1: 影のたけし軍団 ★ 2023/07/13(木) 18:33:20.09 ID:??? TID:gundan
生徒の体をまさぐったが、10秒未満だったから性的暴行にもセクハラにもならない――。イタリアで裁判所がそんな判断を示し、若者らが怒りの声を上げている。
裁判では、ローマの高校の男性用務員アントニオ・アヴォラ被告(66)が、女子生徒(17)に対する性的暴行罪に問われた。
女子生徒の話では、学校で昨年4月、友人と一緒に教室に向かって階段を上っていたところ、ズボンがずり落ちるように感じた。すると尻を触られ、下着をつかまれたという。
女子生徒が振り返ると、アヴォラ被告が「お嬢さん、もちろん冗談だよ」と言ったという。
女子生徒は警察に被害を届け出た。被告は生徒の体をまさぐったことは認めたが、冗談だったと主張した。
裁判でローマの検察当局は、禁錮3年半を求刑。しかし、裁判所は今週、被告に無罪を言い渡した。行為が10秒未満だったため「犯罪にはならない」と判断した。
この判決以来、イタリアのインスタグラムやティックトックでは、「palpata breve(短時間のまさぐり)」という言葉や、「#10secondi(#10秒)」というハッシュタグがトレンド入りしている。
また、無言で性器などを触りながら10秒間カメラを見つめ続ける動画が投稿されている。
見ていて落ち着かなくなるような内容だが、10秒がいかに長く感じられるかを示すのが目的だ。こうした動画は、俳優パオロ・カミリさんが最初に投稿した。以来、何千人もが続いている。
インスタグラムで2940万人のフォロワーがいるイタリアのインフルエンサー、キアラ・フェラーニさんも、同様の抗議動画を投稿した。
別のインフルエンサーのフランチェスコ・チッコネッティさんは、「10秒は長い時間ではないと誰が決めるのか? 嫌がらせを受けている間、誰が時間を計るのか?」とティックトックに書き込んだ。
「女性の体に触れる権利は、1秒たりとも男性にはない。ましてや5秒や10秒など、絶対にない」
チッコネッティさんはさらに今回の判決について、イタリア社会でセクハラがいかに常態化しているかを反映するものだと批判している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a235b9935a5abfbb2d8de72353c0acc2e79360e7