823: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:13:38 ID:I9y8WnKw0

ちょっとオタ話入ります。

私当時フリーター
彼氏当時大学生
ヤバい子当時高校生（不登校）
兄男彼氏の兄。

彼氏と私はどっちもゲーマーだった。
特に彼氏は、とあるゲームのファンサイトみたいなもののオフ会に行くほどのゲーマー。
私も同じファンサイトでチャットしたりしてたけど、オフ会には抵抗があったので不参加。
ついでに、前に違うサイトでやり目の出会い厨に粘着されたので、男のふりをしてチャットに参加してた。

そこでヤバい子から人生相談をされるようになった。
私は実家住まいのフリーターだったから時間もあったし、あまり無責任な事は言わないように気を付けつつヤバい子の愚痴を聞いてた。

そしたらヤバい子にロックオンされた。

ヤバい子は私と仲の良い人たちに「私男（私のHN）さんに会いたい！」と私の連絡先を聞きまくっていた。
そのうち彼氏と私がリアル知り合いだと知り、ヤバい子は彼氏に「私男さんの情報教えろ」攻撃をした。
アホな彼氏は、私男のプロフィールを適当にでっちあげてヤバい子に教えた。
モデルは彼氏の兄の兄男。

ヤバい子はそのプロフィールがヤバい子の好きなゲームキャラに似ていたため、スイッチが入ってしまったらしい。
私あてに、ポエムや「会いたい」「会えなきゃ氏ぬ」「愛してます」「自頃します」のテンプレメ迷惑メールが来た。
1日に20通届いた時に、私はサイトから姿を消しメアド変更をした。

824: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:18:57 ID:I9y8WnKw0

しかしアホな彼氏は「俺は大丈夫。ヤバい子がログインしたらチャットから出ればいいし！」とチャットに参加し続けた。
そして私が何度もやめろと言ったのに、彼氏は「私は神経質だなー、俺は男だから大丈夫！」と状況を甘く見てオフ会に出かけてしまった。

そこにはヤバい子が来ていた。
ヤバい子は大柄で太っていて、肌も荒れ化粧もせず、黒尽くめの露出ゼロの服を着て、30代くらいに見えた。

彼氏はびびって、幹事に適当な理由をつけて早退。
するとヤバい子が「送ります」とついて来た。
断っても逃げても電車に乗っても追いかけて来るので、彼氏は途中下車して走って逃走。

よりによって私の家に。

彼氏は一人暮らしで、ヤバい子が押しかけて来たら怖いからと私の家に来たらしい。
ヴァカにもほどがある。

結果、彼氏のピンポーンに応えて出た私の姉が、ヤバい子に襲われた。
二階にいた私は悲鳴と奇声を聞いて玄関に走った。

そこには、姉の首を絞めている見知らぬ女（ヤバい子）と、抵抗して女の手を殴り続ける姉。
そしてその隣に座り込んで、涙目で悲鳴を上げてる彼氏が。

ﾒﾀﾞﾏﾄﾞｺｰになりつつ慌ててヤバい子を引きはがそうとしたが、すごい怪力で歯が立たない。
彼氏を蹴飛ばして立たせ、二人がかりで羽交い締めにしてようやく姉から引きはがした。
余談だけどヤバい子からは異臭がした。

826: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:25:39 ID:I9y8WnKw0

ヤバい子はずっと「あばっばっばばばっばばばばっばばぶぁば」みたいな感じで会話にならず、隣のおじさんとおばさんが様子を見に来てくれて、警察呼ぶかどうしようかということに。
しかし、我が家では前に姉が元彼にストーカーされたことがあって、
その時「知り合いのトラブルだしねぇ」と相談した警察に嫌な顔をされた思い出があったので、警察不信だった。

ヤバい子の荷物を漁ったら学生証が出て来て、びっくりしたが本当に高校生だったこともあり、警察は話を聞いてからに。

そのうちヤバい子も落ち着いて、膝を抱えてすみっこでめそめそし始めた。
ヤバい子に飲み物を与え、聞き込みを開始。

ヤバい子はどうしても私男に会いたくて、不登校のヒキコモリだったが勇気を出してオフ会に出た。
彼氏から私男の話を聞きたかったが、彼氏が逃げ出したので追いかけた。
彼氏が逃げ込んだ我が家を、彼氏の家だと思い込んだ。
そしたら年上の女性が出迎えた。
既にヤバい子は色々な人から私男と彼氏の話を聞きまくっており、その結果、私男は彼氏の兄だろうとあたりをつけていた。
（彼氏がでっち上げた私男像が、彼氏の兄をモデルにしてたのだから当然といえば当然）

チャットで聞いた話では彼氏には兄しかいないはずなのに女が出て来た年上の女ってことは私男の彼女！？

で、姉に襲い掛かったということだった。

私が私男だという説明をしたが、ヤバい子はなかなか信じなかった。
ようやく信じさせた時、ヤバい子は白目剥いて口の端から泡飛ばして「おげっおげっ」と言い始めた。
もう本当に怖くて泣きたかったのに、彼氏が先に「俺もういやだぁ～！」と泣き出した。
冷めた。

827: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:28:34 ID:8MIAsT0N0

冷めるタイミング遅いよー

828: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:29:21 ID:cQH/ajxc0

＞「あばっばっばばばっばばばばっばばぶぁば」
ってのがわかるようなわからんようなｗｗ

829: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:30:03 ID:ZwGSeXdFP

もっと早く縁切りしなきゃ飛び火するのわかるだろうに

830: 恋人は名無しさん[sage] 2010/05/15(土) 16:32:22 ID:I9y8WnKw0

この時点で、ヤバい子襲撃からもう2時間くらい経ってたと思う。
私は疲れ切ってた。

姉が「あの子おかしい。下手に警察に押し付けても恨まれるかもしれないし、家に連絡して迎えに来てもらった方がいい」と提案したので
ヤバい子の家に電話したら、やけに朗らかな母親が出て「まぁごめんなさいねー、うちの子おかしいから」で済まそうとする。
迎えに来いよと言っても「勝手に帰って来ますから大丈夫ですよーほほほほ」とか朗らかに言ってて話にならない。

しょうがないので彼氏と私でタクシーに乗り、ヤバい子を家まで送った。
家からは母親が出て来て、「あらーすみませんねー、子（ヤバい子の本名）ったら困った子でねー」と笑顔で言ったんだけど、なんか目がおかしい。
なんていうか、こっちを見てないというか、宇宙を見てる目付きだった。

これはヤバイと思い、タクシー代だけ払って貰い「今度来たら警察に通報します」と告げて私と彼氏は逃亡。
この直後に彼氏とはケンカになり、というか私が彼氏のアホっぷりとチキンっぷりにキレて別れた。

その後ヤバい子とはまったく縁がなかったが、昨日見ていたサイトにヤバい子の名前ととても聞き覚えのある人生相談があったので、ちょっとジンマシン出しつつ投下した。

終わり。