勇者「くっ、アバラが2、3本イッたか!」魔王「ククク…私は5、6本だ」勇者「何ッ!?」→結果
135: 2020/01/02(木) 03:42:14.257 ID:dBQI1tVh0
魔王話せばわかるやつっぽいのに
136: 2020/01/02(木) 03:42:42.005 ID:xMjUn9BLa
勇者「だから俺はあの技からは逃げない。もともと、そんな気持ちでいたら魔王になんて勝てっこなかったんだ」
女神『でも…!』
勇者「だから、たとえアバラが5、6本折れてたって。今も痛くて涙が出そうだって、立ち向かわなくちゃならないんだ」
女神『どうして、そこまで……』
勇者「……女神様、最初に言ってくれただろう」
勇者「俺は、人間の中でも魔王を倒す役目を持った者」
勇者「数ある人の中でも随一の勇気を持つ者」
勇者「──それが、たかがアバラの全てを失うのを恐れてどうするって言うんだ」
女神『!』
勇者「俺は、勇者だから」
勇者「行ってくるよ、女神様」
137: 2020/01/02(木) 03:43:05.584 ID:xMjUn9BLa
魔王「ではな、勇者よ。我が最強の技で死ぬが良い」バチバチバチバチ!
勇者「……ッ!!」
カッ!!
スドオオオン!!
139: 2020/01/02(木) 03:46:13.485 ID:xMjUn9BLa
パラパラパラ…
魔王「……終わったか」
魔王「ぐっ!」ズキッ
魔王「まさかこの私がここまでアバラを持っていかれることになるとはな」
魔王「……勇者。得難い強敵であった」
魔王「……」
140: 2020/01/02(木) 03:48:21.756 ID:mQR7gVx6a
くるぞ くるぞ
141: 2020/01/02(木) 03:48:33.135 ID:xMjUn9BLa
…ジャリッ
魔王「……むっ!?」
勇者「…………」
魔王「勇者…立っているだと!?」
142: 2020/01/02(木) 03:52:16.640 ID:xMjUn9BLa
魔王「貴様、あの技を受けて、まだ……!!」
勇者「……」フラフラ
魔王「尚更生かしてはおけん。これを受けて立っていた者など、未だかつて一人も許したことは……」
勇者「……魔王」
魔王「!」
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