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遭難してた女を見棄てたら結婚する事になった。第一印象は最悪だったけど今では...


452: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 20:29:55.12

つづきます

その後、連絡先交換した俺と嫁の間が急速に進展した・・・・という流れにならなかった。
俺メール苦手だしメールのきっかけないとメールできないタイプ
嫁は俺からのメール待ってる、きっと忙しいんだなと気遣うタイプ

連絡先交換して俺から連絡することなかった早朝出勤、
深夜帰宅で家にいる時間帯だと嫁は休んでる
メールで気の利いたことも送れない、ヘタれにはメールのハードルが高かった。

連絡先交換から1週間くらい経過して嫁から週末に電話きた。俺すぐにとる

嫁「もしもし俺さんですか?○○です。」
俺「はい、お久しぶりです」(俺は浮かれてた)
嫁「あの、いつ撮影にいくんでしょうか?
忙しいなら忙しいって言ってくれればいいのに」(若干怒り気味)
俺「すみません、電話しようとしたんですけど早朝出勤、深夜帰宅で電話かけるタイミングが」
嫁「メールという便利なものがあります」
俺「おっしゃる通りです、すみません」

嫁、怒ると怖いとこのときに認識した。

嫁「今日はおやすみなんですか?ご自宅ですか?」
俺「ええ~、久しぶりに休みで洗濯してました。」
嫁「俺さん一人暮らしですか?」
俺「そうです。実家住まいだけど両親は他界してるので」
嫁「あ!ごめんなさい」
俺「いえいえ、もう何年も前ですから」
ーーーーーーー沈黙ーーーーーーーーーーー

嫁「今日はこれからご予定ありますか?」




454: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 20:40:38.76

つづきます

嫁「今日はこれからご予定ありますか?」
俺「いえないですよ、洗濯したらフリーです」
嫁「じゃあ、買い物一緒にいきませんか?そのときに撮影の打ち合わせできますか?」
俺「大丈夫です、じゃあ時間決めて待ち合わせしますか?何時頃がいいですか?」
嫁「じゃあ、時間決めたらまた電話するのでそれでもいいです?」
俺「OKです。」

その後、数分もせず嫁から電話きた
午後三時頃にとあるアウトドアショップに行きたいとの事

俺「じゃあ、店の駐車場で待ち合わせでOKですか?」
嫁「・・・・迷惑でなければ迎えとかお願いしてもいいですか?」

俺の脳裏に今日は週末>週末は休み>休みは自宅に親父いるはず 
が鮮やかに浮かび上がる

俺「・・・・・無言」
嫁「私、俺さんがなに考えてる分かりますよw。父のことでしょう?」
俺「あはははは。まぁ確かに」(乾いた笑いしかでない)
嫁「さっき俺さんと買い物行くって両親に言ったんですよ」
俺「・・・・・・無言」
嫁「そしたら父が買い物終わったら俺さんウチに呼んでご飯食べようって」

あの親父と飯を食う???飯なんか喉通るわけない、無理、絶対無理
無言でいる俺を察した嫁が無理なら断りますか?と助け舟だしてくれた
けど、嫁と今後さらに親しくなるのに親父の存在をスルーはできない。

週末の嫁との楽しい時間が罰ゲーム開始までのカウントダウンみたいになってきた。




459: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 20:55:28.86

つづきます

嫁との買い物後に嫁宅でご飯を一緒。。ハードルが高い
普段から1人で飯食ってるから家族の団欒とか忘れてるところあるし
気の利いた会話できないし
嫁父なら気に入らなければ茶碗投げつけてくるかもしれないし、でも食事頂くことにした

