『私って可愛い!』と思ってたが、第二次成長をむかえると激変し、カーストの底辺に堕ちた。ノリノリで撮った卒業アルバムを開くとそこには…
88: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)12:32:56 ID:wB5iv2oLO
酒を飲んでいたので完全に忘れていました
ID変わりましたが>>1です
本当にすみません
遅くなってしまいましたが再開します
絶望を胸に中学に進学することとなった
中学は今までと違い、周辺の村や町の小学生が隣の市の大きな中学に集められるので、同窓は半分ほど同じ中学に進むとはいえ、新たな環境でのスタートとなる
同じクラスにはYちゃんがいたためにデブスが孤立することはなかった
ちなみにYちゃんは美少女だけどちょっとオタクで大人しい子だったので高学年からは私と仲が良かった
89: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)12:41:18 ID:wB5iv2oLO
Yちゃんは新しい環境でも当然モテた
大人しいため、人気者!という感じではなかったが男子だけでなく女子からもなんとなく特別扱いされていた
しかしYちゃんは人見知りなため常に私とくっついており、話しかけられても恥ずかしそうに私の巨体の影に隠れるように緊張していた
そこで利用されたのが私である
まずデブスの私に取り入ることでYちゃんの警戒心を解こうとする男が続出したのだ
そうとは気づかず第二のモテ期キターーーーーーー!!!!とウキウキだった哀れな竹山は、驚くことにまだ自分のことを少しは可愛いと思っていたのだ
むしろYちゃんと常に共にいたことで自分も美少女の仲間入りをした気分に戻っていた
91: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)12:48:09 ID:YYx4kvxlS
きたーww
92: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)12:49:36 ID:6lgwHsz3Y
私の脳内ではすっかりクラスの美少女ツートップになった気分だった
Yちゃんと話したい男は全て私に話しかけてくるのだから仕方ない
その中には私とYちゃんが当時ハマっていた「家庭教師ヒットマンリボーン」のキャラクター、雲雀さんに似ている男の子もいた
オタク気味だったYちゃんに色々とマンガを借りていた私は、雲雀さんに一目惚れしていたためまんまとその男の子に恋をした
雲雀さんというキャラクターは「噛み殺すよ」という決めゼリフみたいなものがあったのだが、私は教室の片隅で甲高い声で「まじかっこいい…噛み殺されたーい!!」などと叫んでいた
デブスのうるさい声を聞かせられてクラスメイトはさぞイライラしたと思う
しかしYちゃんが隣にいるため怒鳴られたり舌打ちをされることは一度もなかった
93: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)12:53:58 ID:AptsvKBAI
都会では逆が多いよな
自分の事ブスと思ってる地味清楚系可愛い子
94: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)13:02:26 ID:6lgwHsz3Y
Yちゃんは男性にはあまり興味がないようだったが、私の恋を応援してくれた
だが私が、告白しようかなぁ…☆と仄めかすとそれはちょっと早いかも…と毎回止められた
今思えば完全に私と話すのを面倒臭がり直接Yちゃんと話したがっていた雲雀くんの間に無理やり私が入っていき嫌々会話するその様子から、Yちゃんは私に勝機がないことを悟りストップをかけてくれていたのだ
しかし私はこれを「Yちゃんも雲雀くんが好きなんだ」と勘違いし、女の友情と恋愛の間で迷うYちゃんの気持ちを思い、二人が悲劇のヒロインになったようで酔いしれていた
95: 名無しさん@おーぷん 2014/09/23(火)13:25:47 ID:13OD0QlRD
おもしろいなお前
この記事を評価して戻る