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ここ最近「県庁所在地クラスの地方都市」が全部没落し始めてる謎現象の原因教えてやるわwwwwwww


38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします(^^) 2023/08/08(火) 22:44:10.655 ID:FGVXLZ4K0

>>35
いま地方都市で起きていることは「拠点の統合」である
さっき郡山市を例に挙げたが、昔は企業の地方支店といえば、福島県なら福島支店、郡山支店、いわき支店みたいな感じに3つあればよいという感じだった。そこが拠点だからだ

しかし平成で磐越自動車道が開通した結果、郡山~いわきは日帰り圏であるから、いわき支店は閉鎖(郡山支店からの出張で十分)となる
その次は福島支店が郡山と仙台に半端に近いので閉鎖。最後に残った郡山支店だって、新幹線使えば東京からも仙台からも日帰り出張できるよねで閉鎖
こういう流れが東北地方全体で起きている。同様に青森なら、青森支店・八戸支店の2つあったものが、東北新幹線の延伸などもあって盛岡支店へ秋田県もふくめた北東北支店機能はぜんぶ統合、あげくに仙台に一本化ということになる

すると「昔なら郡山、福島、いわき、八戸、青森で働いた人材」が仙台に就職するのは当然だろう




42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします(^^) 2023/08/08(火) 22:45:58.836 ID:FGVXLZ4K0

>>38
企業によっては郡山支店の前に会津若松支店や白河支店があったかもしれないし、
青森支店の前に弘前支店、さらには黒石や五所川原支店があったかもしれない




44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします(^^) 2023/08/08(火) 22:50:14.673 ID:FGVXLZ4K0

ここまでは月並みの論評だしなんとなく想像つく人がいると思うが

俺は「東京の劣化コピー」に求められる水準が仙台札幌福岡レベルに上がったのと同時に
「量産系地方都市並みの水準」が、搾取される側の小都市・郡部でも達成できるようになったのも要因として大きいと考える
https://livedoor.blogimg.jp/nwknews/imgs/e/a/ea704db1-s.jpg

たとえば山形市には田舎のオアシスのイオンモールがあるが
いまどきイオンなら山形県内の自治体なら基本どこにだってある

昔みたいに県内にマクドナルドすらなく(モスクワより進出が遅かった)ヤマザワしか買い物する場所がない時代と違い
かつて「山形市だけにあったような全国チェーン」は県内のどこにでもあるということ

つまり仙台や東京レベルの高次元の文化的程度を求めない人がいたとしても
山形市に出るまでもなく、生まれ育った古里の、米沢なら米沢、天童なら天童、庄内なら酒田でも鶴岡でも住み続ければそれでよくなってしまったのだ





48: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします(^^) 2023/08/08(火) 22:54:12.130 ID:FGVXLZ4K0

田舎県における県庁所在地や「県庁所在地クラスの地方都市」は、
県内でもそこにしかない文化資本というものがかつてはハッキリあったのだ

しかし全国チェーンが広まりすぎた結果、
県庁所在地に初出店し、次は県内第二都市・・・とやってるうちに
農村・漁村・離島レベルでもなければ、郡部であってもマクドナルドもイオンもあってそこそこ文明人の暮らしができる風になった
なおかつそこは先祖代々のふるさとであり、宗教の刷り込みみたいな感覚のアイデンティティの置き場があって、それが郷土愛意識にもなっている

俺が見る限り、人口数万レベルの田舎の弱小都市は
昭和後半の炭鉱閉山~平成のバブル崩壊ではほとんど「死の街」だったが
全盛期の戦前世代がみんな死んだ結果、むしろ残された世代は開き直ったように郷土おこしの取り組みを熱心にやってるように見える
シャッター街の片隅に尖ったオシャレなカフェができたり、潰れた映画館の廃墟に人が移住して東京にしかなかったようなミニシアターとして蘇生させたり、無機質でスカスカなだけの県都より楽しいのよ




53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2023/08/08(火) 23:02:23.572 ID:UfzbRO5q0

>>48
>シャッター街の片隅に尖ったオシャレなカフェができたり、潰れた映画館の廃墟に人が移住して東京にしかなかったようなミニシアターとして蘇生させたり、

要するに、前時代的な量産型消費社会の土俵で勝負すると大手ネット通販に負けるから、
「体験型付加価値」重視に転換する方が生き残りのチャンスがあるという定石。




56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします(^^) 2023/08/08(火) 23:06:33.825 ID:FGVXLZ4K0

>>53
https://livedoor.blogimg.jp/nwknews/imgs/5/1/516fd429-s.jpg

台湾の地方都市・台南で日本統治時代の百貨店を当時の風情で復活させたんだ
ただし売り物は服とかではなく、土産物の特産品だったり地元の若い世代のクリエイティブという「観光物産館」的側面が強い

俺はここを観察して「日本の地方都市蘇生のヒントだな」と思った




49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします(^^) 2023/08/08(火) 22:57:35.305 ID:FGVXLZ4K0

それからインターネットの普及が大きい

極端な話、家の近所にTSUTAYAがなくても、サブスク環境さえあれば全世界のコンテンツ入手し放題だ
それまでは東京の八重洲ブックセンターや新宿紀伊国屋に行かなければ見つからなかった本が、いま、Amazonさえ届けば山奥や離島ですら入手可能になっている
ECを使えば、ガソリン代もかからないし重いものを運ぶ必要もない

このインターネットの普及は、過疎地の情報格差や物質格差を飛躍的に向上させ、
同時に「県内過疎地と比べた県庁所在地クラスの優位性」を無にしてしまったのが大きい

郡山市の市街地から人が消えだしたのは2000年代前半で、その後日増しにデパートが閉店しまくったり、商店街はシャッター街からの風俗街になっていき休日昼間でも歩道はガラガラスカスカで駅に集まる路線バスは空気輸送になった
これ、インターネットの普及時期と一致するんだよね(ちなみに郡山にはいわゆる「イオンモール」はない)




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