「嫁父と俺」書かせて頂きます。

2時半くらいに記録を頼りに嫁自宅前に到着、嫁に電話する、嫁玄関から出てくる
ご家族と一緒に・・・・聞いてないよ。。。 慌てて車から降りて外にでる。

嫁「こんにちは。すみません迎えお願いしちゃって。」嫁は元気だ
嫁母「ご無沙汰してます、その節は娘助けて頂いてありがとうございました。
お元気でしたか?」にこやか
俺「はい、こちらこそ過分な贈り物いただき返礼もせず失礼いたしました。」
嫁父腕組みして無言・・・・怖い・・・やはりヒグマのような威圧感醸し出してる

俺、嫁父に向かって会釈「その節はお騒がせいたしました。」
嫁父「おう」

怖いよ。。。
現場仕事にでると口や手の荒い人達も多くて慣れてるつもりだけど嫁父は別格
怖さの次元が違う。

俺「今日は晩御飯にお招きいただきありがとうございます。」会釈
嫁母「何にもないけどゆっくりしていってね」嫁母は終始にこやかで笑顔が嫁とそっくり
嫁父「お前、一人暮らしか?」終始腕組み
俺「はい、そうです」
嫁父「・・・・・・無言」終始睨む、怖い

嫁「俺さんそろそろ行かないと」嫁の助け舟がありがたかった。
嫁「じゃあ、行ってくるね」 嫁と俺、車にのって自宅前から脱出成功!





462: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 21:13:02.93

つづきます。

嫁と車で嫁自宅脱出後に俺おもわず「こえぇ~」と口にだした。嫁吹き出す!
嫁「俺さん上出来だと思いますよ、前に私捨てた元カレなんか
玄関で挨拶しなかったら怒鳴られました」
嫁「俺さんはやっぱり社会人だし責任ある立場の人だからしっかりしてますよね」

あれで上出来なのか?腕組みして終始睨んできたぞ。
発した言葉は「おう」と「お前一人暮らしか」だけ
なにも悪いことしてないのに冷や汗が背中に流れるのが分かった。

目的のアウトドアショップに到着
嫁の目的はシェラフの下見と新しいスノーシューの購入、
前回のでスノーシュー壊れたらしい

嫁物色中、俺物色中、当初から俺たちは買い物するとき別行動することがおおい
目当てのものがあればお互いに意見するというのは今も変わらない

嫁「俺さん、これどうですか?」女性用の小ぶりのスノーシュー
俺「うん、いいんじゃないですか、値段も手頃だし」
嫁「でも、プラスチックなのに1万超えるんですね。結構高い」
俺「アウトドア用品は結構するからね」

嫁「じゃあ、これとジェットボイル買います、俺さんの見てて便利だなぁと思ってたんです」
俺「ジェットボイルはこっちだね」
嫁「あれ?結構しますねw」 俺「うん、それなりにするんだよ」 
嫁「う~ん、予算が」
俺「中古でよければ俺の予備あげようか?、スペアでもうひとつあるから」

嫁「いいんですか?だって高いじゃないですか、タダという訳には」 
俺「いいですよ。良ければどうぞ」
嫁「じゃあ、今度なにか奢りますありがとうございます、えへへ、お揃いですねw」
萌えってこういう事なんだと実感した瞬間だった。




464: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 21:25:23.50

つづきます。

目的の物購入した真っ直ぐに嫁自宅へ行けばいいのだが
時間まだ早いので近くのカフェへ
知り合いの方が施工したカフェで俺には場違いなオシャレ空間

嫁は喜んで店内のアクセサリー見て回ってる
席についてオーダーで嫁の面白い面が見れた

俺「珈琲」
嫁「私は抹茶ラテ」
嫁「俺さんは何処にいても珈琲注文する人でしょう?」
俺「良く分かるね」
嫁「珈琲好きなんですか?」
俺「まぁ、そうだけど何処のお店でも飲めるし当たりハズレ少ないから」
嫁「駄目ですよw、旅行とか特別な日は普段と違うもの試してみると楽しいですよ~」

そういうものかな?男女の感覚の違い?

