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後味の悪い話『妻は料理もお菓子作りも得意』


154: 本当にあった怖い名無し 2017/12/04(月) 11:43:03.67 ID:bTHzZBBs0

米フロリダ州の病院に意識不明の男性患者(70)が緊急搬送された。
しかし、医師たちは彼の胸元を見て動揺することに。

なんと「蘇生処置は行うな(DO NOT RESUSCITATE)」と明記されていた。

身元不明のため本人の意思を確認することもできず、病院関係者は頭を悩ませることに。

「はっきりしない状態なので当初は蘇生も考えてはいました」と医師。
だが本人の署名入りタトゥーを無視できず、倫理コンサルテーションチームの判断に委ねることにした。

倫理コンサルテーションチームが下した判断は、患者のタトゥーに敬意を表すべきというもの。
タトゥーは本人の希望を体現するものであり、それゆえ蘇生は患者の意思とは反するものだと結論づけた。

この決断が下された直後に身元を特定。男性は文書でも「蘇生処置拒否」を示していた。
患者はその夜、本人の希望通り、蘇生されることなく息を引き取った。




161: 花のように可憐な彼女1/2 2017/12/05(火) 03:37:31.31 ID:7Hb5YR990

最近読んだラノベ、魔女の旅々が結構後味悪かった
このラノベは基本一話完結で、主人公の魔女イレイナが国から国を渡って人との出会い別れを繰り返す物語で、大体キノの旅のファンタジー版みたいな感じ

魔女イレイナがその日、旅の道すがら通りかかったのは、森の中にある綺麗な花畑だった。あまりに美しい光景に見惚れながら花畑の上を飛んでいると、その真ん中にひとりの少女が座り込んでいるのが見えた。
イレイナは「ここを管理している人ですか?」と尋ねるが、少女は「ここは誰にも管理されていない」と笑う。
人の良さそうな少女はイレイナに興味を示し、世間話に花を咲かせる。イレイナも悪い気分はしなかったので、少女と談笑にふけった。
ほどなくすると、少女は「この近くに小さな国があるから、そこに花束を届けて欲しい」と頼みながら、自分の上着でくるんだ花束を手渡してくる。
この花畑の美しさを人々に教えてあげたいのだと目を輝かせる少女に、イレイナは了承する。
結局、イレイナと少女はそのまま別れた。
花畑の真ん中で手を振り続ける少女をにわかに不審に思いながら、イレイナは近くの国へと訪れた。




162: 花のように可憐な彼女2/2 2017/12/05(火) 03:38:46.84 ID:7Hb5YR990

近くの国の門番は、花束を持ったイレイナが訪れると露骨に顔をしかめた。この門番は非常に態度が悪く、イレイナも男に対して苛立ちを募らせていった。
イレイナが男と揉める寸前のところで、ベテランの門番が間に入り、若手の男を門番の仕事から外した。
ベテランは「あいつに悪気はないんだ。許してやってくれ」とイレイナに詫びる。聞けば、若い門番は近頃、妹が行方不明になっており、どこに行ったのか消息が掴めないことに焦りを感じていたのだという。
事情が明らかになったところでようやく入国できるかと思えば、しかしベテランの門番は「その花束を持っていては入国できない」と首を振る。
イレイナが手渡された花束は、魔法使いにはなんの影響もないが、普通の人間にとっては猛毒であり、花束に触れただけで正気を失ってしまうのだという。
事実、ここ最近、花束を渡されて正気を失い、行方不明になる事件が多発しているという。
イレイナは仕方なしに花束を燃やして入国する。

後日、花束を渡してきた少女のことが気になり、イレイナは花畑に戻る。
そこには少女と、態度が悪かった門番の男がいた。
少女はすでに人の姿をしておらず、下半身は葉と茎になり、体は緑に変色しかかっていた。また、その傍の男(兄)は、昨日までの態度がまるで嘘のように穏やかな表情で、少女を愛でていた。
少女と男は既に花畑の一部になっていた。
森の中にある美しい花畑は、狂わされた人の命で出来上がっていたのだった。





175: 本当にあった怖い名無し 2017/12/06(水) 20:10:34.98 ID:qMjsyOjj0

諸星大二郎の短編漫画「食事の時間」

近未来。主人公は上流階級の子供・折場強=オリバ.。ある日、オリバの父が破産&自殺。母はオリバを見捨て逃亡。
オリバは単身、下流民が暮らすスラム街へ。スラム街へ踏み入ったオリバは、即スラム街住民に身包み剥がされ、衣服を「食わ」れてしまう。

その時代、世界は人口爆発に伴う慢性的な食料不足にあり、上・中流民しか食料が配給されず
下流民は、消化を強化する微生物”虫”を植えつけられ、上・中流民が廃棄する、古着・廃品のゴミを主食としていた。

スラム街に適応すべく街で知り合った少年と、その兄貴分と共に”虫”を授かる為「生化省」へ赴くオリバ。
が、受付手続きの隙をぬって省の最深部に進入する兄貴。兄貴は省の人体実験の噂を知り、その真相を追求するため同行・潜入したのだった。

省の深層で一行が見たのは、スラム街住民を使った人体実験の惨状。しかも、その深層の実験室で科学者・官僚が会議していたのは
保護ケースで眠る子供を実験台に、強化した”虫”を植えつけることで、下流民に上・中流民の排泄物を食料として供給する会議だった。

それを聞いた兄貴は激怒。部屋に乱入し大暴れ。
その過程でコントロールパネルを破壊、省の放射線炉が暴走。結果体内の”虫”が異常繁殖して、アメーバー状に融解する兄貴。
その最中ケース内のパンにつられ、手を伸ばすオリバ。異常を察知した少年にケースに押し込まれる。直後融解する少年。
融解した二人は、同室内の人間を異常暴走した食欲で取り込み消化し始める。異常は省内だけではなくスラム街全土にも。
スラム街全住人は融解し、やがて導かれるように融合し始める。
同時刻、上流階級区域のレストランで給仕として働くオリバ母。彼女が目にしたのは、口々に空腹を訴えながら進軍してくる
スラム街民が融合した、超巨大な肉塊だった。

ケースの中で夢中でパンを貪るオリバ、ふと、俵で眠る子供に気付きパンを置き謝る「ごめんね・・・」
”現在の世界総人口 四十五臆・・・” というナレーションでEND。

本作が発表されたのが1978年。最近「忖度弁当」とかいう某コンビニでの大量廃棄ニュースを知ったのでカキコ。




184: 本当にあった怖い名無し 2017/12/07(木) 15:44:17.19 ID:myHWVO2P0

家族が認知症になったという話へのレスだが読んで凹んだ





594 :名無しさん@おーぷん :2017/12/05(火)16:17:07 ID:???
泣きそうな流れね
婆の話はちょっとグロテスクかもしれないわ



婆の母も認知症になったんだけど、10年近く飼っていたうさぎを締めてしまったの
「弟にお肉食べさせてあげるの」ってニコニコ笑っている母を見て、どうか正気に戻りませんようにと祈ったわ
締めてしまったうさぎは母が本当に愛していた子で、母を見ると走って行く子だったの




186: 本当にあった怖い名無し 2017/12/07(木) 20:40:57.58 ID:9bBBSX8B0

>>184
誰も悪意は無いのに物凄く辛いな。ある種の胸糞




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