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【目線ダスカ】ダイワニウム不足にトレーナーが気づいたのは昼過ぎの事だった


1: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:45:43

ダイワニウム不足にトレーナーが気づいたのは昼過ぎの事だった
ダイワニウムとはダイワスカーレットから分泌されている物質の事で
彼女周辺の大気中に含まれており呼吸器や皮膚から体内に浸透する
心身の健康に非常に効果的であり万病に効くが個人差がある
一方で不足すると自律神経を犯し精神に異常を来たし重篤状態では死に至る
業務の最中彼が振り向くとソファーで寛いでいる担当ウマ娘と目があったが
この距離でのダイワニウムの摂取は微量だったらしく眩暈を覚える
だが彼には成人男性として、指導者としての面子があった
彼女の側に寄って行って深呼吸をするのは憚れたのである
一方のダイワスカーレットの方はすぐさまトレーナーの異変に気付いた
理由は簡単である。彼の顔に描いてあったのだ
「ダイワスカーレットと密着したい」そう額の所に耳なし芳一よろしく
まるで経文の様に浮かび上がるのを目撃したのである
彼に対する恋慕の情が常時暴走している彼女としては飛び上がる程喜ばしい話
普段であれば座位の姿勢のまま天井を突き破り大気圏へ射出される事態だが




2: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:45:54

ダイワスカーレットは辛うじて全身に力を入れる事で踏みとどまった
これは世界の危機だからである
鋼の精神を持った彼女の担当トレーナーが自らの節度に限界を迎え
こちらにルパンダイブを決めて彼女にくっつき頬擦りをするだろう
そうなれば恐らくは因果律が崩壊し世界全体に影響を与える事となる
トレセン随一の自制心が狂えばそれを皮切りに他のトレーナーへと伝播する
こうなれば学園の風紀はおしまいである
その余波は府中から日本全土、やがては世界を覆い尽くし
平均気温の上昇、オゾン層の破壊、氷河の融解から海面の上昇
ガチャのSSR率減少からの大規模な爆死が発生し金融情勢は混乱
そうなれば最早将来十二人を超える子供を彼との間に設ける幸せライフすら困難となる
かつてない程の窮地がダイワスカーレットの脳を回転させていた
「ちょっとトレーナー」
そして何気なく、慎重に彼へと声をかける。既に文字は全身へと及んでいた
このまま彼の衝動を爆発させてはまずい






3: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:46:06

「ん?どうかしたのかスカーレット」
「ちょっと疲れてるんじゃない。膝枕してあげるからこっちに来なさいよ」
ちょいちょい、と自らの肉厚な太ももを指さしてやると
暫くの間躊躇していたトレーナーは根負けしたかのように
ふらふらとソファーへと歩み寄り素直に頭部を彼女へと預け目を閉じた
「根を詰めすぎなのよ…」
「すまん」
そしてトレーナーが脱力して寝息を立て始めると同時に
全身に浮かび上がっていた文字はそのまま消失
安堵したダイワスカーレットは今度は自らの劣情との闘いにさらされる事となるが
これは日常の事であり、世界は正常の輪の中へと戻りつつあった





4: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:46:28

そして一方その頃トレーナー寮の別棟では
トウカイテイオーのトレーナーがテイオニム
ナイスネイチャのトレーナーがネチャニウムの不足に身悶えていた。




5: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:51:37

ウオッカ
アンタも定期的にウオニウムをトレーナーにあげないとあの人欲求不満でそれはそれはとんでもないことになるわよ




6: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:53:57

なんだその光線技の主成分みたいなネーミングは




7: 名無しさん(仮) 2023/11/26(日)13:56:58

まあテイオニウムやネチャニウムはトレーナーが強行摂取しても大丈夫だろう
これがアイネスニウムやダイイチニウム不足だったら危険だったが…




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