乾紗寿叶「あなたにその気がないなら彼くれない?」喜多川海夢「へ?」 (19)(完)
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:36:19.48:eQ+p4CdvO (3/7)
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うんこ
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9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:36:57.88:30bq4wSHO (1/1)
「ぜぇったい、あげないんだからっ!!」
「決めるのは五条新菜よ」
「ごじょー君はあたしを選ぶもんっ!!」
「そうかしら?」
当たり前だ。大抵の男は私みたいな幼児体型ではなく、スタイル抜群な喜多川海夢を選ぶだろう。とはいえ、彼の家業は特殊なので。
「彼は私みたいなお人形が好きだと思うわ」
自らの小ささを武器にすると喜多川海夢は。
「……お願い、します」
「え? ちょっと、あなた……」
「ごじょー君を、取らないでください……」
泣きながら頭を下げた。生きていると、どうしようもないことがある。自分の体格などは典型的でこればかりはもう変えようがない。
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:37:28.76:eQ+p4CdvO (4/7)
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ちんかす
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11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:37:58.73:+nuEGdP9O (1/1)
「……悪かったわよ、揶揄って」
「ふぇ……?」
「人の男を奪う趣味なんてないわよ。ただ発破をかけただけ。私はともかく、早くしないと他の誰かに取られるかも知れないでしょ」
種明かしすると喜多川海夢は余計に泣いた。
「よ、良かったぁ……もうダメかと……」
「そもそも彼が私なんか選ぶ筈ないじゃないの。もっと自分に自信を持ちなさいよ」
「だってぇ……ジュジュサマ、可愛いし」
恋に涙するあなたのほうが可愛くて素敵よ。
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:38:30.24:eQ+p4CdvO (5/7)
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ゲボ
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13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:39:10.39:Q5R7DdNVO (1/2)
「泣き止んだらさっさと告白してきなさい」
「ううん……今日はムリ」
「この私が憎まれ役を買って出たんだから、あなたも覚悟を決めなさいよ」
「だってジュジュサマのせいで漏らしたし」
「は?」
「フハッ!」
「なに嗤ってるのよ……ふふっ。馬鹿ね」
やれやれ。着られる着替えがあったかしら。
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「五条新菜も苦労するわね……ご愁傷さま」
それにしても喜多川海夢。やはり魅力的だ。
整った容姿に咲き誇る笑顔。いや、愉悦か。
五条新菜も見惚れてしまうだろう。素敵だ。
「ふぅ……ああ~~スッキリした!」
「身も心もスッキリしたみたいね」
「うん! ジュジュサマありがと!」
大丈夫。あなたはきっとその恋を実らせる。
【その着せ替え人形は尿をする】
FIN
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2023/09/02(土) 23:39:53.03:eQ+p4CdvO (6/7)
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糞ちんかす怪文書
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