1: 影のたけし軍団 ★ 2023/07/30(日) 12:45:18.79 ID:??? TID:gundan
地球温暖化が問題になっていることは広く知られているが、実際にどれほど深刻な状態なのかを理解している人は少ない。
2020年に東京大学などが行った国際会議「東京フォーラム」では、「私たちが地球を守るために残された猶予は残り10年しかない」と専門家が警鐘を鳴らした。
このまま温暖化が進むとすれば、いつ地球に住めなくなってしまうのだろうか。
ジャーナル誌『Nature Sustainability』で発表された論文によると、現在住んでいる場所に住めなくなる人は2100年までに約20億人にのぼると予想されている。実は、気候変動により、すでに6億人以上がかつて住んでいた地域に住めなくなっている。
2015年の国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で策定されたパリ協定では、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて「1.5度」に抑えることが努力目標として掲げられた。これを達成できれば、どのような世界が待っているのだろうか。
東京大学の記事によると、パリ協定の目標である「1.5度」に温度上昇を抑えることができれば、前例のない暑さにさらされる人口は最大で5分の1まで減少する。
しかし裏を返せば、目標の1.5度まで温度上昇を抑えたとしても、約4億人が強制移住になる可能性があるということになる。特に熱帯地方では気温がすでに高いため、温暖化によるさらなる気温上昇によって、住めなくなったり、感染症や精神疾患が増加したりするだろう。
東洋経済オンラインの記事によると、最悪の場合、日本は2100年には熱帯化する。夏の東京では昼間に40度を超えることが当たり前となり、夜もほとんど30度を下回らなくなると言われている。
日本人の主食であるお米は栽培できなくなり、関東や近畿で熱帯の果物であるバナナやパイナップルの栽培が適するようになる。このまま温暖化が進んでいくと、異常気象が頻発するようになり、食料危機が発生するリスクが高まる。
食料不足になれば、食べ物を奪い合うために戦争が起こる恐れもある。特にアフリカでは、最大で耕作地の90%がダメージを受け、1人あたりの食料は15%減少すると予想されている。
1995年、世界銀行環境担当副総裁は「21世紀は水をめぐって戦われるだろう」と警告した。食料不足も深刻だが、水不足はそれ以上に深刻な問題になるかもしれない。すでにアフリカでは、気候変動により2億5000万人が水不足に直面している。
アジアでも水不足のリスクが高まっており、世界で利用できる水の量は現在の3分の2まで減少する見込みだ。
私たちにできることは、マイボトルを使ってペットボトルを買わないようにしたり、カーボンニュートラルな商品を積極的に選ぶようにしたり、あきらめずに小さなエコからコツコツと取り組むことだ。
世の中には「2100年の話だから私には関係ない」と考えている方が多いかもしれないが、私たちひとりひとりの今の行動が未来をつくる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f534f1da0f24dea86d4d1fceaf950979ee16b0c3