、
「泣き咆える」ってのが、正しい表現なのかもしれない。
大泣きましたよ、本当に人間じゃない様に。
その姿が、あまりに異様過ぎたらしく、
店員に何度も声を掛けられましたが。
548:名無しさんといつまでも一緒 2011/04/03(日) 00:46:00
だいたい、嫁に不倫されて周りが
ドン引くぐらいの人間じゃない様な大泣きする男ってマジメに怖い。
550:名無しさんといつまでも一緒 2011/04/03(日) 03:55:52
泣くシーンはいいから、大逆転のシーンを早く