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遭難してた女を見棄てたら結婚する事になった。第一印象は最悪だったけど今では...


584: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 20:34:05.17

つづきます。 

嫁に好きと告白してプロポーズOKもらってからも二人の間は良好だった
以前より変わった点は
週末に嫁が炊事洗濯すると言ってウチに来る機会が増えたことで
嫁両親にも特に何も言われず二人なりの時間を重ねていった。

パンツ脱ぎの人達の期待に答える展開になりかけた事もあったが
嫁が結婚まではという考えの女性だったので尊重した。

嫁との関係も良好でプロポーズもOKシてくれたけど
ご両親には付き合ってると報告しただけでまだ伏せていた。
冬から春へ季節が変わり俺もそろそろ身を固めようと思い始めた

もう一度、嫁に気持ち確認すると怒られた。
何度も聞かなくても変わらないからと、確かにそんな嫁がますます好きになった。

嫁に近い週末、自宅へご両親に挨拶にいきたいと伝えるようお願いした。
嫁「いよいよですか?」
俺「うん」
嫁「ドキドキしますね」

俺「親父さん怖い・・・・」
嫁「今更??」
俺「大丈夫、ちゃんとお願いする」
俺「都合の良い日を聞いてもらえる、俺が両親に話あるって」
嫁「わかりました、ドキドキするね」

嫁は気楽だった、
俺は慣れたとは言え親父さんから怒鳴られるのは間違いないとびびってた。
すぐに嫁から電話がかかってきた。
嫁「伝えたよ、あのね・・明日来いってお父さんが」
俺「明日??気持ちの準備が」
嫁「なんか苦虫噛み潰してる顔?だったよ」
俺「こえーよ」

嫁「お母さんはね明日の料理盛大にしないとって買い出し言ったよw」
俺「ありがたい話だね」




587: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 20:43:56.54

つづきです。

明日、訪問する時間確認して急いで床屋で髪の毛切って
スーツ引っ張り出して靴が古ぼけてたので靴買いに行って
嫁家へのお土産とか買いにいって慌ただしくその日が過ぎた。

翌日、今までの人生で一番緊張して迎えた朝だった。
嫁ご両親が昼頃に待ってるということでスーツを着て身支度整えお土産もって家を出た。

運転中からのどが渇いてお茶のみつつ嫁宅へ向かう
嫁宅到着、何度もお邪魔してるけど今回は緊張の度合いが違う。。
チャイムを鳴らすと普段よりちょっとオシャレ?した嫁が笑顔で迎えてくれた。
遅れて母親が迎えてくれた、母親もちょと小奇麗な感じの服装で
否が応でも今日が何の日か嫁家族も分かってるようだった

俺「今日はお時間割いて頂きありがとうございます。」
嫁母「な~にそんな改まっちゃって、スーツ姿も悪くないわねw」
嫁「ねっ、似合うって言ったとおりでしょうw」

俺の緊張とはまったく関係なくこの母娘はいつもマイペースだ。

俺「あの親父さんは・・・」
嫁母「それがねぇ、今朝になってから窯場行くとか言い出してw」
俺「ご不在ですか?」
嫁「ううん、いるよ。私とお母さんで居間に押し込めてる」
俺「あっ、そうなんだ」

俺「それではお父さんとお母さんにお話があるので宜しいでしょうか?」
嫁母「いよいよね。ドキドキするわw」
この嫁母はどんな時もいつもマイペースで
この人だから親父さんと上手く行ってるんだとホント思う。
嫁母「おとうさん、俺君よ~」




589: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 20:50:59.26

窯場行くワラタ





590: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 20:56:31.43

つづきます。

嫁母に先導され居間に入る、当たり前だけど親父さんいた
普段と違いスーツ姿の俺を睨んでフーっとため息ついたのが今も記憶に残ってる。

親父さん=嫁母
俺=嫁

という感じで向かい合って着席、俺が持参した手土産を渡そうとすると親父さん
親父「何だそれ?」
俺「つまらないものですけどお茶菓子です」
嫁母「そんな気をつかわないでいいよのw」
親父「けっ」

俺、嫁、嫁母 VS 親父の雰囲気になってきた。

親父「んで、今日は何のようだ?スーツに合わないな」
嫁・母「似合ってるじゃないw」
親父「けっ」
親父「だからなんだよ改まってよ」
俺「はい、娘さんとおつ・とと・・・・お付き合いさせて頂いてます」
親父「知ってるよ、だからなんだよ。」

俺「はい、お付き合いしていますが嫁さんにプロポーズしてOK頂きました。」
俺「今日はご両親にその報告と嫁さんとの結婚を許して頂きにきました。」
俺「・・・・・・未熟者ですがお嫁さん幸せにしますので結婚させてください」

俺、たちあがってご両親に頭さげた
となりにいた嫁も立ち上がって俺の手をにぎって頭さげた・・・

沈黙が続く・・・・生きた心地がしない。




591: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 21:03:10.76

親父(笑)




592: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 21:11:13.37

沈黙が続くなか親父さんが口火をきった

親父「まっ、二人共座れ」
俺・嫁着席
親父「嫁、お前はこいつでいいのか?」
嫁母「お父さん俺君に失礼でしょう。」
親父「嫁に聞いてる」
嫁「はい、私は俺さんの嫁になります」

母親、涙腺崩壊

親父「お前は?嫁でいいのか?」
俺「はい、嫁さんと結婚させてください」
親父「幸せにできるのか?」
俺「贅沢はさせられないけど幸せにします」

親父沈黙
嫁・母涙腺崩壊中 すすり泣きと鼻水すする音が聞こえる

親父「お前の幸せって何だよ」?言ってみろ」
俺の欲しい幸せは・・・俺の欲しい幸せは・・

俺「俺の幸せは嫁と子供と楽しく生きていくことです」

親父「それがお前の幸せか?」
俺「はい」




598: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/05(土) 21:24:11.59

つづきます

俺「俺の幸せは嫁と子供と楽しく生きていくことです」
親父「それがお前の幸せか?」
俺「はい」

嫁・母大号泣、つられて俺も涙目

親父さん目瞑って思案中??

親父「俺、嫁が生まれたときは絶対幸せにしてやるっておもってよぉ」
親父「母ちゃんと一緒に一所懸命に働いて子育てしたよ、
だから嫁の婿も簡単に認めるつもりもなかったしよぉ」
親父「変な男は絶対許さないつもりで
嫁には嫁にふさわしい婿探して結婚させるつもりだったのによぉ・・・」

ちょっと沈黙してお母さんの肩たたいてから

親父「母さんやっぱり俺たちの嫁だよな。。。嫁にふさわしい婿自分で捕まえてきたよ。」
親父「仕方ないよな、仕方ないよな。
嫁が選んだのコイツなんだから文句つけようないもんな」

俺もうこの辺で号泣寸前、嫁母は親父さんの手にぎってウンウンいって
嫁はもうずっと泣いてる

親父さん俺をみて
親父「ふつつかな娘ですが一所懸命育てました、どうぞ宜しくお願いします」
って頭さげた
俺もう号泣と鼻水で過呼吸ってくらい息苦しい
俺「あり・・あり・・ありがとうございます」って言うのが精一杯だった
その後、4人ひとしきり号泣タイム




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