嫁「ウチの父はあんな外見ですけど旅行先では色んなことにトライするんですよ」
俺「それは意外だね。へぇ~」
嫁「私と母の直感ですけど父と俺さん気が合うはずです。何となくですけど」

誤解で殴る相手と殴られて歯三本飛ばされた人間が意気投合するという世界は
どこにあるのだろう?




469: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 22:16:54.00

戻りましたので書き込みさせて頂きます。

続きます。

嫁は俺と嫁父は気が合うはずと言ってるが多分ムリ、
なんというか会話の糸口みつけられない
何か言って爆発されたらたまったもんじゃない。
でも、あの父かたこの娘よく生まれて育ったなぁ・・

カフェではとりとめもない会話で肝心の撮影日の話は全然し。なかった。
それよりも会わないでいた間、お互い何してたかとか今更だけど趣味はとか
そんな他愛もない話ばかりしてた

嫁「そろそろ帰りますか?準備できてると思いますから」
俺「そうですね・・・帰りますか」気が重いけど嫁にすれば失礼な話だよな
嫁「大丈夫ですよ、父が何か言っても私と母は俺さんの味方ですからw」

女性二人に守られる32歳独身男も情けないものがあるが、
いざとなったらそうしようと決めた。
自宅のまでの道は赤点とって母親に怒られると沈んで帰る子供みたいな気持ちだったけど

嫁は変に自信ありげだった 「大丈夫、大丈夫w」
嫁宅に到着、自宅前に駐車させてもらい嫁の後ろから玄関に入る
嫁「ただいま~」
母「おかえりなさい、目当てのもの買えたの?」
嫁「俺さんとお揃いだよ。」 俺冷や汗が流れる。
母「あらあらw、良かったわね」 いまだにあらあらと笑う人を初めてみた気がする。

嫁「じゃあ、私荷物おいてくるので、俺さんは・・居間で待っててください」
俺「そうなるよね・・・そうですよね・・・」
母「ちょうどお父さんもお風呂あがって居間にいるけど」、
「大丈夫今日は何もしないって約束してるから」(小声)

なるほど、嫁のイタズラっぽい茶目っ気はお母さん譲りなんだな、ちょっとほっこりした。




473: 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/11/04(金) 22:30:51.15

つづきます

居間に入ると親父さんがソファに座って新聞読んでた。なぜか作務衣みたいなの着てた
妙に似合っていて頑固職人って感じだった。

親父、新聞読む手をとめて俺のほう見てまた新聞に視線戻す。
俺「遅くなりました、ただいま戻りました。」
親父「嫁は?」 俺「いま自分の部屋に戻られてます」 親父 「ふーん」
親父 ぶっ!とデカイ屁をこく・・・
台所から母親が「ちょっとお父さんお客さん来てるのに無作法でしょう!」と怒る
親父「自分の家で何しようが俺の勝手だ、なぁ?」と俺に話しかける
俺「あはは、そうですね・・・」 

とにかく何が着火点で爆発するか分からない人だから
無難に切り抜けることしか考えてない俺

母「用意できたわよ、じゃあ並べるから俺さん嫁呼んで来てくれる?」
俺「はい」

俺、嫁の部屋知らない ・・・・ 
会ってまだ4回目、まだ正式に付き合ってもいないのに外堀が埋まって行く気がする。
居間を抜けて廊下で「嫁さん~ご飯ですよ~」と何処にいるかわからない嫁に向かって話
それがおかしいのか母親の笑う声が聞こえてくる、親父の声は聞こえない

嫁が二階から降りてくる。
嫁「俺さんごめんなさいおまたせしました。」
嫁「父と話ました?」
俺「親父さんオナラしてたね・・・・」
嫁「また?ホントに無作法でごめんなさい」

ちょくちょく嫁の会話には年に似合わない言葉使いが聞かれるけど
母親の使う言葉と同じだから母親の教育なんだね
尚更、最初のころの生意気な嫁と今の嫁のギャップの差は凄いと思った




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