余命宣告を受けた妹に「子どもをお願い」と姪を託された。妹の夫は何をしていたかというと…
2: 名無しさん@HOME 2019/05/10(金) 21:47:23.04 0
初めてだからよくわからん、1で書き込まないんだな。とりあえず二ヶ月前に娘が男連れてきて結婚するって言って、先週結婚した。2DKの部屋がやけに広く感じる。寂しいから1人酒してる最中。
飲んでると色々思い出すから書いていく。拙いけど暇なら聞いてほしい。
娘は八歳の時に預かった。妹の娘で、アイツ余命二ヶ月宣告受けて俺に預けてきた。末期のすい臓がんであちこちな転移してて手がつけられない状態だった。
妹夫もいたけどコイツがマジでクソ野郎で俺が預かった形。
妹夫とは何度かぶつかり合うことになる。
あかん、寂しい。誰か癒して。話聞いてほしい…
妹が来た日は未だに覚えてる。記憶よりだいぶ痩せ細って「この子、お願い」って言って病院に返した。
病院まで運んで事情聞けばガンで助からない、夫はDVが激しくそんな中に子どもなんて置いとけないから、後は頼むって言われた。
けど俺その時しっかり育てるとかそんな気なくて、めんどくせーとか思ってた。
俺高校中退して家出して、三十三歳まで特殊清掃員として生きて来たのよ。
当然家族とは絶縁状態、妹の見舞いに来た時に虫でも見るような目で見られてから時間変えて来るようにする感じ。
そんな奴にいきなり押し付けても正直迷惑って思ってた。
とりあえず子どもに対してどう接していいかわからなかったからお互い無言やったのは覚えてる。
どーしよーかなって思ってたら娘の腹からこっちまで聞こえるくらい大きな音がした。
飯も食うてへんのか思ってたら娘いきなり泣き出したから焦る。
「なんで泣くねや…」
「ごめんなさい。怒らんといて」
そんなんで怒らん、て言うとしたらビクって震えてとっさに顔に手持ってった時にDVを日常的にされてるんやって思った。
よく見たら身体とかにもアザがあるし。
「飯食うか?」
「……」
「………あー、お腹空いてるんやったらちゃんと言いや?」
「………スパゲッティ食べたいです」
「あい」
男の雑な手料理でペペロンチーノ作ってやると凄い勢いで食べだした。
脇目も振らずってこのことやろなって思うくらい必死やった。
この辺りから妹夫に対して怒りがあったんやと思う。
4: 名無しさん@HOME 2019/05/10(金) 23:13:01.00 0
聞いてるよ
5: 名無しさん@HOME 2019/05/10(金) 23:15:06.79 0
妹は感謝してると思うよ
なんで親に預けなかったのか疑問だけど取り敢えず最後まで書いてよ
6: 名無しさん@HOME 2019/05/11(土) 00:37:15.65 0
待ってるよー
7: 名無しさん@HOME 2019/05/11(土) 05:50:50.83 0
すまん、寝落ちしてたw
親に預けなかったのは二人とも八十超えてたから。自分のことで精一杯っぽいし、老い先短そうだったから。
それに娘をこれ以上たらい回しにしたくなかったってのもある。妹が死ぬまで一ヶ月ちょっとの間に娘のことが好きになれたんだろうな。
とりあえず預かった初日から言いたいことや、したいことはハッキリと言わせるようにした。まぁ怒られることにかなりトラウマ持ってるみたいやったから褒める、甘やかすで信頼関係気づいて行こうって。
そんなことやってる間に一ヶ月経って妹が死んだと病院から連絡が来た。
病院行ったら娘を預けた当初より変わり果てた妹がベットの上で寝てた。俺は出来るだけ娘を連れて毎日お見舞いしてたので妹がどんどん弱っていくのをただ見てることしかできなかった。
この間娘夫は来なかった。
そして葬式してる時にほんと十年ぶりに親に再開した。
8: 名無しさん@HOME 2019/05/11(土) 06:08:45.78 0
文は妹の棺桶にかじりつくみたいにずっといた。棺桶から化粧を施された妹を見ながらずっと泣いてんのよ。
娘もギャン泣き。物心ついてるし、ずっと俺にしがみついて泣いてた。
通夜、告別式とか諸々終わって妹が骨になった頃に俺の家に親が来た。
俺の家を見て何か言われるかなっと思った。
家には俺の物以外に娘の部屋があり、勉強机、タンス、棚もろもろ必要なものを買い与えていて2DKじゃ手狭な感じ。
俺は母と父と対面して座っていた。
娘はまだ学校に行ってた。
「1、中退して以来やな」
「もう会わんと思ってたけど……こんな形で会うことになるとは思わんかった」
「1、率直に言えば娘をこっちに預ける気はないか?」
「……ない」
親がなんでこっちで引き取るって言うと俺って高校中退のクソ野郎じゃん?、ついでに仕事も特殊清掃員っていう、言い方悪いけど死んだ人の家とかを綺麗にする人に誇れないような仕事じゃん?
俺みたいなやつに子どもを育てられるのかって
「無理ならこっちに預けなさい。母さんたちが面倒みるし」
「あんたら八十まわって行っちゃ悪いけどいつまで生きてるかわからんやろ。もし死んだら娘はまたあっち行きこっち行きしなあかんねんで。かわいそうやろ」
「………」
「………1」
それまでずっと黙ってた親父が始めて名前を呼んだ。
「妹が託したんやったらしゃーない。かーちゃんも、コイツはもう大人や」
そう言って立ち上がる父親とうろたえる母親。
「けど、無理なったら預けなさい。間違っても途中で放り出すな」
「………わかっとる」
親父がやけにカッコよく見えた。
ここで終わればよかったんだが、親が帰った後に妹夫がやってきて俺のスイッチが入ることになる。
9: 名無しさん@HOME 2019/05/11(土) 06:12:04.54 0
読んでるでー