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【AC6怪文書】「レイヴン、私はそれでも、人と、コーラルは……」電磁加速されたニードルが私の体、IB-07:SOL 644の装甲を貫き、破砕する。


1: 名無しさん(仮) 2023/09/12(火)23:44:23

「レイヴン、私はそれでも、人と、コーラルは……」
電磁加速されたニードルが私の体、IB-07:SOL 644の装甲を貫き、破砕する。
各機能が喪失したことで動力に使っていた同胞たるコーラルが行き場を失い暴走を始め…宇宙の闇に映える赤い爆発を起こした。

私は……負けた。
始めから分かっていた。 彼に、レイヴンに勝てるとは思っていない。
これは遠回しな自殺……いや、心中紛いの自殺だ。
私は彼に選ばれたかった。彼と共に生きたかった。
だが、彼は恩師から受け継いだ信念を選んだ。全てを焼き尽くす事を選んだ。
信念と情念がぶつかって……情念は、私は負けた。 

もはや阻むものはない。
ザイレムはパスキュラープラントへと突入し、ルビコンの全ては焼き尽くされる。
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2: 名無しさん(仮) 2023/09/12(火)23:45:14

ザイレムの特攻と同時に彼のACが私に背を向け、離脱体勢に入る。
私との戦いで右腕は外れ両足はガタガタ。ブースターは咳き込むように炎を吐いていた。
少しでも機体を軽くしようと、リニアライフルを捨て、電磁ニードルキャノンとソングバードもパージする。
アサルトブーストを全開にしているが、あのままでは……

「ああ、全く。仕方のない人ですね、レイヴン……これが最後ですよ」

IB-07:SOL 644のジェネレーターはまだ生きていた。
炉心に残されたコーラル、同胞の力を借りる。
変形して、加速。レイヴンの機体の真後ろに付けて彼の機体を押す。
彼は驚きと共に私の名を叫んでいるだろうか?
彼の声を聞いてしまえば未練が残る。
だから、交信ではなく接触通信で一方的に声を送りつける。




3: 名無しさん(仮) 2023/09/12(火)23:45:39

「生きてくださいレイヴン……」

「私と貴方、どちらが果たして正しかったのか…」

「貴方にはそれを見届ける権利と義務があります……」

貴方はこれで全てを失い、一人になってしまう。
でも、それでも、貴方は死なないで下さい、レイヴン。
最後のオーバーシアー、そして私が心を通わせた唯一の人。

ジェネレータが暴走するまで出力をブースターに回す。
嗚呼、これなら、この速度なら……レイヴンの機体を押し出す。
コーラルの炎に飲み込まれ、IB-07:SOL 644が燃える。
最後にエアの目に映ったのは僅かに此方を振り向こうとするレイヴンのAC。
そしてその耳にエアの名を呼ぶ彼の声が聞こえた気がして、エアは笑みを浮かべながら炎へと飲まれた。





17: 名無しさん(仮) 2023/09/13(水)00:00:32

>>12
初代で管理者破壊すると言う台詞よ




4: 名無しさん(仮) 2023/09/12(火)23:51:46

好きだからこそ生きてくれって呪いかけるのいいよね…




5: 名無しさん(仮) 2023/09/12(火)23:53:55

生きてるなら笑え




6: 名無しさん(仮) 2023/09/12(火)23:54:39

初めての一番の友達を殺したトラウマで誰とも親しくなれなくなる621いいよね




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