1： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)14:42:24

タイシン先輩がウマ娘イーターに襲われたのよ
アンタも知ってるでしょ？
ウマ娘イーターは有史以前からのアタシ達の天敵
奴等には固有スキルは一切が通じず潜在的な恐怖から
力が抜けて抵抗が出来なくなるただ捕食されるのを待つのみ…
お正月も過ぎたのに立っていた一対の門松が合体・変容したそうよ
ﾌﾟｯﾋﾟｶﾞｧﾝという音と共にロボの容姿を模倣したウマ娘イーターは
両肩の鋭利なバンブーランチャーを先輩に向けて発射
けど一緒にいたトレーナーさんが胸筋と腹筋でそれを防御
続いて放たれる松葉ニードルにしめ縄バインド…
これもフィジカルだけで耐えて見せていたタイトレさんに対し
ある事に気づいたタイシン先輩が檄を飛ばしたのよ
「アンタ、アタシ以外に見とれてる場合なの！？」
ええそうよ…ウマ娘がウマ娘イーターを前にすると無力化されるのと同じく
少年の心を持ったトレーナー達は合体ロボを前にするとつい見惚れてしまう

2： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)14:42:42

それを指摘されたタイトレさんは苦笑してね
気づいたのね。どんなに小さくとも
もっと格好良い存在が自分の背後に居るッて事に…
「悪かったなタイシン」
そう呟くとしめ縄を筋肉の膨張で引きちぎったトレーナーさんは突貫
襲い来る各種兵装を拳で、蹴りで、筋肉で弾き
最後にはその腕力で門松型ウマ娘イーターを粉砕
「君だけを見ている事にするから」
余計な事を言ったばかりにタイシン先輩から蹴りを貰って
二人は無事に帰還したのよ…

そんな話を愚痴に見せかけたノロケとして先輩から聞いてね
思わず興奮状態になったアタシはその足でアイツの所に向かったわ

3： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)14:43:25

「ちょっと！アンタもアタシだけを見てなさいよね」
「ずっとそうだが」

ウオッカ。アタシの天敵はどうやらウマ娘イーター以外にもいたみたいよ…

4： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)14:50:10

こいつフィジカルだけでどうにかしてやがる

5： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)14:51:17

惚気！

6： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)14:51:55

トレセンのトレーナーってすごい
改めてそう思った

7： 名無しさん（仮） 2024/01/15(月)15:04:34

え？ああうんアイツ大したケガとかは無かったよ
元々トレーナー達の服装ってアタシ達に襲われても良い様に
耐刃・耐裂・斬打射冷熱毒雷風光闇に優れてるんだって
だから気を付けないとね
それで改めて傷を確かめる為にあちこち撫で回したんだけど
やっぱりガタイ良いんだわ…鍛えてるってのは伊達じゃないね
ある程度満足した後二人で帰ってたんだけどやっぱ気になるじゃん
「ねえ、一生君だけを見つめてるってどういう…」
「ああさっきの話か。それはそれとしてウマ娘イーター
今までクリスマスツリーなんかへの擬態は確認されていたけど
門松は植物を加工して作られてる人工物。これは初の事例かもしれない
だから今後は人工物からの変容も考えて対策を練らないと…」
うん。思い切り蹴ってやった
トレーナーの頭の中って本当ウマ娘の事しか頭にないんだよね
そんだけ