【2/2】初対面で「めっちゃかわいーw」と言われた事で嫌いになった女子に告白した話。その出会いは中学1年の時で…
422: のび太 2013/10/13(日) 23:44:31.28 ID:SVEkZ8SCi
ここで俺はふと思った。
俺はいつから山口をライバル視していたのだろう。と。
マクドで未来の彼女宣言された時だろうか。
一生懸命チワとダンスの練習をしていた時だろうか。
2人じゃれあって帰る姿を後ろから見ていた時だろうか。
親友からライバルへ。
よくドラマやアニメである展開が俺の目の前で起きていた。
まるでフィクションのようなリアルがそこにあったのだ。
でも俺はドラマの主人公じゃないから、
マンガの中のヒーローじゃないから、
この状況を打破出来なかった。
だから俺は悩んでだり、苦しんだりしていた。
そんな苦しい状況から抜け出すために俺はいつしか
ライバルを作るようになった。
見えないをなにかに葛藤するより、
近くにいる見える敵と戦う方が
よっぽど楽だったからだろう。
423: のび太 2013/10/13(日) 23:47:34.22 ID:SVEkZ8SCi
そして、必然的にライバルは山口となった。
俺はチワに告白することと同時に山口に勝つということを
目標にしていたのかもしれない。
俺はこの時そんな自分が嫌いになった。
今まで山口は俺のことや仲間のことを第一に考えていた。
でも俺はそんな気持ちよりチワを優先していたのかもしれない。
そう思うと自分が怖くなった。
424: のび太 2013/10/13(日) 23:52:08.51 ID:SVEkZ8SCi
そして、必然的にライバルは山口となった。
俺はチワに告白することと同時に山口に勝つということを
目標にしていたのかもしれない。
俺はこの時そんな自分が嫌いになった。
今まで山口は俺のことや仲間のことを第一に考えていた。
でも俺はそんな気持ちよりチワを優先していたのかもしれない。
そう思うと自分が怖くなった。
425: のび太 2013/10/13(日) 23:54:41.41 ID:SVEkZ8SCi
のび太「ごめん」
俺が今まで言ってきた中の最大の”ごめん”だった。
ただただ申し訳なかった。
山口「なにが?」
のび太「いや、なんかもうごめん」
山口「なんでだよw」
のび太「先に告白したし…」
その先は言葉に出来なかった。
言葉にならないほどの思いがあったからだ。
山口「なんで謝るんだよw」
のび太「なんか抜け駆けみたいなんなったし」
山口「いいよ、ちゃんと言ってくれたから。それに」
山口「俺も今日告白する。」
426: のび太 2013/10/13(日) 23:59:50.78 ID:SVEkZ8SCi
と言った。
でも俺は至って冷静で
のび太「そっか、どこで?」
山口「わかんないけど、呼び出して」
のび太「そっか、オッケー」
そう言って俺はその場から立ち去った。
やがてチワはいつも通りきたが俺はなかなか話せず、
結局その日の授業中は一言も話せずにいた。
429: のび太 2013/10/14(月) 00:21:35.00 ID:fU5qJDbHi
放課後
山口はチワを呼び出していた。
会話内容はあとから山口に聞いた。
山口 「あのさ」
チワ 「なに?」
山口 「もしかして気付いてたかもしれないけど
俺チワのこと好きなんだ」
チワ 「うん」
照れて俯くチワ。
山口 「だから付き合ってほしい」
少しばかりの沈黙があり、そしてうつむきながら
チワ 「ありがとう、でも知ってると思うけど昨日のび太にも言われてて、
ちょっと考えさせてくれる?」
山口 「わかった」
430: 名も無き被検体774号+ 2013/10/14(月) 00:28:50.04 ID:Bmj3BOdj0
チワはどっちを選ぶんだろう…
この記事を評価して戻る