1: 2023/11/04(土) 11:52:12.01 ID:??? TID:BUGTA
ラーメン二郎は、東京・三田にある「総本山」と、のれん分けした店があります。このラーメン二郎の味やスタイルから影響を受けた二郎系ラーメン(二郎インスパイア)を含めると、ラーメン業界で一大ジャンルとなっています。
一方で、「二郎系ラーメン ルール」と検索すると、「めんどくさい」というワードがサジェストされます。弁護士ドットコムがLINEで飲食店でのトラブルについて、体験談を募集したところ、多かったものの一つが、この「二郎系ラーメン」と呼ばれるラーメン店のルールでした。
二郎系ラーメンでは、入店するために並ぶところから「独自ルール」をつくっている店があります。列のつくり方や、私語・喫煙の禁止などです。行列ができる店だと、近所迷惑にならないよう、さまざまな配慮をしているようです。
しかし、「独自ルール」が守られない場合に、厳しく叱られたという人がいます。弁護士ドットコムニュースのLINEに寄せられた体験談を紹介します。
関東地方のある二郎系ラーメンを訪れた人によると、営業時間になっても開店しないばかりか、並びながらしゃべっていたら店員に注意されたそうです。その後、この人は店員から「うるせぇ」と毒を吐かれ、「異様な空気だった」とのことでした。
また、二郎系ラーメンといえば、「コール」と言われる独自のシステムがあります。たとえば、店員から「ニンニク入れますか?」と聞かれた際、ニンニクについてだけでなく、野菜や脂、トッピングの種類と量も一緒に伝えなければなりません。
ただし、その注文は初心者には「呪文」のように聞こえます。たとえば、「ヤサイマシマシカラメマシアブラスクナメニンニクマシ」と唱えているジロリアンがいたら、「野菜とても多め・スープのタレ多め・背脂少なめ・ニンニク多め」という意味だそうです。
二郎系ラーメンに慣れていない客には、まったくわからず戸惑うこともあります。
LINEに寄せられた中には、関東地方のある二郎系ラーメンで「ニンニクを入れないと店主が首をかしげる」という体験談がありました。「コール」でお互い意思の疎通ができず、困ったというケースのようです。「二郎系だけは行くなと言いたい。ローカルルールが多すぎ」という声もありました。
そもそも、なぜ二郎系ラーメンと呼ばれるラーメン店には、他のラーメン店にはないような細かいルールがあるのでしょうか。西山弁護士は「ラーメン二郎三田本店」を例にして、次のように説明します。
「私が通っていたときに把握していたルールは次の4つです。
(1)着席前に麺の固さと量(大か小か)を確認
(2)ラーメンが提供される寸前に無償サービスのトッピングの確認(コール)
(3)食後、どんぶりをカウンターの上におき、カウンター上に置いてある布巾でカウンターを拭く
(4)食後、すぐに店を出る(一緒に来た人が食べ終わるのを待たない)
大雑把なまとめ方にはなりますが、他店にないルールが生まれたのは、他店にはない無償のトッピングサービスの存在、店とジロリアン双方の並んでいる客に迷惑をかけてはいけないという意識ではないでしょうか」
店と客が気分よくラーメンを楽しむためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
「求めているものが客によって異なっており、これが必要と断言することは難しいですね。
自分には合わないルール・雰囲気がある個性のある店に間違って行ってしまうことは、客・店双方にとって不幸だと思います。ですので、店は『こだわりのルールや雰囲気、味の特徴などがあればホームページやSNSなどで周知』し、客は『気になるラーメン屋があれば初めて行く前にインターネットなどでルールや雰囲気、味の特徴等を調べる』のはどうでしょうか。
双方、気持ちよくラーメンを提供し、楽しむためには、ミスマッチを減らすことが大切だと思います」(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=